Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ブログ開設1900日

2011-09-30 18:25:54 | 雑記
たまたま、ブログの編集画面を見ていたら、当ブログが開設から1900日の節目を迎えたことがわかりました。こういうことに気づくことはめったにないですが、1900日といえば結構長いなと、ブログを綴ってきた日々を振り返ります。

今日は体調不良で会社を休み、起きている時間が4時間ほどしかないほど苦しい一日でした。パソコン作業で神経がすり減っていることもあって、今日体調不良で出勤できないことが確定したときは、「良かった、これで細かい作業をしなくて済む」とほっとしたくらいです。

1900日といえば5年とちょっとですが、サッカーのネタは可能な限り試合内容に絞るという方針は貫いています。浦和サポの私ですが、浦和が良くないときははっきり良くないと書きます。それでも、浦和サポの皆さんは当ブログのことをご理解いただいているようで、好意的な反応に感謝しています。

気をつけなければいけないのは、他チームのことを書くときで、以前FC東京の過去の試合を参考にプレビュー記事を書いたら、FC東京のサポが大量に当ブログにやってきて「それは違う」と書いたことがあります。それ以前は他チームのサポはうちのブログは見ていないはずと思っていましたが、これ以来気をつけるようにしています。

もっとも、今は浦和の残留争いで、他チームのことを気にしている場合ではないので、対戦相手として書く以外は、どうしても浦和の残留に有利な方を期待してしまうので、公平な目で見られないと「他チーム」のカテゴリーはしばらく書かないことにします。もっとも、代表で活躍した他チームの選手がいれば話は別ですが。
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G大阪戦プレビュー

2011-09-29 19:09:52 | 浦和レッズ
リーグ戦を週末に控え、トータルスコアなら勝利が濃厚というナビスコ杯の大宮戦をどう使うかはペトロの腕の見せ所でしたが、勝利、柏木の温存、デスポトビッチがついに結果を出すなど、週末に弾みをつけられそうな結果を出すことはできました。

しかし、次節は相手が悪いです。首位のG大阪は前節甲府にまさかの黒星を喫しましたが、連敗は許されないと、浦和相手に激しく攻めてくる可能性は高いです。浦和にとっては前節の鹿島戦は引き分けたものの、相手が決定機を外したのに救われた、内容の良くない引き分けです。

また、降格圏にいる甲府の勝利で、残留ラインが上がりそうなのも浦和にとっては苦しい要素です。それでも、残り7試合で4勝3敗なら勝ち点41で、ほぼ安全圏に出られます。どこから取っても1勝は1勝ですが、甲府が勝ったのだから浦和だって不可能ではありません。

G大阪に勝つためには、甲府のやり方を参考にすれば遠藤をサイドでプレーさせることです。真ん中にいればいつ何時あの鋭いスルーパスや強烈なミドルが飛んでくるか分かりませんが、サイドからクロスを上げる役割にさせれば、即失点の危機からは遠退きます。

それでも、ナビスコ杯が休みだったG大阪は、入念に浦和対策を立てている時間は十分あります。ラフィーニャの視野の広さを生かして、きれいにオフサイドトラップが取れるチームではない浦和の最終ラインにイ・グノを走らせるくらいの対策は立てているでしょう。

浦和は高橋峻希が別メニュー調整が続き、大宮戦を欠場しました。その後の回復にもよりますが、間に合わないときは山田暢久が右SBに入ります。また、左SBは平川が負傷、宇賀神が頚椎捻挫の重傷で、野田が入ります。

二人とも普段は出ていない選手ではありますが、本職のSBなので、基本的な約束事ができないような初歩的なミスはしないと思います。また、一番きついポジションの柏木が一試合休んだので、ボランチに入っていいプレーを見せてくれれば勝負を後半に持ち込むことはできるかもしれません。

苦しい試合なのは確かですが、相手はACミランではないのですから不可能はなく、優勝争いをかき回すような金星を期待したいです。
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サイドアタッカー(梅崎司)

2011-09-28 18:55:31 | 浦和レッズ
今日はナビスコ杯の大宮戦ですが、参戦できない上映像も手に入らないので、穴埋めネタで失礼します。大原の練習試合では結果を出すのに、なかなかトップではチャンスをもらえなかったものの、鹿島戦で少し存在感を見せてくれた梅崎司選手をネタにします。

梅崎はポンテが靭帯断裂で半年間は出られないという浦和の緊急事態だった2008年の初めに、大分から移籍してきました。ポンテのところにそのまま入れるのではという開幕前の予想とは違って、オジェック監督は梅崎を使わずに、山田暢久のトップ下で戦い、結果を出せなかったことで2試合で解任されます。

監督がエンゲルスに変わったのは梅崎にとってはチャンスでした。大分時代からドリブルの切れは評価していましたが、味方になってわかった長所は左右関係なくドリブルで仕掛けられ、左右両足でクロスを上げられることです。

つまり左右どちらでも使えるサイドアタッカーな訳で、トップ下に置くと梅崎がサイドに流れているときはカウンターの守備が一枚足りなくなるという課題がありました。大分は2トップの一角が引くことで対応していましたが、浦和ではエジミウソンや高原にそういう指示を出したようにはどうしても思えません。

どうも、この年の補強を見ると選手を適材適所に集めたようにはどうしても思えず、ポジション的なバランスだけで集めてしまったように感じます。梅崎はそんな無計画補強の犠牲者になってしまいました。古巣大分が初タイトルを取ったナビスコ杯を「うらやましい」と言っていたほどです。

それでも、システムが4バックに固定され、サイドアタッカーが常に2枚置かれるフィンケ監督への交代は左右どちらのサイドもできる梅崎には追い風のはずでした。しかし、その後の梅崎は度重なる負傷に苦しみます。フィンケ監督の下では目立った活躍はできず、そろそろ若手とは言えない年齢になってきました。

今回、田中達也の負傷でサイドアタッカーが一人空いているのは梅崎にとってチャンスです。いいプレーはしても持ち過ぎでカウンターを食う選手もいますが、梅崎はボールを持ったら何かしてくれそうと期待させてくれますし、シュートやクロスなどのはっきりしたプレーで終わってくれる良さもあります。その良さを埼玉スタジアムで見せてほしいと思っています。
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ナビスコ杯の狂騒

2011-09-27 18:54:55 | 浦和レッズ
まだ浦和はナビスコ杯では2回戦までしか勝ち上がっていませんが、今回のトーナメント形式だと2回戦を無事に勝ち上がれば嵐が来るように立て続けに一回で決着がつく準々決勝と準決勝がやってきて、決勝まではしばらく日程が空いています。残留争いに苦しむ浦和に、一気に決勝進出の報がやってくる可能性もあるわけです。

ベテランサポの昔話ですが、2002年にナビスコ杯で史上初めて浦和が決勝に進出したときの思い出を書きます。あの当時は、相手は鹿島でそう簡単に勝てる相手ではないという事実も忘れ、試合前から優勝したような騒ぎでした。

浦和も前夜祭というイベントを企画して、ギドやバイン、ペトロらを呼んで埼玉会館を埋める盛況でした。前夜祭には出なかった私も前日、マッチデープログラムを買うために浦和のオフィシャルショップに並んだところ、信じられないような長蛇の列ができていました。

今思うと、お祭り騒ぎは勝ってからやるべきものですが、あの当時はJリーグ元年の最下位や1999年のJ2降格を経験したサポが多くを占めていた時代です。あの浦和がついにタイトルに絡むところに来たという事実に舞い上がっても仕方ないと思います。

しかし、試合は1-0ながら鹿島の強さを感じたサッカーで敗れ、あのお祭り騒ぎは何だったという空しさだけが残りました。これを教訓に、浦和は試合前にイベントを企画することはなくなりました。ナビスコ杯は代表抜きで開催されたり、リーグ戦を重視するチームがメンバーを落とすことがあるので、初タイトルがナビスコ杯というチームは結構あります。

ナビスコ杯というタイトルはもちろん価値はありますが、ACLに出られたりする訳ではないので、勝ってリーグ戦に勢いをつける要素の一つです。ペトロがナビスコ杯をどう考えているかはわかりませんが、たとえ優勝してもリーグ戦で降格しては意味がないので、この試合をうまく使うという考え方で臨んで欲しいと思います。
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大相撲秋場所総括

2011-09-26 18:55:15 | 他スポーツ
今場所最大の話題はなんと言っても琴奨菊の大関昇進でしょう。先場所横綱白鵬に勝ちながら、わずかな差で昇進を逃した悔しさは今場所に生きていて、今場所も白鵬に勝ち、千秋楽を待たずに昇進を決めたのは彼の力が大関レベルという証明でしょう。

優勝争いの方でも、琴奨菊にとってはチャンスでしたが、大関昇進の方がプレッシャーがあったらしく、支度部屋で琴奨菊の大関昇進を議論する理事会が開かれるという事実上の昇進決定の報で、ほっとしていたという情報です。把瑠都に勝つ余力がなくても仕方ないですが、優勝できる力士になるにはもう一頑張り必要です。

今場所、横綱昇進を目指した日馬富士はふるいませんでした。序盤から次々と取りこぼして、一時は勝ち越しも危ぶまれる成績では、二場所連続優勝が事実上義務になった今の横綱昇進基準を考えると、論外です。ただ、今の時点で白鵬の次に優勝できる可能性が高い力士は日馬富士なので、完全にゼロからのスタートに戻ったとはいえ、再挑戦を期待しています。

白鵬は稀勢の里、琴奨菊に連敗するようなことは普段ならあり得ず、今場所は決してベストの場所ではなかったでしょう。そういうあまり良くない場所でも優勝できるところが白鵬の立派なところで、千秋楽の日馬富士戦で見せた相手を圧倒するスピード感がある相撲を、優勝がかかった一番で発揮できるあたり、優勝20回を含め、歴代の大横綱に肩を並べるところまであと一歩です。

下位の力士では、以前は幕内最重量の199kgを持て余し気味だった臥牙丸が、ついに自分の体重を生かす相撲を取れるようになり、11勝4敗で初の敢闘賞を受賞しました。まだ番付が下位なので、白鵬に挑戦するのは来場所以降ですが、白鵬相手に外四つにでも組んだら、さすがの白鵬でも苦しむかもしれません。

また、前頭筆頭で二桁勝った豊真将は、来場所は彼の実績を考えたらこれまで三役に上がったことがないのが意外ですが、新三役が濃厚です。今場所の相撲は安定していて、崩れない下半身の強さと、攻める相撲で上位定着を期待したいと思います。
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お墓参り

2011-09-25 15:25:49 | 雑記
今日はお墓参りに行ってきました。暑さ寒さも彼岸までとはまさに先人の知恵で、今年の夏も暑かったので永遠に続くような錯覚もしましたが、やはり彼岸がくれば涼しくなるものです。いつもこの時期に体調を崩すので気を付けて乗り切りたいです。

トップの写真はお墓の入り口に咲いていた彼岸花です。携帯カメラだとなかなか赤色がきれいには出ず、少し白色がかかっていますが、今年もその季節がやってきたなと思います。



この画像は母に教えてもらった「カラス瓜」というスイカに似た植物です。一見小さなスイカに見える中央のスイカ模様をした実は、熟すと黄色くなり、カラスのくちばしに似ているような色になるからでしょう。

また、母に私の知らない植物ネタを出されました。いろいろ知識を吸収してきたつもりの自分も、まだまだ知らないことばかりです。母にはやはりかないません。
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ナビスコ大宮戦プレビュー

2011-09-25 10:48:02 | 浦和レッズ
ちょっと早いですが、今週の水曜に行われるさいたまダービーのナビスコ杯2回戦、大宮戦(アウェイ、NACK5スタジアム)のプレビュー記事を書きます。浦和にとっては、リーグ戦で大宮戦を残している以上、この大宮戦もきっちり勝って残留争いで優位に立ちたいところです。

