はなむらさき不定期便

もうちょっとだけ

つづくんじゃよ。

死にかけの作者を想像してみる。 ジャンプ感想46号

2005年10月23日 23時42分26秒 | WJ感想2005
すっかり体調を崩してしまい、週末はずっと寝てました。
今日は午後1時頃に起きてボーっとして。そしてなんとなく菊花賞でも見ようかとテレビをつけて。
1時間以上もパドックの様子を見続けていたのに、肝心のレース前に睡魔に襲われ再び眠りの世界へ…。

んで、起きたら午後6時過ぎでした。ディープインパクトは無事3冠達成出来たそうで。よかったよかった。
競馬にはあまり興味は無いのですが、なんだろうこの虚しさは。何の為に私は1時間近くも馬の尻を見続けていたのでしょう?

が、歴史的瞬間を見逃した代償として、とにかく睡眠を取ったのでなんだか調子が良くなりました。
よし、遅ればせのジャンプ感想を頑張ろう。


***HUNTER×HUNTER***(祝!連載250回突破・表紙&巻頭カラー)
1998年14号より連載開始。7年目にしてようやくの連載250回突破!!
とりあえず、おめでとうございまーす。

ハンターが表紙を飾るのは、2003年末の200回突破記念以来。今年はなんと、既に30回も掲載されているので順当に行けば来年も「300回突破記念」として表紙を拝む事が出来そうです。
一つ、気がかりな事があるのですが…。250回突破記念プレゼントのオリジナルトランプって、要するに裏面に20巻の表紙をプリントしただけって事ですか!?いくらなんでもショボくない?

ものすごーく久しぶりにレオリオを見ました。久しぶりだけど、ちゃんとレオリオだよ。作者としても初期メンバーのこの4人には愛着があるのね。存在を忘れ去られたワケでは無いのねと、なんだか嬉しい。

パームさんが頑張り過ぎてしまったばかりに、思わず心配になってしまった前回。
どうなる事かと思っていたら、巻頭カラーに合わせての健全な展開に!!キルアとの友情に男泣きするイカルゴ様が、とにかくカワイイ一話でございました。
ってか。ちょっと前のキルアと、今のイカルゴが重なって見える気もしたのでした。
「オレなんかが友達でいいのか?」と引け目を感じ続けていたキルアに、ゴンはいつだって素直に「友達」として接してくれた。そんなゴンへの憧れが、此度のイカルゴ様との友情劇に結びついているような。
鼻水たらして「友達だもん!」と泣いたあの時(vsラモットの遠い昔)以来、“友情”ってヤツを素直にカッコイイと思えるようになったのねと。
「友達」とかいて「ツレ」と読む。そんな言葉を繰り返すキルアが、妙にカッコつけているようで微笑ましいのでした。

イカルゴ様が熱い友情に目覚めたその頃。王にも心境の変化が!アカズの少女との決着を、万全のコンディションでと望む王様。まさしく敵に塩を贈るかのような行動ですよ。少女を好敵手と認めたが故の心境の変化であり、既に気分は「強敵」と書いて「とも」と読む世界。
そして王の変化に気付き、少女を危険視するシャウアププのアップで次回へ続く!
シャウアププが少女を殺そうと企てる事は、まず間違いないとして、その時王はどうするか?というのが楽しみな所です。
少女を守ってシャウアププを返り討ちにするのか。もしくは、王自ら手を下すように仕向けられるのか。どちらにも転ばせられる分想像が尽きません。
なんやかんやでピトー達にコントロールされている王、ってのも物足りない。悪は悪なりに強烈な個性と自我を備えているのが冨樫イズム!王様にも、もう一皮剥けて頂きたいトコロです。


さて、最後になりましたが今週ハンターを読んでいて一番気になった事。

「今の流行は「萌え」!?ごるぁ!男なら熱すぎるバトルに燃えて燃えてもえまくらんかい!!と、某球界の番長なら言うと思うよ!妄想だけど。「燃え」要素ぎっしり!!週刊少年ジャンプ47号は10月24日(月)発売!!

