大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

主に学生時代から撮り続けている全国の駅の写真等をブログで毎日公開しています。

和歌山線 妙寺駅!

2020年01月31日 | 

和歌山県伊都郡かつらぎ町丁ノ町にあるJR西日本の妙寺駅は、関西本線の王寺駅と和歌山駅とを結んでいる全線単線の和歌山線(87.5km)の駅です。
もともとは紀和鉄道の一般駅として1900(明治33)年11月25日に開業しましたが、その後、関西鉄道を経て国鉄和歌山線の駅となりました。

かつては単式ホームと島式ホームの2面3線でしたが、後に中線の線路が撤去されたので、現在は単式ホーム2面2線を有する列車交換可能な無人駅です。
1921(大正10)年11月に建てられた木造駅舎が下りホーム(和歌山方面行きホーム)側にあり、上りホームへは跨線橋で連絡しています。ちなみに、無人化された駅舎内には「観光物産センター・妙寺駅マルシェ」が入っています。

2018(平成30)年度の1日の平均乗車人員は602人で、これは起終点駅を除く和歌山線の全34駅中24位です。

この妙寺駅は、かつらぎ町の代表駅です。

妙寺駅が属する和歌山線は現在、関西本線と接続する王寺駅から高田駅までの間は大阪方面からの直通列車が多く運転されていますが、高田駅~和歌山駅間は線内のみのローカル輸送に徹する形となっています。 また、和歌山線はかつて、東京駅に直通する急行「大和」の寝台車(和歌山線内では普通列車に連結して運転)や、1960年代から1980年代には紀勢本線の白浜方面に直通する急行「しらはま」、その後身の急行「紀ノ川」といった優等列車が運転されていましたが、いずれも国鉄分割民営化までに廃止されてしまい、現在は普通列車・快速列車のみ運転されています。

  <妙寺駅の年表>

 ・1900(明治33)年11月25日:紀和鉄道の一般駅として開業
 ・1904(明治37)年8月27日:紀和鉄道が関西鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
 ・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
 ・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄和歌山線となり、同線の駅となる
 ・1921(大正10)年11月 :現在の木造駅舎が竣工
 ・1984(昭和59)年2月1日:貨物・荷物取扱い廃止
 ・1984(昭和59)年10月1日:五条駅~当駅~和歌山駅間が電化
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1991(平成3)年4月1日:和歌山支社の管轄から橋本鉄道部の管轄に変更される
 ・2003(平成15)年10月1日:コンコースの喫煙コーナーを廃止
 ・2009(平成21)年6月1日:橋本鉄道部が廃止され、和歌山支社の管轄になる

 
(駅 名 標)

 
(跨線橋から和歌山方面を望む)

 
(橋本方面を望む)

 
(駅舎・ホーム側)

 
(妙寺駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2015(平成27)年1月10日 


近鉄生駒線 元山上口駅!

2020年01月30日 | 

奈良県生駒郡平郡町椣原にある元山上口駅は、王寺駅から生駒駅までを結んでいる近畿日本鉄道(近鉄)生駒線(12,4km)の駅です。
もともとは信貴生駒電鉄の終着駅として、1926(昭和元)年10月21日に開業しました。

王寺方面に向かって左側に配置された4両分の有効長をもつ単式ホーム1面1線のみを有する無人駅です。
平屋の木造駅舎がホーム側面にあり、駅舎内にICカード「PiTaPa」・「ICOCA」対応の自動改札機及び自動精算機が設置されています。

2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は1,768人で、生駒線では最も利用客が少ない駅です。

元山上口駅の駅名は、北西の山腹に位置する元山上(千光寺)に由来しています。

元山上口駅が属する近鉄生駒線は、奈良県西部にある生駒山地の東側を走り、沿線には住宅地が広がっていて、大阪・奈良への通勤・通学路線となっています。 また、一部の駅を除いてほぼ全線で複線化の用地が確保されていますが、複線化されているのは生駒寄りの一部区間に留まっています。

  <元山上口駅の年表>

 ・1926(昭和元)年10月21日:信貴生駒電鉄の終着駅として開業
 ・1926(昭和元)年12月28日:信貴生駒電鉄が仮新生駒駅まで延伸したことにより、途中駅となる
 ・1964(昭和39)年10月1日:近畿日本鉄道が信貴生駒電鉄を合併し、近鉄生駒線の駅となる
 ・2001(平成13)年2月1日:スルッとKANSAI対応カードの取り扱い開始
 ・2001(平成13)年10月14日:Jスルーカードの取り扱い開始
 ・2007(平成19)年4月1日:IC乗車カード「PiTaPa」・「ICOCA」の取り扱い開始
 ・2009(平成21)年3月1日:Jスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱い終了
 ・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりTOICA・manaca・Suica・PASMO・Kitaca・SUGOCA・nimoca・はやかけんが利用可能になる
 ・2015(平成27)年8月20日:駅ナンバリングの導入

 
(駅 名 標)

 
(生駒方面を望む)

 

 
(元山上口駅駅舎)


 撮影年月日:2016(平成28)12月18日 


今日は南極「昭和基地」設営記念日!

2020年01月29日 | 今日は何の日

1月29日は南極「昭和基地」設営記念日です。

1957(昭和32)年の今日(1月29日)、南極観測船「宗谷」で永田武隊長率いる53名の南極地域観測予備隊(後に第1次南極観測隊と改称)が南極圏内の東オングル島に上陸し、総面積200平方メートルの昭和基地を設営しました

設営された建物は全部で5棟。そのうち4棟が木製パネルの組立式小屋、いわゆるプレハブでした。この4棟のプレハブのうち、1棟は発電棟で、残りの3棟の1つは居住専用、1棟は無線通信棟、他の1棟は食堂・調理室のある食堂棟だったそうです。
ちなみに、この時に設営されたプレハブは日本初のプレハブ建築で、竹中工務店が開発したものです。

基地内の電気は発電棟のあるディーゼル発電機を使用したのですが、その燃料は寒さによる凍結を防ぐよう調節した南極軽油で、最初の越冬隊は燃料節約のために夜は発電機を止めてました。毎朝一番早起きして、寒さで冷え切ったエンジンを始動する隊員は大変だったそうです。

また、発電棟の中はエンジンの余熱で暖かいので、電気で雪を溶かして水を作る装置(造水装置)を設置して、貴重な水を貯蔵していました。従って、発電棟には洗濯機と風呂が同居していたそうです。この風呂には週に1~2回、年齢順に入り、洗濯も入浴時にしていました。

トイレに関しては、居住用の棟の前室にトイレ用の囲いを作って中にドラム缶を置き、これに腰掛けて用を足すという方式を採用しましたが、実際はトイレ用の小屋を建物とは別に現地で作りました。ちなみに現在の昭和基地では、新幹線と同様の循環式水洗トイレになってます。

ところで、2007(平成19)年10月の郵政民営化までは昭和基地内に郵便局もあり、現在は日本郵便銀座郵便局昭和基地内分室が置かれ、日本国内と同じ料金で手紙やハガキを日本本土へ送ることができるそうです。かつては昭和基地内郵便局の郵便番号として100-70(国立極地研究所扱い)が宛てられていたが、現在は特に定められていません。

なお、日本が南極に設置した基地は昭和基地の他に、みずほ基地(1970年7月開設)、あすか基地(1985年3月開設)、ドームふじ基地(1995年12月開設)と全部で4つあります。
しかし、みずほ基地とあすか基地は現在閉鎖中です。


阪和線 長滝駅!

2020年01月28日 | 

大阪府泉佐野市にあるJR西日本の長滝駅は、天王寺駅から大阪府南部の各都市を経由して和歌山駅までを結んでいる阪和線(63.0km・羽衣支線を含む)の駅です。 もともとは大阪と和歌山を高速に結ぶことを目的に建設された阪和電気鉄道の駅として、1930(昭和5)年6月16日に開業しました。

待避設備を備えた島式ホーム2面4線を有する無人駅です。
1931(昭和6)年に建てられた木造駅舎がホームの西側の天王寺寄りにあり、島式ホームへは跨線橋で連絡しています。

2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は1,838人で、これは起終点駅を含む阪和線の全36駅中34位です。

この長滝駅は、JR西日本和歌山支社が管轄する最北端の駅です。

長滝駅が属する阪和線は、大阪市南部のターミナルである天王寺から南へ伸び、大阪府南部の各都市を経由して和歌山市へ至る路線であり、JR西日本のアーバンネットワークの一角を形成しています。また、関西国際空港が開港した1994(平成6)年9月4日以降は、同空港へのアクセス路線としても重要な役割も担っています。