あまりナビスコを勝ち上がりすぎると強行日程になるという不安もないわけではありませんが、相手が大宮である以上、勝つことはノルマと思います。たぶん、リーグ戦の大宮戦の方は残留がお互いに掛かっている以上、さいたまダービーの歴史に残るような激しい試合になると思います。

リーグ戦重視でナビスコ杯は捨ててもという考えでは、たぶんリーグ戦でも勝てないでしょう。大宮も毎年残留争いで苦しんではいますが、年々いいチームになってきており、よく記事にするラファエルや李天秀、ボランチの上田康太らいい選手はいるチームです。

大宮はクラブの方針として、3バックの監督とは契約したことがなく、ずっと4バックを貫いているチームです。スタイルという意味では浦和より定まっているとも言えますが、なかなか残留争いのレベルから抜け出せないチームでもあります。浦和としては、こちらも残留争いに巻き込まれた以上、同じレベルのチームには負けられないとターゲットにしているでしょう。

大宮は長年、ボランチの展開力が課題だったチームで、守備の職人タイプの選手は多く取ってくるものの、華麗なパサーがボランチにいたことはあまりなかったチームです。今回は上田康太というパサーを磐田から引き抜いてきたことで、チーム力は向上していると思っています。

浦和としては、前回のナビスコ杯大宮戦で小島が活躍して、戦力の一員になれそうな域に近づいているのはいいことです。昨日は小島は決定機を外してしまいましたが、攻撃力なら面白い存在になっており、勝負するなら鈴木啓太を外してでも使う価値はありそうなところまで来ています。

もっとも、昨日の鹿島戦で小島は足をつってしまったらしく、体力面にまだ不安はあります。また、1トップに誰を使うかも浦和の大きな課題で、エスクデロの1トップが前回のナビスコ杯大宮戦では成功しましたが、昨日はうまくいかず、まだ誰を使うか予想はできません。これはナビスコ杯なので、ただ勝つだけではなく、ある程度は内容も期待したいところで、どれがベストの組み合わせかがわかるのが一番望まれるところです。
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偶然だっていい(9/24鹿島対浦和)

2011-09-24 18:09:34 | 浦和レッズ
この試合は、シビアに見てしまえばあれだけゴール前の鹿島の選手をフリーにさせて、鹿島から見た左サイドを徹底的に崩され、たまたま相手のシュートが入らなかったから取れた勝ち点1と見られても仕方ありません。それでも、今の浦和に欲しいのは、1点でも多くの勝ち点ですから、偶然の結果であろうと、勝ち点1を持ち帰れたのは良かったと思います。

ただ、浦和に多くの課題が残った試合であるのは間違いないところで、特に後半は全然攻撃の形を作れませんでした。解説者が言っていたことなので、100%確実な情報ではありませんが、後半小島が足をつり、中盤の運動量が落ちたことが理由ではないかという話です。宇賀神が不運な負傷で即交代となり、前半で交代枠を使っていたことで、浦和はボランチに交代枠を使っている余裕はなくなってしまいました。

最後の交代枠を梅崎ではなく鈴木啓太にすればという可能性はありますが、それでもたぶん押し込まれる展開は変わらなかったでしょう。梅崎も左足でクロスを上げたり、遠めから思い切って狙って時間を使ってくれたので、攻撃の枚数が足りないなら足りないなりの攻撃はしてくれました。

また、1トップに人材を欠くのも今の浦和の悩みどころで、エスクデロの1トップにキープすることは要求していませんが、相手DFとの当たり合いで苛立ってカードをもらったのはいけません。たぶん、後半の頭にエスクデロとデスポトビッチを代えたのは、このエスクデロのイエローカードも理由の一つだと思います。

デスポトビッチは今回も結果を出すことはできませんでした。しかし、この展開ではチャンス自体が少なかったので、今回はむしろ速いパス回しで攻撃を回したプレーなど、彼なりに工夫を見せてくれたことを評価したいです。ポストプレーヤーなら、ボールを受けたら振り向いてシュートという形は欲しいところですが、守備をさぼらないところとか今回はいいところを見たいです。