というP35の柱の宣伝。なんだかなぁ。初めて気が付いたのですが、こんなの前からあったっけ?
なにかこう…煮え切らなさが滲み出ているというか。「燃え」が本当にギッシリなのか?不安になりつつある編集部の気持ちが良くわかるコピーでした。


***NARUTO***
デイダラは生きていたのね。やっぱりNARUTOのアオリと予告はアテにならない事が証明されたのね。

我愛羅蘇生の為、命を賭けたチヨバア様。足りないチャクラをナルトが貸して…なんて都合の良い事をしていた物だから、てっきり死なないのではないか?と思っていたら、キッチリお亡くなりになっていました。
次の世代に未来を託したその死に様は、立派である事は間違いない。が、それが「忍びらしい」のか?という一抹の疑問が残ります。
なんちうかこう、カカシの台詞は何かがいつもズレている気がするのです。
いつの間にやら大集合していたのは、砂忍の中でも若い層だったのですな。我愛羅がいかに若年層の支持を得ているか、という点のアピールだったのねと。お年寄りで現われたのはジジィ一人。高齢層にはホントに支持率低いのね。
チヨバア様死す。振り返るとこの1年はチヨバア様の活躍ばかりが思い出されます。ていうか、むしろチヨバア様が主役だったと言っても過言ではありません。
大蛇丸も、綱手もエロ仙人も、そりゃぁパワフルなお年寄りではありますが見た目が若い。ババアらしくフルに活躍したのは、チヨバア様がお初ではないでしょうか?
漫画のキャラクターとして、与えられた役割をフルにこなしたチヨバア様。あの安らかな死に顔には、そいういう意味での清々しさも感じたのでした。


***BLEACH***
扉は中指立てて挑発モードのグリムジョー。やっぱりコイツ、ヤンキーだ。
一人ぼっちで襲来したかに思われたグリムジョーでしたが、続々とお仲間達が追ってきました。総勢6名、クラスの問題児に違いない。

ここで一つの疑問が。死神達のお名前って、どう考えても日本名でございます。どうみてもジャマイカ人な東仙ですら、漢字名だし。
それなのに虚はすべからく英名なのはナゼに。それは連載開始時からの永遠の謎なのか?
そしてまた、アランカルの一派が実に国際色豊かなんですよ。中華風味からエジプト風味まで幅広くカバーしてるんです。南蛮人は皆敵だという事なんでしょうか?
ゲゲゲの鬼太郎で言うと劇場版「妖怪大戦争」のノリです。西洋の妖怪達が日本を征服しようとやってくる!って内容なんですがね。
とりあえず、外国産のモンスターは皆的だという発想な映画なんですよ。そんなノリで(どんなノリだ)アランカルどもは英名なんだ、きっとそいういう法則に違いない。

織姫さんが「イイコ」なんだとアピールされる度にうざったさが増して行くその理由。少女漫画のヒロインが嫌われるのと同じ理由で、読者としては判りきったその性格の歪みを、敢えて自省する姿がいやらしいのです。
「あたし自分で気がついたの。いい子でしょう?」と言われているようでムッと来るんですよ。これが結構。他人に指摘されてショックを受ける展開の方が、むしろスッキリするから不思議です。
それと同じ現象を、わざわざ少年誌でも見たくネェよ、という理由ですかね。彼女のうざったさは。


***ネウロ***
ストーリーに全く関係ないお遊び、について。
あまり好きではないけれど、ギャグ漫画なら話は別なのです。ネウロのよだれが強酸だとか、今回の事件には恐らく無用の長物ですし今後これが何かの役に立つとも限らない。
だけど許せてしまうその理由。半分は私がこの漫画に期待するものがギャグだから。残りの半分はやさしさです。好きだから許せる。ただそれだけの事。

今度の事件は毒ガス殺人ですか。先週の露木サンの苦しみようからして毒殺だとは思ったけれど、料理に仕込んだ物だと思っておりました。
事件は密室殺人の様相を呈し、名探偵の腕の見せ所となりました。
ああ、今度はどんな異能でトリックを暴くのかしら?もう、トリックなんぞより魔界777ツ道具の方がよっぽど楽しみ。

物凄い不謹慎かつバカバカしい事ですが、毒ガスと外人が結びつくと、どうしても田辺・M・五郎が思い浮かんでしまいます。稲中卓球部のワキガハーフで人間兵器。
最後のページでデイビットが犯人だと判ったその瞬間、デイビット=ワキガという設定になりました。だってそういう顔つきだし。(失礼極まる偏見だ。)


***ポルタ***
この漫画を好きになれそうな、唯一のとっかかり。それが「ポルタ盗賊団 盗具(ギミックツール)」なのですが、2個目にしてもうダメかな?と思わせるショボさ。
お菓子にちなんだ面白ギミック…もっと捻って捻ってスゴい奴を出して下さいな。ムダにご大層なブツを考えて下さいな!
「じゃーん!!」って言われましても、単なるつっぱり棒が白い画面にひょろ~と出ているダケでは、荒涼とした空気が漂うだけでございます。
せめてなぁ…。「説明しよう!スプレッドチュロスとは~」的な解説付きで、胡散臭い仕組みまで解明しちゃえばいいのに。
毎度「へー。」「ふーん。」「ほー。」としか思えないのは寂しい。せめてツッコみたくなる要素が欲しい。


