伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

済んだ事には、執着しない

2007-09-13 19:51:48 | Weblog

読者より :
「前世については知らないほうが良い・・・」と、過去ログに書いてあったように覚えています。そして、実際にほとんどの人々は前世の記憶を持たずに転生してきていますね。それは、①:知らない方が今の人生でカルマを返し易くなるからなんでしょうか?また、今の時代、精神科医による催眠誘導で自分の前世を観ることができる(?)ようですが、自分の前世について知りたくなった場合、②:このような手段を用いてみることについて、どう思われますか?
返答 :
①について。
日本では、古来より、恨み・執着・穢れ・・・などの悪い物は
”水に流す”と言う習慣があります。
精神的な悪いモノを”水に流す”意味も有るし、
物質的な悪いモノを、実際の川の水に流す習慣も有ります。
川の瀬に居る瀬織津比売と言ふ神に、渡す為です。
人に憑依する霊体を人型の紙に寄らして、その紙を川に流
す神事もあります。
ようは、負の意識は、自分自身から切り離して忘れた方が
良いのです。釈尊も、人間が悩む原因は、物事への執着心
だと断言しています。
過去生を知りたがる大半の人は、現状に満足していない人
が、ほとんどです。現状の不遇を考えると、前世に原因を
見出したがります。自分は、前世に何をしでかしたか?
どんな人生だったのだろう? と。
この世に生まれた時点で、前世の因縁のバランスを取り終え
て、+-ゼロに成っています。 今、が前世の答えです。
折角、新スタートを踏み出しているのに、前世に拘ると、折角
取ったバランスを崩し兼ねません。 済んだ過去に囚われて
居たら、無用な悪因を呼び起こします。
そんな暇が有れば、現状への感謝想起が、現状にも未来にも
良因を新たに生み出します。
②について。
催眠誘導では、自身に憑依する霊体の事を語る場合が多い
です。または、幽界へ意識が飛び、夢の世界の幻の事も有り
ます。少ないですが、本当に過去生を語る場合は、有ります。
前世の因縁を消化し、忘れ去り、前進するために生まれた
のに、再び過去に拘る行為と感じます。
前世よりも、今生で辛さの余り、封じ込めている自分自身を
感謝の念で”良くやった”と、水に流すことが大事です。

生かして頂いて ありがとうございます

  
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コメント (80)
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