Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

京都戦プレビュー

2008-09-30 18:43:30 | 浦和レッズ
浦和は、日曜の首位攻防戦の名古屋戦をドローでしのぎ、明日駒場で京都と対戦します。京都は昨年はJ2のチームで、入れ替え戦に勝ってJ1に上がってきました。普通に考えたら、J1で毎年のように優勝争いをしている浦和が格上のはずです。

しかし、今年の浦和対京都の対戦成績は、1勝2分けと決して浦和は圧倒していません。特に、ナビスコ杯予選のアウェイ戦では、前半でエジミウソンがハットトリックを決めながら、後半追い付かれて3-3の引き分けに終わっています。

その理由として、今年の京都は1トップ、2トップ、3トップすべてに対応可能な柔軟性があります。京都は昔から練習試合の布陣を公開しない(先発メンバーを順不同で適当に並べて発表する)、秘密主義のチームでしたが、それを考えると、浦和ベンチとしては何をやってくるか分からないという怖さはあるでしょう。

そのため、明日の京都戦は、スタメンで出た選手が、素早く相手の布陣を読み、自ら対応する柔軟性が必要です。特に、京都には3トップがありますから、3トップを3バックで守るのは苦しいので、スタメンの誰か(平川が候補)に、いざとなったら最終ラインに入り急造4バックをやると言っておく必要はあるでしょう。

ただ、浦和は攻撃陣が上り調子です。あれほど合わないと言っていた、エジミウソンと高原にも連係が出てきています。また、ポンテを中心にしたボール回しも面白い形ができています。ただ、この京都戦は、首位攻防戦だからと無理をさせた闘莉王や、重傷明けのポンテあたりは温存する可能性があります。

闘莉王の代わりは堀之内がいるし、ポンテの代わりも梅崎がいますから、話にならないほどひどい試合をすることはなさそうです。しかし、メンバーを落とせば、選手に「この試合は本気で勝ちに行かなくて良い」という心の隙をもたらす可能性もあります。

ただ、たぶん主力選手の疲労は、昨年のACLの戦いぶりから想像すると、既に限界の気はします。たとえメンバーを落としても、サポーターとしては、やむを得ない決断と、エンゲルス監督を支持したいです。

それでも勝ち点3を取れるチームが真の強豪と思って、出番を得た選手には頑張って欲しいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポンテ復活?(9/28名古屋対浦和)

2008-09-29 18:34:26 | 浦和レッズ
昨日は、翌日が仕事の日のナイトゲームだったので、即日更新は難しかったですが、こういうときに用意する穴埋めネタを忘れたのは申し訳ありませんでした。昨日の名古屋戦、ちょっと試合前にお酒を飲んでしまったので、多少怪しい感想ですがお許しください。

まず、引き分けという結果ですが、最悪の結果ではありません。未消化の京都戦を勝てば、首位に立てる可能性もあります。ただ、引き分けて満足かと言うと、勝てた試合かなと思います。昨日の浦和は、強行日程で動きが鈍いはずという予想を覆し、アル・カディシア戦で成功したサイド攻撃が出ました。

鈴木啓太の復活が大きく、細貝も守備の半分は鈴木啓太に任せられるという安心感から、前にパスを出すこともできていました。また、一番印象的だったのは、ポンテの復活です。確かに、まだシュートを打つ思い切りが足りないと感じる場面もありますが、運動量がポンテにしては復活していて、サイドに流れてボールを受ける動きができていました。

ポンテにボールが収まれば、平川、相馬の両アウトサイドも積極的に前に出られ、エジミウソンの先制ゴールは相馬のクロスです。ただ、その良い流れのうちにもう一点取っておければ、この試合はほぼ決まりだったと思います。

試合がドローに終わった理由はいくつかあります。まず、日本人にはほとんどヘディングで負けたことがない闘莉王が、巻佑樹に競り負けたのは誤算でした。闘莉王が膝を痛めていて、ポジション取りに一瞬遅れたのが理由と聞いています。

しかし、負傷している闘莉王をあえて出場させているのですから、これを理由に闘莉王を責めてはかわいそうです。しかし、後半に名古屋のサイドハーフに自由にボールを持たれたのは課題です。ポンテの復活で、両アウトサイドが強気のポジショニングをしていた裏を名古屋に狙われました。

たまたまシュートは決まりませんでしたが、浦和の強気の策を逆用されたのは、次節の京都のように何をやってくるか分からない相手に、攻略のヒントを与えたかもしれません。たぶん、京都戦は闘莉王あたりは温存の可能性がありますが、試合内容は相当苦しむかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダイレクトプレー(小野伸二)

2008-09-27 18:16:39 | 浦和レッズ
浦和の歴史の中でも、新人にしてサポーターの期待を一身に集め、その通りに活躍した選手は小野伸二しかいません。ただ、小野伸二は、激戦区静岡の清水商の出身だったこともあって、高校選手権には一度も出ていません。ただ、U-17日本代表としてエクアドルでの世界大会には出たので(当時はU-17選手権は中継がなかった)、実力は確かですが、誰も見たものはいないという状態で浦和に来ました。

皆、すごいすごいと騒ぐ存在だが、プレーは見たことがないというのは、思わず実力以上を期待してしまうのですが、小野伸二の場合は本当にそれだけのプレーをしてしまうだけの実力がありました。当時、テクニシャンで通っていた、福永泰氏が、「これは物が違うから小野中心のチームを作らないといけない」と思ったほどです。

そんな雰囲気で迎えた開幕戦、4-4-2のサイドハーフに入った小野伸二は、自然とボールが集まってきて、それを交通整理するかの如く、ダイレクトプレーでさばいていました。当時は、天才といえばマラドーナのイメージが残っていましたから、長い時間ボールを持って相手を抜くことが天才と思われていました。

小野伸二は、そんなサッカーファンのイメージを一新する存在でした。単純にプレーし、正確に味方に渡すことこそ、自分のやりたいプレーとアピールする姿には、日本サッカー界の新たな才能の出現を感じました。ただ、当時の原監督は、小野伸二にゴールに絡むことを要求していました。

それに一発回答で答えてしまうところも、さすが小野伸二で、開幕戦の次のアウェーの横浜F戦で、いきなりゴールを決めています。しかも、当時のGKは現名古屋の楢崎でしたが、落ち着いてゴール隅に冷静に蹴り込んでいます。

ただ、いつかは海外にというのは、多くの浦和サポが覚悟していたことと思いますが、フェイエノールト(オランダ)では小野伸二はボランチにコンバートされました。それからは、たまに見る代表戦で姿を見るのが、小野伸二を見る貴重な機会になりましたが、ボランチになってしまうと、テレビではイメージがつかみにくいのが残念でした。

今、ドイツのボーフムにいる小野伸二は、今度は浦和ではないチームに戻るかもしれません。ただ、長年故障で苦しみながらも、ちゃんと試合に出られる体調にして、海外で活躍するところはさすが伸二です。何らかの形で、南アフリカW杯のメンバーに入ってくれれば嬉しいです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋戦プレビュー

2008-09-26 18:52:38 | 浦和レッズ
アル・カディシア戦の感動の勝利から休む間もなく、日曜には浦和はアウェイで名古屋と戦います。現在2位の名古屋は、浦和にとっては公式戦3連敗中の苦手です。名古屋のストイコビッチ監督は、決して奇策を打つ監督ではありません。

布陣は、大抵の試合で4-4-2で中盤はボックス型です。これと同じ布陣を引くチームはFC東京で、味スタで対戦したときは、3-4-3で相手のキーマンにマンツーマンでつける守備的な手段で1-0と勝利を収めています。

しかし、名古屋には同じ手は効かないと思います。それは、名古屋がポジションチェンジを多用するチームで、サイドハーフの2枚が同じサイドに張ってくることがあるからです。そのため、現在絶好調の小川にマンツーマンをつけようとすると、そのマークを逆用して反対のサイドハーフをフリーにするでしょう。

ただ、その「反対のサイドハーフ」は、マギヌンの負傷で固定できていません。マギヌンがいれば、小川とマギヌンの共同作業は恐ろしいのですが、千葉戦で代役に入った杉本は、途中から出てきたときの怖さは、スタメンのときはありませんでした。

ただ、たとえサイドハーフが浦和のアウトサイドに押さえ込まれても、名古屋にはヨンセンの高さという、どんなときでも計算できる武器があります。無理なボールでも、体のどこかには当ててくれる粘りがあり、一回いいボールが行けば一点取れる力を持っています。

対する浦和は、闘莉王が太ももを痛めていたり、ポンテがアル・カディシア戦で負傷交代したりと、負傷者が出てきています。そのため、ベストメンバーを揃えることは難しいかもしれません。堤、梅崎ら、最近出番の少ない選手が出るかもしれません。

唯一の光明は、鈴木啓太の復帰が近そうということで、アル・カディシア戦では途中出場でボランチに入りました。もし、フル出場できるコンディションを取り戻していれば、使わない理由はないと思います。

本気で2冠を狙うつもりなら、こういう目標を達成した直後で気持ちの持って行き方が難しい試合で、勝ち点3を取らないといけません。最初から激しくプレスを掛けろとは言いませんが、悪いなりにしっかり相手にチャンスを与えず、1-0でもいいからしっかり逃げ切るサッカーが見たいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対応は遅れたが(9/24浦和対アル・カディシア)

2008-09-25 18:56:29 | 浦和レッズ
ACLの戦いでは、相手チームがわからないので、まず最初に相手チームの布陣、キーマン、そして攻め方をチェックします。アル・カディシアの布陣は4-4-2のボックス型の中盤で、14番のベンアシュールはFWに入れてきました。チュニジア代表ではトップ下のベンアシュールを中心にゲームを組み立ててくるはずと思っていた私は、一瞬虚を突かれました。

アル・カディシアのキーマンは、長身ボランチの15番でした。ここからパスが出てきて、右サイドハーフの24番、FWの17番とベンアシュールが、浦和の3バックの両サイドのスペースを突くのがアル・カディシアの攻め方でした。この攻め方は、クウェートで行われた第1戦と同じ形でした。

正直、同じ手を2度食うとはと、ベンチワークに少し疑問が出ました。急造4バックなどの手はなかったのかとも思いましたが、ポンテがトップ下しかできない以上、4バックにはしにくいということに気付き、ちょっとがっかりしました。

しかし、アル・カディシアにはDFに弱点がありました。アル・カディシアの4バックは、左SBの13番が3バックのアウトサイドの如く上がってきて、逆に右SBの2番はほとんど上がらない、変則的な4バックです。この最終ラインのバランスは悪く、CB2枚の間に比較的容易にスペースを与えました。

そこに、浦和はターゲット役の高原、エジミウソンを置いて、クロスで点を取ろうとしてきました。事実、彼らはうまくターゲットになって、エジミウソンはクロスバー直撃のシュートも放っています。今まで合ったためしがなかったこの2トップが、アル・カディシア攻略にはベストと見抜いたエンゲルス監督の判断はさすがです。

浦和の先制ゴールは、ベンチの想定外の形の、相馬のボレーシュートでした。この1点でアル・カディシアが0-0を狙えなくなったことで、相手に守備的な交代を許さない効果がありました。ただ、それでもアル・カディシアのカウンターは効いていて、まだまだ予断を許さない展開でした。

それを変えたのは、ハーフタイムの修正でした。細貝に15番をマークさせ、山田のパスの精度も上がり、闘莉王のゴールまで決まって見事に浦和の流れになりました。最後の15分は相手が3トップに変えてきて押し込まれてしまいましたが、今度はポンテが交代していたこともあって、平川を最終ラインに入れる急造4バックでしのぎました。

ただ、アル・カディシアは強かったです。ベンアシュールは、浦和が誇る守備のスペシャリストの阿部勇樹を、フェイント一発でかわしています。また、縦に速い攻めをするというチームの意志は、全員に浸透していました。こういう相手と当たれることが、ACLに出場した意義ですから、その経験をこれからの戦いで活かして欲しいものです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・カディシア戦試合前