***べしゃり暮らし***
今の時点での圭右の目標は学校の爆笑王であり、将来の夢が芸人だというワケではないみたい。
だけど、今回あたりから芸人を目指す方向に話が展開していくのかな?なんて思ったり。
元芸人の転校生・辻本潤が登場しました。元芸人の高校生って、どういう事?だとまず疑問が一つ。インディーズ的な活動をしていたという事か、それともプロダクション所属の本格派なのか。
何故3年の2学期という時期に転校してきたのか?等々、謎が尽きません。
彼が芸人の道に挫折したのか、あるいは学業に専念するための一時的な休止状態なのか。色んなパターンが想像できますが、彼に刺激されて圭右が芸人を目指す決意をする。という展開はありそうです。

そうなると、親との確執やら周囲の反発ってのが当然出てくると思われまして。お笑いよりも、そっちをどう描いてくれるのか?それが楽しみなのです。


***ムヒョ***
ふと思ったのだけど、魔法律の才能と霊能力は畑違いなのでしょうか?
霊媒体質のナナには、常人よりも“煉”がある。
『潜在能力はスゴイんだよ。』的存在のロージならば、当然“煉”の量も沢山なはず。だけどロージーには霊の声は聞こえない。
つまりは“煉”が多い=霊能力がある、という事ではないのか。もしくは単にロージーがナナに劣るという事でしょうか?後者だったらあまりに悲しい。

『魔法律』のデティールが結構固まって来たなぁ、と思って居たのですがまだ不明点は多い感じ。話を進めながら設定を固めている部分が大きいのですかね。
魔法律の効果は大好きなんだけど、その根幹が不鮮明な点がどうにもモヤモヤしてしまいます。このモヤモヤが、胸のつっかえなんです。

霊能力と魔法律。この2つの住み分けはキチンとしていた方がいいかなと思うのです。その方がね、ナナちゃんのサポートにも線引きが出来るし。あんましナナちゃんが活躍すると、ロージーがカワイソウだし。

最後に心配事が一つ。使者対使者の激闘はダメ!絶対!!遊戯王みたいな話になっちゃう!!


***太臓もて王サーガ***
この漫画のパロディには、大きな愛情を感じていました。ジョジョパロは勿論、木嶋ゾーンにだって、菊●ビームにだって愛が溢れているんです。
だがしかし。「カウンセリングで元気やで!!」「姫を守れ!少年守護神」には、わずかばかりのトゲを感じたのです。
「幕張」が「マサトメ」と「草薙葵」に放ち続けた蔑みのオーラが、少しだけ漂っていた気もするのでした。
打ち切り漫画ネタは逆に危険なのですね。弱いものイジメと受け止められかねない点です。

よろしくメカドックの股間はバリエーション豊富なのね!初期Verではイヌーピーちゃんだったのに。その内冨樫が登場するのでは無いかと不安です。場所が場所なだけに怒られそう。
結局、もて四天王最後の一人は明かされないままでした。誰なんだろう?ホントに気になる。

「こんな感じでした。編…学園長!!」…という事で、学園長のモデルはやはりイバちゃんでした。イバちゃんは芸歴長いですね~。「とんちんかん」の昔から漫画に出演してますから。ジャンプの編集長は愛されてナンボって事ね!


***闘魂パンダーランド~学業立志編~***(*代原ではない)
クロマティよりむしろ。

ロビンマスクっぽい。

稲木の方がまだ良かったなぁ。


***タカヤ***
「今の流行は「萌え」!?ごるぁ!男なら熱すぎるバトルに燃えて燃えてもえまくらんかい!!と、某球界の番長なら言うと思うよ!妄想だけど。「燃え」要素ぎっしり!!週刊少年ジャンプ47号は10月24日(月)発売!!

このコピーに今ひとつ、煮え切らないモノにさせていたのは、タカヤのせいでしたのね。
次週「萌え」要素全開で行きますから。編集さんも、さすがに後ろめたさを感じたのかね。


***たいして良い思い出もできそうにない学校生活***(*こっちが代原!)
和田ラジヲが大好きな人には、読んでてツライ漫画です。新人不足はギャグ漫画の方が深刻だわ。

っていうか。テニス休載の怒りは全てこの漫画への不満に置き換えられてしまう為、悪口ばかりが浮かんでしまうのでこの辺でやめておきます。
テニスの代原のギャグ漫画ほど、やりづらいモノは無いでしょう。何が載ってもテニス以下の笑いしか提供できないもの。天然って罪だわ。



以上、テニスが無いのでテンションが低い46号でした。
次号、キャディーガール瞬が本誌にやってくる!はっやいなー。レボリューションから1ヶ月で本誌掲載ですか!どのくらい手直しされているのか、少し期待してます。


コメント (6)
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