大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

山陰本線 久手駅!

2015年06月30日 | 

島根県大田市にあるJR西日本の久手駅は、京都駅から山陰地方の日本海沿岸を経由して幡生駅に至る全長673.8kmの山陰本線の一般駅として、1915(大正4)年7月11日に開業しました。

久手駅は、かつては島式ホーム1面2線を有して列車交換も可能でしたが、2001(平成13)年7月の山陰線高速化に伴い駅舎側の線路が撤去されたので、現在は単式ホーム1面1線です。
開業時に建てられた木造駅舎は、現在も使われています。

2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は56人です。

 <久手駅の年表>

 ・1915(大正4)年7月11日:国鉄山陰本線の一般駅として開業
 ・1982(昭和57)年11月7日:貨物取扱い廃止
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1990(平成2)年3月10日:駅の無人化

 
(駅 名 標)

 

 
(駅 舎 正 面)


 撮影年月日:1991(平成3)年4月30日 


旧国鉄岩内線が廃止された日!

2015年06月30日 | 鉄道

旧国鉄岩内線は、函館本線の小沢駅と岩内駅とを結ぶ全長14.9kmの全線単線非電化のローカル線でした。

 (小沢)-国富ー幌似ー前田ー西前田ー岩内

この岩内線は、1910(明治43)年8月3日に施行された軽便鉄道法に基づいて岩内と函館本線を接続する目的で建設され、1912(大正元)年11月1日に全線が開通しました。 さらに改正鉄道敷設法別表第130号ノ2により、岩内から日本海沿岸を通って黒松内まで建設される予定でしたが、結局実現には至りませんでした。

岩内はニシン漁で栄えた良港で、沿線には茅沼炭鉱や国富鉱山もあったので、岩内線はかつては海産物や石炭や鉱石の輸送が盛んに行われていました。
しかしその後、炭鉱や鉱山の閉山により貨物輸送量が減少し、モータリゼーション化により旅客数も減少したので、岩内線は1968(昭和43)年9月1日に国鉄諮問委員会が提出した“赤字83線”にも名を連ね、1980(昭和55)年12月27日に施行された国鉄再建法(日本国有鉄道経営再建促進特例措置法)により、1981(昭和56)年9月18日には第1次特定地方交通線として廃止承認されてしまいます。 ちなみに、1981年の岩内線の営業係数(100円の売り上げるを得るために必要な費用)は1663にまでなっていました。
そして1985(昭和60)年6月30日限りで廃止されました。

 <岩内線の年表>

 ・1912(大正元)年11月1日:小沢~岩内間(14.9km)が岩内軽便線として開業
 ・1913(大正2)年9月21日:国富駅を開設
 ・1919(大正8)年12月5日:幌似駅を開設
 ・1922(大正11)年9月2日:線路名が岩内線に改称される
 ・1949(昭和24)年6月1日:国鉄岩内線となる
 ・1963(昭和38)年10月1日:西前田駅を開設
 ・1981(昭和56)年9月18日:第1次特定地方交通線として廃止承認される
 ・1984(昭和59)年2月1日:前線の貨物営業廃止
 ・1985(昭和60)年6月30日:この日限りで岩内線が廃止 


紀勢本線 田子駅!

2015年06月29日 | 

和歌山県串本町にあるJR西日本の田子駅は、亀山駅から和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の旅客駅として、1954(昭和29)年11月15日に開業しました(開業時は紀勢西線に所属)。

単式ホーム1面1線を有する無人駅です。
1959(昭和34)年3月に建てられたプレハブ建築の駅舎は、現在も使われています。

2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は6人です。

 <田子駅の年表>

 ・1954(昭和29)年11月15日:国鉄紀勢西線の旅客駅として開業
 ・1959(昭和34)年7月15日:線路名が紀勢本線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
 ・1985(昭和60)年3月13日:駅の無人化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる

 
(駅 名 標)

 
(串本方面を望む)

 

 
(駅 舎 正 面)

 
(駅 舎 内) 


 撮影年月日:1996(平成8)年9月11日


神戸電鉄粟生線 三木上の丸駅!

2015年06月28日 | 

兵庫県三木市にある三木上の丸駅は、鈴蘭台駅から粟生駅までを結ぶ神戸電鉄粟生線(29.2km)の駅です。 もともとは三木電気鉄道の三木東口駅として、1937(昭和12)年12月28日に開業しました。

4両分の有効長の単式ホーム1面1線を有する無人駅です。

2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は411人です。

三木上の丸駅が神戸電鉄粟生線は、鈴蘭台駅~木津駅間の急峻な50‰の勾配を越え、神戸市西区から三木市を中心に広がる住宅地と神戸市の中心部を結ぶ通勤・通学路線で、1990年代初頭までは輸送人員が伸びていましたが、1990年代後半から路線バスとの競合などが影響して輸送人員は激減し、2000年代に入るとついに路線の存続が困難な状態に陥りました。 その後も慢性的な赤字を抱えて状況は悪化の一途を辿り、危機的な状況が続いています。

 <三木上の丸駅の年表>

 ・1937(昭和12)年12月28日:三木電気鉄道の三木東口駅として開業
 ・1939(昭和14)年4月1日:駅名が上の丸駅に改称される
 ・1947(昭和22)年1月9日:神戸有馬電気鉄道と合併して神有三木電気鉄道となり、同鉄道の駅となる
 ・1948(昭和23)年10月1日:駅名が三木上の丸駅に改称される
 ・1949(昭和24)年4月30日:社名が神戸電気鉄道に変更され、同鉄道の駅となる
 ・1988(昭和63)年4月1日:社名が神戸電鉄に変更され、同社の駅となる
 ・2007(平成19)年4月1日:ICカード「PiTaPa」の利用が可能になる
 ・2011(平成23)年3月1日:喫煙コーナーを廃止し、駅構内終日全面禁煙化

 

 

 


 撮影年月日:2012(平成24)年5月10日


JR和田岬線 和田旋回橋!

2015年06月28日 | 鉄道

JR西日本の兵庫駅と和田岬駅とを結ぶ山陽本線の支線である通称・和田岬線(2.7km)は、その中間あたりで兵庫運河を渡りますが、この運河に架かっている橋梁が和田旋回橋で、日本で最も古い鉄道可動橋です。

この和田旋回橋は橋長15.5mで、現在は回転機構がすべて撤去されて固定されていますが、かつては運河を船が通過する時、橋のプレートガーダー部分が橋脚を軸にして90度回転し、船の航行の邪魔にならないようになっていました。
回転させるための駆動方式は手動方式であったと推定されています。

 
(和田旋回橋)

 

 
(この橋脚を軸にプレートガーダー部分が回転していました)

 

 


 撮影年月日:2000(平成12)年11月5日