2008-09-24 19:06:34 | 浦和レッズ
もっと良い写真を撮りたかったけど、ズームするとどうしても手ぶれの影響が大きいので、これが限度でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追い詰められた者の闘志(ジェフ千葉)

2008-09-24 15:32:17 | 他チーム
今日のアル・カディシア戦は、平日のナイトゲームというわけで、即日更新は勘弁していただき、穴埋めネタを用意しておきます。たまたま、今回、残留争いで苦しんでいるジェフ千葉の3連勝を全てテレビで見たので、それを取り上げます。

千葉の監督は、イングランドのプレミアリーグの名門リバプールでアシスタントコーチを務めていた、アレックス・ミラー氏です。ミラー監督のサッカーは、この3試合を見る限りでは、FWに収めるサッカーではなく、4-5-1の攻撃的MFの3人にボールを持たせるサッカーです。

確かに、千葉には浦和のポンテのような、一人でなんとかしてくれるような選手はいません。一度見てみたいと思っていた、トップ下のミシェウも、技術はありますが、それほど正確なパスをどんどん通すタイプではありません。ただ、千葉のいいところは、いくらミスをしてもカバーに走り、何度でも挑戦することです。

このサッカーを見て、思い出す名前は、元日本代表監督、イビチャ・オシムです。オシムサッカーはマンツーマン守備ですから、内容は違いますが、オシムが千葉を強くしたのも、この「諦めない闘志」です。

また、フロントも「諦めない闘志」を見せました。急造の補強といわれようと、他チームで出番を失った選手に粘り強く声をかけ、今では「そういえば他チームでA選手出番がないな」と思っていると、千葉にいることが多いです。そんな補強の成功例は、元名古屋の深井です。

深井は、千葉の巻誠一郎と駒澤大学で2トップを組んでいた間柄で、「巻とはやりやすい」ということを言っています。ポジションの関係で、深井は巻を後ろからサポートするMFに入っていますが、巻とは合うようで、いいパスを供給しています。

ただ、J1に残る為に必死になれた今年はしのげるかもしれませんが、毎年これでは選手たちが持ちません。ミラー監督の手腕がどうやら確からしいということが分かった以上、何とかJ1に残り、来年は開幕からミラー監督の理想形に近いサッカーを実現しなければなりません。

それは想像以上に厳しい道かもしれませんが、日本リーグ時代からの名門、古河電工の流れをくむチームですから、頑張って欲しいと思います。浦和もフクアリが鬼門なので、直接対決は苦しみそうですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アル・カディシア戦プレビュー

2008-09-23 23:43:27 | 浦和レッズ
Jリーグアフターゲームショーを見ていて、更新が遅くなりましたが、明日のアル・カディシア戦のプレビュー記事です。確かに、浦和はアウェーの第1戦で、3点取られました。しかし、それをもってアル・カディシアを極端に恐れるべきかというと、そんなことはまったくないと思います。

前回の試合でわかったことは、アル・カディシアは、トップ下のベンアシュールは強力な選手でしたが、決して強力なFWで点を取るチームでもなく、水も漏らさぬ堅守を誇るチームでもないということです。ただ、アウェーの不利な笛で、FKを多く与えたことは、ベンアシュールの技術を発揮する場を与えてしまいました。

そういうことは、浦和の課題は、無駄なファウルを与えないことです。ベンアシュールも1得点1アシストですが、両方FKです。中東からの映像はあまり良くなかったので、アル・カディシアの選手は誰がどこにいるかまでは分かりませんでしたが、流れの中ではどこまで効いているかは未知数です。

また、浦和の勝利条件が、必ずしも2点差を必要としないことは、有利に働く可能性はあります。ただ、最初から1-0を狙いに、守りを固めることだけはしてはいけません。その失敗例が昨年準々決勝で対戦した全北現代で、開始4分で点を入れられてゲームプランが崩れ、慌ててFWを投入せざるを得なくなっています。

大宮戦で途中出場で疲労度の少ない永井に賭けるか、アル・カディシアから2ゴールというエジミウソンの相性の良さに賭けるかは難しいところですが、アル・カディシアのDFはそんなにドリブラーに強くありませんから、永井のドリブルが面白いのではと思っています。

ただ、高原が、「2トップの方がやりやすい」と発言していたのは、暗にエジミウソンの方と組みたいことを示唆しています。(永井はFWで起用すると下がってトップ下になってしまうためです。)この2トップが合ったためしはないのですが、それをエンゲルスが大一番で勝負するかというと、私は疑問視しています。

また、クウェートでもNACK5でもフル出場だったポンテのコンディションも、少し不安です。ただ、明日と名古屋戦は大事な試合ですから、何とか持ってくれと祈るような気持ちです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高麗巾着田

2008-09-23 18:07:45 | 埼玉
地元の人には有名ですが、全国的には知られていない観光地はどこの地方にもあると思います。今回写真を載せる、埼玉県日高市の巾着田の彼岸花も、そんな埼玉ローカルな観光名所の一つでしょう。

彼岸花は、葉もなく大きな赤い花が咲く植物で、不気味と日本人が思ったのか、古来日本ではあまり縁起の良い花ではありませんでした。しかし、日本にも異文化が入ってきて、この彼岸花を素直にきれいと思う人が増えてきたことから、整備して観光名所にしました。

今は、彼岸花が一番良く見える林の中は、入場料を取るほど、人がたくさんくる場所になりました。巾着田の由来は、川が蛇行している部分を開拓した田んぼなので、山の上から見ると巾着に見えるから、この名がついたそうです。

高麗は、埼玉ローカルの地名では、「こま」と読みます。しかし、当然名前の通り朝鮮半島からの移民が築いた地域です。そんなところは、トーテンポールに似た赤い柱が駅前に立っていたり、道の案内板にハングルが入っているところに現れています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とりあえず勝てば(9/21大宮対浦和)

2008-09-22 21:21:16 | 浦和レッズ
浦和がクウェートから帰って中2日(日本時間)ということもあって、この大宮戦は内容は期待せず、とにかく勝ち点3を取ればいいと思っていました。雷雨の影響で、前半13分に試合が中断して、1時間近く試合再開まで時間がかかる波乱の試合になりました。

この試合を分けたのは、大宮のコンディションだったと推測しています。普段の大宮なら、名古屋のようなオールコートプレスができるチームで、サイドハーフの藤本、小林大悟が浦和の両ストッパーの坪井、阿部勇樹にプレッシャーを掛けてきたでしょう。

しかし、この日の大宮は、最終ラインこそ高く保とうとしましたが、プレスは影を潜めていて、前線のラフリッチとデニス・マルケスの2トップが孤立していました。ただ、アーリークロスやロングボールでも点を取れる可能性があるラフリッチの頭は脅威でしたが、闘莉王や阿部勇樹がついてきっちり消しました。

浦和は、確かに高原のゴールは見事です。相馬のややアバウトなパスに、執念で追ってフリーになりました。ただ、内容は悪くてもいいとは言いましたが、大宮が引いていたため、ボールが持てる展開でしたから、いくつか課題を指摘したくなります。

まずは、山田暢久のボランチです。もともと、山田はボールを持ちすぎることのある選手で、ギドが監督のときはボランチ失格の烙印を押されたこともあるくらいです。この山田のところが、大宮に狙われていました。当然、アル・カディシアも見逃してはくれないと思います。

また、ポンテの消極性も目立ちました。明らかにシュートを打てるゴール前のフリーな場面で、パスを選択することが目立ちました。また、普段ならミスをしない、カウンターからのつなぎのパスが、相手にカットされる場面もありました。

正直、やはりチーム状態は良くないのかと、現実を見せつけられた感はあります。ただ、ACLとリーグ戦を並行して戦う以上、メンバーを落とすか、疲労した主力に無理をさせるしかありません。浦和が後者を選んだ以上、これくらいの課題は見つかって当然かもしれません。

この試合のことは素直には喜べないですが、とにかく勝ったことで、ACLもリーグ戦も次につながりました。今はその事実を喜ぶことにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする