はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

タイムアウト! ジャンプ感想41号

2005年09月17日 18時19分36秒 | WJ感想2005
次のジャンプは土曜日発売!つまりは今日発売。

でも、41号の感想がまだなので読めません。これを書いたら買いに行こう。


***ムヒョ***(大人気御礼・巻頭カラー) 
淡い色調でまとめたカラー扉が爽やか。初秋の雰囲気が良く出ております。とかく、ロージーのナマ足に目が行きがちではございますが、ナナちゃんの胸元も見逃せない。
ちょっと無理してボタンを留めている感じがグッド。胸が大きすぎてシャツの合わせが少し浮いてる点など、細かいポイントを突いております。西先生、あんた何者だ。

さて、新展開を迎えた今回、カラーページで颯爽と新キャラがお目見えしております。
藍と白のコントラストも鮮やかな巫女さん風装束であらわれたるは、執行人・五嶺 陀羅尼丸と、お付の恵比寿 花夫。
涼やかな目元と、ニヒルな笑みを湛えた口元が艶っぽいお姉さま…と思いたい所なんだけど、漂う雰囲気は男性なのです。それも何となく女好きの予感。
名前も陀羅尼“丸”だしね。なんとなく「陀羅尼」で検索してみたらこんなのがヒッツしました。→「高野山の陀羅尼助」
胃薬なんだけど、そもそもの由来は「僧侶が陀羅尼(お経のこと)を唱える時、眠気を防ぐために口に含んだ黒くて苦い薬。」であるとの事。主成分はキハダ。キハダは本当に苦い。(昔アトピーに効く、というので服用していたのです。3日で挫折。)
良薬は口に苦し―――とも申します。何かと厳しい言葉でロージーの甘さを突っついておりますが、この2人の登場が良い刺激となるのかどうか。
「ゴリョー様」という名前の響きが「御霊様」とも通じるなぁとか。全体的に好きなセンスの新キャラでございます。どことなく斜に構えた台詞回しも大好きだわ。これなら別に男でもいいや。

敵か味方か?伊賀か甲賀か?(それはちがう。)どちらとも取れるから困り者。ロージーに辛辣な言葉を浴びせるのも、実は彼のためを思ってのことかもしれないし。
でもしかし。五嶺はエンチューの放った刺客候補であり、ロージーの自信喪失・自滅を狙い、コンビネーションを見せ付けようとしている…なんてのも面白いかなぁと期待してみる次第です。
でもねぇ。五嶺はともかくお付のダルマがアレじゃぁ…。いや、あんなんだからこそ悔しさ倍増なのでしょうか?

いろんな意味で気になってしょうがない新展開でございました。
どうでもいいけどリカちゃんのおうち、お寺っぽく無いね。


***NARUTO***
チヨバア様の命を賭した転生忍術により、サクラ一命を取り留める、の巻き
だがしかし、サクラは死んでたわけじゃないのでチヨバア様もなんとか無事。なんかなぁ。ちょっとご都合的なモノを感じて興醒めでございます。

結局、サソリは何がしたかったんでしょう?最後の最後まで、彼の目的はようわかりませんでした。
「人でもなく、人形でもない不完全な存在。」と、自らを称しておりますが、そんなこんなでワケも判らず迷走していたのが彼の人生だったのかしら。
最終的に虚しさだけが残った印象でございますが、演出のチカラで物凄くいい話だったような余韻を残しておりますな。vsサソリはNARUTO史上、最も効果的に回想シーンの使われた戦いとして私の胸に刻まれました。

アンタ誰?ってくらい熱血してるサクラ。「人の命をなんだと思ってんだ!!」という少年漫画的な正論をぶつけております。
この最後の問答でサソリをゲスなあんちくしょうだと印象付け、チヨバア様の「本当なら倒されていたのはワシだ。」という言葉で、実はいい人だったんじゃぁと引っ繰り返す。
単に勝ったぜヤッホーで終わらなくて、よかった。サクラの割り切れない表情がグッドでございます。

次号、気に掛るのはチヨバア様のやるべきことであり、カカシ先生の挙動にはあまり期待しないでおこう。だってカカシだし。


***アイシールド21***
真のアイシールド21候補、赤羽くんも登場したことだし、ミッチリやるのかと思われた王城vs盤戸。かと思ったらあっさり王城勝利。一話で幕引き。このサクサク感は大好きです。
あっさり済ませた中にも、盤戸の主力が他校に引き抜きされていたり、赤羽は出戻りだなんて設定が公開されたり、次の試合を盛り上げる要素がてんこもり!それでも「お腹いっぱいもういいや。」という感じにならないのは、見せ場の作り方が上手だからでしょうか?
去年の大会、回想シーンで倒れているのは蠍スコーピオンじゃありませんか。あんまりな扱いでないかい。チーム名とジャーマネの衣装がカブってるから?目のカタキにされたの?

つなぎの展開としては、申し分のない一話でございましたが、赤羽のキャラはイマイチ気に喰わないのです。最初から3位狙いってのが気に喰わないのかね。どうせなら勝ちに行けよと思ってしまうのです。
スカした性格も嫌いなタイプでありますが、ハァハァ3兄弟と常にセットで居てくれれば何とかなるか。アイツら、良い弄りしやがる。
泥門との試合は今度こそ背水の陣であり、後がない一戦。何がなんでも盛り上がると信じよう。敗者復活でなんとも拍子抜けしたこの空虚感を、埋めてくれると信じよう。


***タカヤ***(爆闘センターカラー)
連載経験ゼロ!!「あててんのよ。」だけでここまで来た!!全大会優勝者 坂本裕次郎ー!!
…って、思わず置き換えたくなる全選手入場!!
誰がなんといおうと最大トーナメントなのであり、どっかのテンプレをそのまま変換したかのようなキャッチコピーの数々に激しく笑ろうたわっ!(吐き捨てるように。)

子悪魔的魅力を振り撒くヒロインと、恋にバトルに大騒ぎ!
 
↓ ↓ ↓

部活対抗無差別格闘漫画。ノミとハンマーでブッ飛びバトル!

 ↓ ↓ ↓

忍者とプロレスラー?なんで普通に異種格闘技戦?


読者のニーズと描きたい漫画のギャップに苦しみ、軌道修正の果てに辿りついた最大トーナメント。
「あててんのよ。」が消えたらなら、せめて部活対抗へんてこバトルとして楽しもう・・・という私のせめてもの希望が、今完全についえました。
今や、この漫画への興味は「金未来杯が終わったらどうなっちゃうのかな?」という意地川累な疑問だけ!


***銀魂***
こないだテレビチャンピオンで「アキバ王選手権」を見ました。家族みんなでみました。家族みんなで死にそうになりました。ていうか、電車以来2ちゃん語はアキバ系の証みたいになってるのはどうなの?そして、こないだ一人歩きした界隈が舞台になっていたのかと思うと何故か感慨深かったのです。
メイドカフェに行ってみたかった私ですが、店の前を通ったのに見つけられていなかったのだと知りました。ドンキも行ったのに。最上階がメイドカフェだなんて知らなかったのよぅ。

電車男の波に便乗しているようであり、その実、ネットの向こうに居たのは全て知っている人だという点、アンチテーゼのようでもあり。アンチテーゼって意味を良く知らないのに使う私が居たり。
素晴らしいなぁと思ったのが、匿名掲示板といういくらでも自分を偽れる世界でありながら、その実、みんな本性剥き出しである、という何かの真理を描き出している点ですね。

萌えない猫耳を描く事では右に出るものは居ない空知先生であり、今後も一生描く気は無いんだろうなぁと思っていたら、直球勝負の猫耳娘が出た!ミニスカの着物で、私が先週求めていた夢を叶えてくれたよ。ありがとう。
無限につながるウェッブ(久保リスペクター)を舞台としているのに、内輪でほぼ固めている点も素晴らしいですね。題材の生かし方が素晴らしい過ぎる。鯛の生け作りの刺身を捨てて、代わりに酢昆布載せといたかのようなブチ壊し感が最高です。


***テニプリ***
テニスの王子様18巻を購入。跡部の必殺ショット「破滅への輪舞曲」(*痛めた肘を狙っていると見せ掛け、恐怖心を煽るという羊頭狗肉な名前負け技。)が炸裂!
両者一歩も譲らず試合は持久戦へ。手塚の肘にのしかかる重圧。試合を続行すれば選手生命すら絶たれる危険をものともせず全力で戦う熱い試合が繰り広げられておりました。何もかもが面白すぎる。

この試合以前から「肘の痛み」は手塚が抱える唯一の爆弾であり、乗り越えなければならない障壁なのであります。恐怖との戦い・・・。イップスに苦しむ少女と共に、この壁を乗り越える事ができるのか?

ストーリー的には、この点に注目せねばならないのが本当なのでしょうが、そんな事は一切気にもならないのがクニミツの祭。
何が起きても同じ表情の国光様がスゴい。全コマ破壊的に面白くて死にそうです。「……イップス」と呟くまでの間の取り方など当に神業!あのクールフェイスでそんなマヌケな言葉を発したのかと思うと、込み上げる笑いが堪えキレませんて。
己に打ち勝つ為、練習を積み重ねるのだ!と、ミユキ嬢との間に友情が芽生えたのも束の間、無敵の未成年様もビックリのドッキュン獅子学テニス部が迫り来る!!
戦え手塚!!手塚ゾーンで敵を打て!!
樺地との試合はどうなったのか!?と、読者をヤキモキさせつつ、回想編でもきっちりスーパーテニスな展開が訪れるとは。サービスいいなぁ。


***ナックモエ***(金未来杯エントリーNo.5・センターカラー)
テコンドー漫画を描いて行く!と豪語していた吉川先生(「キックスメガミックス」の人)の精神が折れてしまったというのに。今度はムエタイ漫画で勝負しようという人が出現しましたか!
キック格闘漫画はジャンプで成功した試しがないので難しいんじゃぁ。月刊で「キック・ザ・ちゅう」があったか。そういえば。(他誌でも「破壊王ノリタカ」位しか思いつきません。)
作者は村瀬克俊さん。好きな漫画は「SLAM DUNK」。カラー扉のヒロイン画に、その影響は顕著です。

元ボクシング部員の教師・千葉は、恐怖で学園を牛耳る暴力教師。“教育”を笠に来た暴力をタイから来た謎の少年が爽快にぶっ飛ばす!!・・・というストーリーです。

主人公の名前が最後まで不明なのが面白いなぁと思ったり。だからといって「日焼けのズル剥けの少年」という呼称はどうかと思うが。
キャラクターに魅力を感じない漫画であり、特に主人公にびっくりするほど華が無いのですが、その点を差し引いて考えると今までで一番『読める。』漫画だと思いました。
ストーリーのまとまりは良い感じ。「ムエタイはショービズ」だと割り切って試合を盛り上げる、ってのは面白いですね。ムエタイには全く詳しくないんですが、題材にも興味が湧く描き方に好感が持てました。
絵も中々お上手な印象なんですが、キャラの魅力不足と台詞回しのセンスが命取りになってる印象です。この点が克服されれば、WJからリアル系の格闘漫画が死に絶えてしまった今、この漫画が連載されてもいいかな?と思うのでありました。
そして、やっぱり消えていくのもまた一興。


***ボーボボ***
純子が粧う大人のオーラ。それはふくらはぎの肉付きの良さ。
とくかくスリムなのがもてはやされるのは20代も前半まで!!それを過ぎると、熟れた魅力の肉付きボディに憧れます。
それが峰不二子のフトモモであり、若い頃の五月みどりであり。最近の漫画じゃぁ、「バジリスク」の陽炎がジャストフィットサイズでマイフェイバリットバディ。

そんなメンツに食い込む勢いで純子が好き。OTONAなエロスに乾杯。


***太臓もて王サーガ***
「私の頭は酢入りですから」

よくぞやってくれました。

もう、何も思い残す事はないかな。ってくらい清々しい気持ちです。普通の漫画には真似できないカタチで僕等に勇気と感動を与えてくれる…。もう、大亜門先生には感動しっぱなし。神認定にはちょっと早いケド聖人認定くらいは出てもいい頃じゃないかしら?
聖・大亜門…。ちょと語呂が悪い。
聖・亜門・・・。聖・アモン…。ビックリマンみたいな名前!


***みえるひと***
巨大ハンマー・巨大分銅・・・。
そりゃあんた、シティーハンターですがな。

もう、ホントそれだけが感想。


***カイン***
こりゃぁ六旗将全員を拝む事は無いだろうなぁ。なんて思っていたら最後の最後で全員集合!!よかったぁ。これ思い残す事はない。
ちゃんと紅一点もいるしね!おかっぱ頭のセキさんは中々どうして可愛いじゃないですか。雛人形みたいな顔だけど。
内水先生の描く、セクシー系の女性キャラは大変魅力的なのです。惜しむらくは今回なぜか先にロリを描いてしまった事でしょうか。先にこっち路線をせめて置けば…!(5週位は延命できたかも。)

ついに動き始めたクライマックス!何頭もの象が引く巨大な天輿車はどうにも迫力不足でインパクトに欠けますが、意味不明なスケール感だけは伝わります。
こんなに盛大なパレードなのに、六旗将の取った作戦はショボい。前・中・後の三軍それぞれに兵士として潜入し、有事に備えよとは…!!どこまで地味な作戦なんだ。
そりゃぁ、我等が虎潘もたったの三騎で特攻しちまうってモンです。どうせ開き直るなら、虎潘も新キャラ出せばいいのに。3人だけは無理があるだろう。

たった3人で挑む最終局面。総帥は後軍へ、ヨウガイは前軍。そしてカインは中軍へ。
必然か偶然か、紅一点はヨウガイの対抗馬に踊り出た。「まったくもったいねーなァ。」というヨウガイの言葉が物語るものは、彼女には「スパイとして虎潘に潜入し、ヨウガイとイイ感じなっちゃうよ。恋と任務の間で揺れ動いちゃうよ。」的な展開が用意されていたのに…。という未練かしら。そんな妄想はちょっとルシオラに似ているセキの外見がなせる技か。

ほかのメンバーはともかく、シオウさんの兵卒姿は無理がアリアリ。このお方ようなセンスはどうにも憎めないのでございます。
トウジは実は虎潘の内通者なのか、あるいは煉の裏切り者か。まったく思い入れの無い方なだけに、次週突然活躍していたりすると、実に打ち切り漫画的展開で喜ばしい限りです。
というか、トウジが裏切ってくれないと数が合わないので困ります。
バトル多面展開、ラスボスに当るのはモチロン主人公であるカイン。彼が笑顔を取り戻せるのか?というのが最後のテーマなのでございますが、表情を殆ど見せないままのヒキがちょっと良いじゃありませんか。
次号、物語はフィナーレヘ!!

…って。クライマックス・最終局面と来て、最終幕のトドメがっ!!担当も一丸となってこのラストバトルを盛り上げてくれてます。ある意味、優遇されてますよ。
次号、終わるか否か。その点は「ムヒョ」以上に気になるポイントだったり。

もうちょっとダケ続けて、20話という区切りで終わればスッキリしていいんだけどなぁ。そうすりゃ総帥のバトルが拝めるし。総帥は出るのが遅すぎたなぁ。

ラストに向けて、凝縮されて行くこの感じ!このミッチリ感が大好きなのです。



以上、やっと書き終わったので次のジャンプを買いに行きます!!
コメント (2)
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