伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

色々と有るもんです

2008-07-03 18:56:30 | Weblog
私の勤める会社には、個人契約の人が1名居られます。
もう40年以上、個人の外注職として勤務されています。
正社員がリストラされる事は有っても、その方は体が続く限り
勤務されるでしょう。 社員が真似の出来ない技術を持って
おられます。 年齢も私より二まわり以上の年上です。
これがまた、とても仕事に関しては厳しい方なのです。
経営陣から過酷な要望を受けても、黙って引き受けられる
のですが、私の様な中間に立つ人間、しかも御客さんから
の注文を聞いている営業に対しては、容赦がございません。
つい先日も、私は罵倒されまくりました。
でも、私は内心で「ええ修行させてくれるわ~」と、ハイハイ
と怒られていると、それがまた気に障る様です。
もう最後は、「あっち行けー」です。苦笑。
私は、その方の立場に成って考えると、怒りたい気持ちが
良く分かるのです。
御自分も病気があり、家族にも重い病気の方が居ます。
歳を取っても、高額な治療の為に仕事を辞める訳にはいか
ない様です。年金は国民年金だし、退職金も出ないでしょう。
だから、典型的な職人気質の人なのに、経営者には彼なり
の精一杯の気使いをして、黙って難しい仕事の要望も引き
受けます。
そこに長年会社にいても、楽そうに見える営業で、良い歳を
してる癖にナンチャッテ万年青年の私が居るわけです。
仕事上の会話で、少しでも誤解を招く表現があると・・・
「チャラリ~チャララー」と必殺仕置き人のテーマソングが聞こえる
様に、「何年、会社に居るんだ~」と始まります、怖。

歳を取るに従って、その方の怒りが始まる発火点が低く成
っている感じがします。 脳医学者の説によると、それは脳
の老化現象の1つだと聞きました。 怒りを自制する機能が
加齢と共に低下するそうです。
60歳を過ぎると柔和に成る人は多いでしょうが、それは有難
い環境の人達です。
彼の様に最前線で神経をすり減らしながら、休む事が出来
ない年配者を見ていると、これぞ真の修行者だなと思い
ます。 彼に怒られると、私の気持ちにも「喝」が入ります。

あの世は似たもの同志が集まり、ある意味では静止した世界
です。 この世だけが、喜怒哀楽が次々と容赦なく起こり、
泣いて頼んでも刺激が止まらない世界です。
それを自らの成長の為に望んで私達は生まれたのです。
今更、生まれた事を後悔するよりは、ほんの短い間ぐらいは
自分に起こる全てを有難く受け切りたいものです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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コメント (176)
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