伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

節分は太陽信仰

2010-02-03 11:28:00 | Weblog

節分とは、季節の変わり目を意味します。立春・立夏・立秋・立冬の前日を一般的にさします。
つまり年に4回あるうち、立春の前日の節分が平安期頃より特に重要視されております。日本全国の神社でも、立春の節分の神事が執り行われます。
では、なぜ立春の節分が特に重要視されるのか?
私の感得では、春分(しゅんぶん、3月21日頃)を控えた節分だからだと感じます。
アジアの広い地域でも、節分の前後1ヶ月間ほどの間に、旧正月(きゅうしょうがつ)と言う、西暦の正月よりも盛大に祝う春の行事が古来からあります。中国では、民族の大移動が起こります。

立春の節分は、太陽の位置を表す太陽横経(たいようおうけい)が約315度です。これが春分の太陽横経360度=0の起点に戻る訳です。つまり天文学的に節分は、太陽が最終コーナーを回った感じに成ります。ちなみに、
夏至点の太陽は黄経90度、秋分点は黄経180度、冬至点は黄経270度となります。

少し難しい事を説明しましたが、要は節分=太陽信仰だと言う事なのです。
神界でも重要な節目と切り替えの時が節分だと感じます。
冬至(12月23日頃)に生まれた太陽の体勢が整い、いよいよ本格的に活動をし始める時が節分です。節分を境に、自然界の植物も春分に向けて活動を実際に始めます。
神界では、隠れた「陰の正月」が冬至であり、作用を始める「陽の正月」が節分だと言えます。とても重要な時です。
そして現実界では、この神界の2つの正月の間に、現実の正月を祝う行事が転写されているのです。

古代の人間は、穀物の栽培と収穫から一日の生活のパターンのすべてを、太陽の動きに沿わせ従う事が幸福に繋がるとしていました。これは未だに霊的にも機能している事です。
だから、私たちも今日の節分から心機一転し、春の再生に向けて自分なりに出来る「目の前の事」を努力するのは非常に良い事です。
大きな事よりも、先ずは掃除から始めましょう。これが禊(みそぎ)と祓いと成り、霊的に助けます。
節分の豆まきの心得は、その後の掃除に在ります。
まいた豆の回収時に、家内のホコリを発見する事と成ります。大晦日の年越し蕎麦の風習も、砂金を扱う職人が一年間の掃除をする時、取りにくい場所の落ちた砂金の回収に蕎麦団子を使用した事が起源だとも言われています。
えっ、豆をまく前に掃除をするから大丈夫?最近の節分豆は、小袋入りでもありましたね。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

人類の 5% 運動を広めたいです。
    

応援して下さる方は、この3箇所をクリックして下さい。
携帯からクリック出来ない場合は、
http://www.geocities.jp/poriporry/m/ 
クリックして現れるランク一覧の中から伊勢白山道を押してね。
初めての方は、まずCATEGORYの「初めての方へ」、先祖供養については
BOOKMARKの「短冊と線香による先祖供養ダイジェスト」をお読み下さい。
私の返答が無いコメントは、霊的な問題では無いと言う事です。
個人的な相談はメールでは無く、コメント欄でお願いします。

コメント (557)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする