はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

ついにビリっけつです ジャンプ感想26号

2005年06月06日 02時54分50秒 | WJ感想2005
新たな世界の扉を開かん!TODOROKE春雷!
と、いう微妙に垢抜けない感じのキャッチフレーズで始まった新連載ラッシュも、今週より始まった「切法師」で一段落致しました。
ちなみに、前回の新連載ラッシュでは「ユート」・「ネウロ」の2作品がスタート。そのときのキャッチフレーズは「この衝撃は初体験!!飛び込め新世界」というものでした。
そっかぁ…。「ユート」と「ネウロ」は既に新世界で、今度の3つはこれから新世界の扉を開けるのね。
だから既視感を感じるのね。なんか3つとも目新しいモノのない仕上がりなのは編集部も承知の事実だから仕方ない。今後新世界の扉を開いてくれると期待しましょう。
さて、今週の感想は「祝!大型新連載揃い踏み!!どっちのWJショー」と題して書いて見ます。新連載三作品と、先輩連載陣をムリヤリ対決させてみようという試みです。
対戦カードは私の気まぐれでございます。さぁ行ってみましょう!意味も無くデュエル!
…とはいえ、まずは感想から…。



***新連載・切法師***

最近の漫画は「主人公がイキナリ強い」というパターンが多かったので、第一話で強くなる過程を描いてくれた事が非常に好印象です。
舞台設定は戦国時代の日本で良いのかな?1580年(天正8年)の日本と言えば、戦国時代真っ只中。実在した武将なんかも出てきたりするんでしょうか。信長は出る、きっと。間違いなく。
この世の森羅万象に取り憑いて悪をなす“鬼”を退治するのが、切法師の役割だそうですが、ちょこっとややこしいの“鬼”の設定。
人や物に憑依して悪さをする鬼・・・実体を持たない煙の様な妖怪。その本体が業煤徒(ゴウスト)
これがちょっと分からない。煙の様な“鬼”の中に、さらに“業煤徒”が居るって事なのか?

憑かれた人や物 → 鬼
その鬼を切って出てくるのが業煤徒

第一話の描き方だと、こういう解釈になりますけれども…。
業煤徒云々の設定は、なんだかややこしくなるですので、「鬼=業煤徒」で一本化すればいいじゃない!だって業煤徒ってダサすぎるし!
「世に仇なす異形の者を誅する特別な力を持ったヒーロー」という設定が使い古されてしまっている以上、いかに読者を惹きつける事が出来るかどうかは「敵の設定」に懸かっていると思うのですよ。
そこで“鬼”という定番中の定番を敵に据えたのは良いとしても、他との違いを出そうとした結果が「業煤徒」というのは、どうにも今ひとつ。
でもまぁ、この世のあらゆる物に憑く、という広義の設定ですのでバリエーション豊かな“鬼”が登場してくれると期待致しましょう。素材は素朴でありふれていても、調理次第で絶品となりますものね!
主人公の倫太郎がとっても優等生タイプで今どき逆に珍しい。大先生や姉上の愛情に育まれ、まっすぐに成長したんでしょうなぁ。この3人のやり取りは微笑ましくて良いです。
実は扉絵の時点では、姉上の事、だと思っていました。人の良い市丸ギンみたいとか思ったの。ごめんね姉上。決してまっ平らだから間違えた訳ではないのよっ。
第一話の時点は、良くも悪くも平凡。登場するキャラクターもみんな「良い人」で悪人が出てこなかったしなぁ。
というか、中島先生には「悪人」が描けるのだろうか?こんなにホンワカしたキャラクターばかりだと、それがちょこっと心配です。

そして、この「切法師」と対決してもらうデュエリストは…
舞台裏のNEC花子さんもちょこっと言ってらした、「ワンピースを彷彿とさせる第一話。」というキイワード。
そう、冒険活劇といえばWJが誇る金字塔「ONE PIECE」!!
新入幕早々、横綱との取り組みで勝ち目はあるのか!?
勝負の行方はONE PIECE感想の後です!


***ONE PIECE***
とりあえず、ガッカリ2連発。
Tボーン大佐のお間抜けぶりにまずは1ガッカリ。良い人だったのに…ご愁傷様。
そして、サンジとの料理人対決を期待されていた第4車両の給仕人・ワンゼ。
まさかこんなヤツだったとは…!
予想だにしていなかったキャラクターの登場に、度肝を抜かれるも、この拭い切れないガッカリ感は何?
鼻からラーメンって、海軍の皆さんはコイツの調理法を知った上で給仕人に任命したのか?嫌過ぎる!!CP9の皆さんも食べちゃったのか!?
もうダメ。CP9のクールなイメージが台無し!!「鼻から出たラーメンを食っていた」という事実だけで格付けが大幅にダウンですよ。所詮スパンダムごときの部下だったと納得しちゃいますよ。
海列車バトルはとことんコミカルに進行していく様子でございますので、勢いにのってCP9もお笑い担当になってしまえばいい。
前方の車輌に進む毎に、強くなっていく。じゃなくて、バカになって行くのが正解だったらどうしよう?
終着点はエニエスロビーのスパンダムだし。その時点で何かがガッカリ。
でも、最後のコマのワンゼさんには、得体の知れない怖さがあるね。バトルでは鼻からラーメン出さない事を祈ります。鼻毛も出すなよー!!


さて、お待たせしました!実は誰も待っては居ないかも知れない運命の対決っ!!
切法師 vs ONE PIECE
この2つには、物凄い共通項があります。
それは…

主人公の腹筋がマッチョネス!!

まずは期待のルーキー、倫太郎の腹筋がコレ↓


ベビーフェイスに似合わない、マッチョな腹筋!!もちろん6つに割れてます。


そして王者の貫禄、ルフィの腹筋はコレ↓


スレンダーボディなのに、腹筋はがっしりと。
しかもゴムだから柔軟性もばっちり!!

正直、倫太郎は15歳でこの腹筋かと思うと、末恐ろしいですな。なかやまきんにくん的マッスルボディでございますよ。
衣装も前開きで常に腹筋をアピールしているし。主張しすぎ!!
やはり、ルフィ位のチラリズムが丁度いいですかねぇ。脱いだら凄いんです!的な意外性にクラクラします。
この勝負はONE PIECEに軍配!!
さぁ、アナタならドッチの腹筋ショー?


やはり真面目に対決させる気などなかったか…!
見事に期待を裏切った所で早くも第2戦の火蓋が切って落とされようとしております!

赤コーナーより入場して参りましたのはこの漫画!

***カイン***
早いもので、TODOROKE春雷!新連載三連発のトップを切ってスタートした「カイン」も3話目を迎えました。
そして3話目にしてロリ投入
早すぎやしませんか、内水君。このタイミングでのロリ投入とは…。甘いよ。時代はロリより太股だから。
そして、最新のブームは「実は女でした。」というパターンですから。ロリよりもポニーテールで性格ツンデレの男装ヤンキー姉ちゃんを出せば一気にブレイクすると思います。
そんな野望は置いといて。
今週は設定の説明に費やした一話という印象。カインの属する「虎潘」についてやら、カイン達機道士のエネルギー源たる「方氣」とは何か?やら。
固有名詞が一杯出てきてお腹一杯です。このタイミングで色々説明を出すのもちょっと早すぎ。もうちょっとバトルを見せてからでもよかったんじゃぁ無いのかい。
そして、新キャラのおじいちゃんには出てきて早々、死にフラグが立っております。「この程度で死にはしないさ」というセリフが出たら危険信号。
次号、ルゥランとメイファがピンチに陥った所に颯爽と駆けつけるカイン。という展開が目に浮かびますが、その場におじいちゃんが来るかどうかで生死が分かれますね。
来たら間違いなく死にますよ。そしてルゥラン仲間入りという、あざと過ぎる展開だけは勘弁して欲しいなぁ。
ところで、方氣を補充してしまったら、またあのダサすぎる「第3の手」が発動してしまうんでしょうか?正直、あんな反則ワザを毎回繰り出されては敵わんのですが。
初っ端から最強すぎる主人公というのも、どうにも面白みに欠けますし、このままカインが治らなくてもいいですよ。おじいちゃんに無理をさせない事で、良い人度もアップしますしね。
今度の敵こそ、カッコイイ事を祈りましょう。登場時の雰囲気だけなら、悪くない。ガンバレ、内水君。


そして、挑戦者カインを待ち受けるのは青コーナーのD.Gray-man!
小説版の売れ行きも好調で向かうところ敵なし!正直、この漫画を支えている読者層が読めません!
難解な固有名詞が登場する事にかけては一歩も譲らない両者の対決は、どうでもいい感想の後スグ!

***D.Gray-man***
リナリーが第二解放してみたり、トラウマスイッチがオンになったり。
第2解放“繋累”音枷
「音により発生する空気の波動を地盤にして、音速をもたらす」
って、滅多に出てこない能力の説明が出たと思ったら、訳がわかりません。ビジュアル重視ですか?
それにしても、よくぞリナリーにはあれがスーマンだと分かりましたなぁ。サンコン並に目が良いのかも。もはや見る影も無い状態だったじゃないですかね。こちらも今回は設定尽くしの回でした。そして鬱な展開だぜぇ。
リナリーの回想が暗過ぎます。黒の教団は黒過ぎます。もうお願いだから「シンクロ率」という単語は封印して欲しいなぁと思った今日この頃。
てっきり、スーマンさん自体が巨大化したのかなぁ、と思ったら本体は胸の部分に突き刺さっておりました。
「咎落ち」状態のあのデカイのは、イノセンスなんでしょうか?なんのこっちゃら理解不能。素直に次回を待ちましょう。
アレン君もこの状況に置いてけぼり食らってるみたいだしね!後半セリフが全く無いヨ。
「あ~。やばい組織に入っちゃたなぁ。」とか後悔しているに違いないっすヨ。


そして「カイン」と「グレイマン」この2つの対決に相応しい勝負はこれしかない!

リナリーvsメイファ F1頂上決戦!
リナリーの方は、今週めでたく音速を達成し、WJ界のスピードクイーンに輝きましたが、対するメイファは最高出力1馬力。
勝負にならないスピード対決では無くて、「FUTOMOMO-1」太股クイーンの座を決するガチンコ勝負でございます。

まずは挑戦者メイファの入場シーンを振り返りましょう。

大胆なスリット入りのチャイナ服でご登場!
新人にしてこの迫力!なにげにくびれたウエストも魅力的。、第一話にして「風呂を覗かれる」というサービスで、先制攻撃をかけます。

対するリナリーとて、負けはしません!

「私と戦い(やり)ましょう。」
という狙いすぎなセリフで挑戦者を圧倒!WJ界の太股クイーンの座は渡さない!気合充分、女王の貫禄です。

この所、女王たる余裕からか、ロングコートで太股を隠してしたリナリー。
挑戦者メイファはここぞとばかりに、常に太股全開!その存在を読者に強くアピール!
しかし、果敢な挑戦がアダとなったか。人間には「慣れ」という物が有るのです。
常に見えているメイファの太股よりも、封印されていたリナリーの太股の方がありがたみが有るのです。
そして、女王はやはり強かった!
獅子は兎を仕留める為にも全力を尽くすという。ついに牙をむいたリナリー。
チャンピオンの強力な右ストレート!
この強力な右ストレートの前に、メイファあやうし!
今週もチャンピオンは手を休める事無くラッシュに次ぐラッシュ!!
チャンピオンの猛攻に挑戦者思わずギャグ顔&がに股連発。セクシーさが失われて行く…!

このラウンドはチャンピオンが圧倒!
これぞ女王の貫禄!やっぱりリナリーは強かった…!


どこで勝負がついたのか、さっぱりではございますが、気を取り直して行きましょう。
もう次はやる気が無いからエキシビジョンマッチでいいや。

「タカヤ」vs「いちご」 
ラブコメ対決。勝敗は戦う前から分かっていますがね。


***タカヤ***
第2話にして底が見えてしまった感アリ。
1話とまったく同じ展開を見せられてもなぁ。
毎回このパターンだったらどうしよう。アップしたのは画力だけかと、手厳しい事を思ってしまったよ。
第一話で、タカヤが実は強いんだ。という事を知ってしまっている以上、どんなに追い詰められていても負ける気がしないのよね。
主人公とヒロインが初めから相思相愛だし。主人公の目的も「渚ちゃんに相応しい男になる」と設定されてはいるものの、これも初めから強いと分かっていてはカタルシスが得られないよ。
生命線は渚が握る。ホントもう、「あててんのよ。」を連発するしか生き残る道は無いんじゃぁないだろうか。


***いちご100%***
真中め!ざまーみろ!!
という読者の声が聞こえてきた先週。打ちひしがれた真中の姿に、世の中そんなに甘くないのよボウヤ。
と、胸のすく想いをしたのも束の間。
世の中結構スイートだったよ。映画を酷評されたのは、愛のムチでございました。くそう真中め。
とはいえ、真中など結局は狂言まわしに過ぎないと気付いたよ最近。いちご100%の主役は真中じゃなくて東城さんと西野さんなのよね。
特にココ最近は少女漫画家の本領発揮!東城さんのモノローグが切な過ぎる。一途に真中を想う東城さんの姿があまりにも可愛くて、切なくて…。
アレ?やばいなぁ。ここまで来た以上、西野さんを応援したかったのに。東城さんがあまりにカワイソウで、すんごい同情している気持ち。
自分から思いを伝えられない女の子の切なさには、すんごい共感出来ますもの。話が出来ただけであんなに幸せそうな顔になるなんてねぇ。凄く可愛くて凄く切ない。
そして西野に迫る決断の時。これまでの彼女の決断力を見るに、ここに来て留学を取りやめる!なんて事にはならないと思うんですが…。
会いたいときに、うまくタイミングがあってくれないって辛いよね。
「ただあたしが一方的に会いたかっただけ…」
と言い残して去っていく姿は哀れ。
一人蚊帳の外の唯には重要アイテム「レベルEのブラ」が手渡されました。果たしてこの伏線がどう作用するのか?予測不能であります。
どっちに転んでも誰かを不幸にするのよね。真中の罪は重すぎる。


もう勝負するまでもないっすね。タカヤは恋愛漫画としては余りにも至らないし。
いちごが終わっちゃたらどうなるんでしょうねぇ。ラブコメ枠がタカヤじゃ力不足だし。
ヘタに連載を引き伸ばされるよりは、キレイにまとまって終了の方が良いに決まっているのですが、いちご不在の穴は存外大きい。
そういや、ファンタジー抜きの恋愛漫画って、ジャンプでは「いちご」と「I`s」位しかなかったなぁ。
「オレンジロード」も超能力持ってたし。「密リターンズ」なんて主人公死んでるし。
となると、いちごの後釜は「MP0」だったりするんでしょうかね。
叶先生にもファンタジー抜きで描いて貰いたいんですけどねぇ。


またしても月曜更新でついに「たかすぃさん」に先を越されました!!
やべぇっす。油断してたらビリっけつに!!
いや、でもある意味勝ちですから。と、自分に言い聞かせてもむなしいだけですね。素直に負けだと認めます。

そして、負けたお詫びにこんな物を作ってみました。

まったり抹茶色

じゃん!WJ更新がまったりな感想サイトの為のアイコンです。
色もまったり抹茶色。おじさんの顔もどこかまったり顔。
一度貼ったら最後、まったり更新の甘い罠にハマります。
更新の遅さに自信のある方はもちろん、これから遅くなりたいという方にも是非使って頂きたい一品です。
共にまったり行きましょう!!
そう言って仲間を増やそうという魂胆です。ダメ人間です。ハイ。
こんなダメな上にちょっとデカいアイコンですが、「欲しい!」という方には差し上げます。
実は私は絵が描けない!そんな私がペソペソとHPビルダーで作った根性入った一品でございますよ。
ついでにこんなモノまでこさえてしまいました。
きもっ!
女性のWJ感想書きの方に…。と思って作ってみたら、何コレ?キモッ!!
おじさんを乙女チックにしてみたら、キモイことこの上ない仕上がりに。
女の子なのに、ヒゲぼうぼう。
乙女ちっくに、ピンクの水玉模様にしてみましたよ。
オマケのフリー素材です。気持ち悪いけどプレゼント。貰ってこまる贈り物ですな。
作りの粗さは初心者なのでご勘弁!
オマケついでに縮小版もどうぞ。


来週こそは、まったりアイコンを貼らなくても済むように頑張ろう。せめて木曜までならギリギリセーフですかね?
いや、やっぱり土曜かな…。
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