  <長滝駅の年表>

 ・1930(昭和5)年6月16日:阪和電気鉄道の駅として開業
 ・1940(昭和15)年12月1日:阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海鉄道山手線の駅となる  
 ・1944(昭和19)年5月1日:南海鉄道山手線が戦時買収私鉄に指定されたことにより国有化され、国鉄阪和線の駅となる
 ・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
 ・1993(平成5)年7月1日:阪和線運行管理システム(初代)の導入
 ・2003(平成15)年10月1日:ホームを除き、駅コンコースの喫煙コーナーを廃止
 ・2003(平成15)年11月1日:IC乗車カード「ICOCA」の利用が可能になる
 ・2006(平成18)年1月21日:IC乗車カード「PiTaPa」の利用が可能になる
 ・2006(平成18)年8月27日:マルス端末が導入される
 ・2009(平成21)年7月1日:ホーム上の喫煙コーナーを廃止して、駅構内終日全面禁煙化
 ・2010(平成22)年12月1日:組織改正により、大阪支社の管轄から近畿統括本部の管轄に変更される
 ・2011(平成23)年3月12日:ダイヤ改正により日中時間帯における「紀州時快速」の停車駅となる
 ・2013(平成5)年9月28日:阪和線運行システムを2代目のものに更新 
 ・2017(平成29)年3月7日:入線警告音(接近メロディ)を幅広い周波数帯域を持つ音質の警告音に更新
 ・2018(平成30)年3月17日:駅ナンバリングの導入
 ・2019(平成31)年3月31日:みどりの窓口の営業が終了
 ・2019(平成31)年4月1日:駅の無人化

 
(駅 名 標)

 
(天王寺方面を望む)

 
(長滝駅駅舎)

 
(駅 舎 内)


 撮影年月日:2019(平成31)年3月24日


今日は国旗制定記念日!

2020年01月27日 | 今日は何の日

1月27日は国旗制定記念日です!

今から150年前の1870(明治3)年の今日(1月27日)、太政官布告第57条の「商船規則」により日の丸の国旗(日章旗)のデザインや規格が定められ、日本国籍の商船においては「日の丸」を掲げることを定めました。それまでは船によってまちまちのデザインの旗を使っていたそうです。

これを記念して、一般社団法人 国旗協会が1月27日を「国旗制定記念日」に制定しました。

ちなみに「商船規則」とは、海事に関する法規で我が国最初の船舶法です。

この商船規則により、日の丸の国旗の規格については、

  ・縦横の比率は7:10
  ・日の丸の直径と縦の長さの比率は3:5
  ・日の丸の中心と旗面の中心との関係については、縦の長さの100分の1だけ旗竿に寄る

と定められました。

しかし現在では、1999(平成11)年8月13日に公布・即日施行された「国旗及び国歌に関する法律(国旗国歌法)」の別記第1により、

  ・縦横の比率は2:3の長方形
  ・日の丸の直径は縦の長さの5分の3
  ・日の丸は旗の中心

と定められています。

ところで、この「日の丸」の起源については諸説あるようです。

京都の五条で牛若丸と弁慶が出会った時、牛若丸が持っていた扇にはすでに「日の丸」が描かれていたと言われていますし、源平合戦の時、平家の旗印は赤字に白丸、源氏は白地に赤丸とどちらも天皇から下された「日の丸」の旗印で戦ったとも言われています。

また1575年に織田・徳川連合軍と武田勝頼軍が戦った長篠の戦いでは、両軍共に源氏の直系として「日の丸」を掲げて戦ったことが絵図に残されているようです。

江戸幕府を開いた徳川家康も日の丸を好んで幕府の公用旗として使用し、家康ゆかりの熱海温泉の湯を江戸城まで運ばせる時には、その行列に日の丸を立てさせていたと言われています。

仙台藩主の伊達政宗が1613(慶長18)年にヨーロッパに派遣した支倉常長らの慶長遣欧使節は、伊達氏の軍旗である日の丸を掲げていたようです。

さらに薩摩藩に属していた琉球王国でも、日の丸は太陽神の象徴として船印だけでなく首里王府が建てる石碑にも刻まれていました。