伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

先祖の心、親も知らず

2008-07-27 13:39:18 | Weblog

昔、昔、あるところで母親と子供の2人だけで生きていま
した。 母親は女手1つで一生懸命に働きながら、子供を
育てていました。 日に三度の食事も、自分は食べなくて
も、子供だけには何とか食べさせていました。
子供にとっては、これがアタリマエな事でした。
時間が来れば、食事が出て、いつも側には母親がいる。
母親は子供の将来を思い、口から出る言葉は、子供には
面白くない言葉ばかりが出てしまいます。
子供が母親に感謝の言葉を言う事は有りませんでした。

子供は何か欲しい物があると、近所の御金を持っていそう
なオバサンの所へ何度も通い、その家の前で、オバサンを
称える歌(呪文)を歌いました。
すると、たまにはオバサンが御菓子を呉れました。

子供は、家に御菓子を持って帰り、オバサンへの感謝を言
いながら、御菓子を食べます。
3度の食事には、文句は言いますが、御菓子と他人へは
感謝を言うのです。
後日、その御菓子を食べるように成ってから、子供の歯が
虫歯に成りました。 甘い御菓子のカス(垢)が歯に残って
いたのでしょう。 でも、御菓子を食べてから、日数が過ぎ
ているので、無知な子供には何が原因かは分かりません。
歯が痛い原因を、母親が作る食事のせいにするのでした。
母親は、どんなに腹が立っても、自分の子供を捨てる事は
出来ませんでした。

オバサンは外在神。 母親は、内在神とも言えそうですね。
人間は祈願をして、何か思い通りになると、外在神の御蔭
と感謝します。 しかし、実際には自分の先祖霊(親)が動
いて働いてくれた御蔭が大半です。
また、知らずに高利貸しの外在神に依頼すれば、目先の
小銭を貸して呉れるのは、当たり前です。
後日に数十倍の利子を付けて、知らない内に何かを回収し
て行かれてしまいます。

実は近所のオバサンも、御金持ちではありませんでした。
何も持たない人だったのです。
この子供は、母親が生きている間に、母親の有り難さに
気が付けたのか、亡くしてから思い知ったのか・・・は
分かりません。 
このような子供には「親の心、子知らず」と、よく言いますが
「先祖の心、親も知らず」とも、現代社会の大人には言え
そうです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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コメント (165)
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