これで、一つとはいえ勝ち点を上積みしたことで、少しは効いてくるはずです。今年も下を見なければいけないのかというのは寂しいですが、とにかく今は残らなければいけないという危機感は強く感じています。「他チーム」というカテゴリーはしばらく書いている場合ではなさそうです。
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鹿島戦プレビュー

2011-09-23 14:23:22 | 浦和レッズ
明日、浦和は相性の悪い敵地カシマスタジアムで、鹿島とのリーグ戦を戦います。完全に残留争いに巻き込まれた浦和にとって、1点でもいいから取れる勝ち点は取らないと、あとで1点に泣くことになります。

1999年の残留争い当時のことを、浦和サポのブログで拝見しましたが、1999年の鹿島戦は1点先制した浦和が福田を下げてべた引きサッカーで守ろうとして失敗した試合でした。あの当時、欧州でもブレーメンで失敗して評判の悪かったデモス監督の采配には呆れましたが、この敗戦でもはやそんなことを言っている場合ではないと、とにかくJ1に残らないといけないと思っていました。

今回も状況は似ています。ただ、今回は逃げる立場で、残留ノルマは4勝4敗で十分と決して無理ではありません。次がG大阪であることを考えると、できればこの試合で勝ち点3を取っておきたいところです。鹿島は以前の手堅いチームとはチームカラーが微妙に変わっていて、右SBが西、左SBがアレックスと本来MFの選手がSBに入っているため、攻撃力は高いですが、手堅く守れるチームではないと推測しています。

それでも、直接FKを得たら野沢がねじ込むことができ、昨年の山形に続いて鹿島でもチーム得点王の田代の活躍など、やはり残留争いなどは早々と抜け出せるところは鹿島の底力です。監督も相手は長期政権の名将オリベイラと、ペトロでは名前負けしそうな相手でもあります。

前回の埼スタでの対戦では、2点ビハインドを浦和が追いついて引き分けに持ち込んだ、浦和としては価値ある勝ち点1です。以前の鹿島だったら、こういう勝ち点の落とし方はしなかっただろうなという綻びも多少感じた試合でもありましたが、こちらも2点も先に取られているのですから、あまり偉そうなことは言えません。

それでも、負けているときにオプションをあまり使えなかったフィンケ時代とは違って、ペトロは何手か勝負手を持っています。成功するかどうかは微妙な賭けですが、それでも打てる手は全て打って、悔いを残さない戦いをと願います。
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木村庄之助引退

2011-09-23 11:04:34 | 他スポーツ
今場所限りで、大相撲の立行司、木村庄之助が65歳の定年で引退します。今の木村庄之助が裁いた一番で印象的なものはと聞かれてしまうと、行司は目立たない方がいいというサッカーのレフェリーでも言える立場なので、残念ながら答えられません。ただ、木村庄之助自身のコメントから推測すると、結構プレッシャーは掛かっていたんだなと思います。

相撲の世界では、立行司は二人いて、木村庄之助が結びの一番を、式守伊之助がその前の二番を裁くことになっています。今は白鵬の一人横綱の時代ですから、木村庄之助は毎回白鵬の相撲を裁いていたということになります。それを考えると、白鵬が連勝記録に挑んでいた当時、その連勝記録を左右する一番を裁いていたのが、今の木村庄之助です。

立行司は短刀を腰に差して裁くことになっています。江戸の昔から続く相撲の世界ですから、江戸時代の習慣の名残は一部残っていて、この短刀はもし差し違えをしたら、この短刀で切腹しても構わないという覚悟を示すものとされます。確かに、立行司は相撲の世界では名人中の名人で、しかも結びの一番しか裁かないということになっていれば、差し違えは非常に不名誉なことで、それだけはしないと決意はしていることでしょう。

差し違えとは相撲独特のルールで、サッカーのレフェリーのように審判の判定は絶対と決めず、土俵下に勝負審判という別の審判を置いて、きわどい相撲になると勝負審判が協議して勝敗を決めます。特に、相撲でたまにある「同体取り直し」は行司が決めることはできず、行司は必ずどちらかには軍配を上げなければならず、勝負審判の協議の末に取り直しが決められます。

差し違えというのは、明らかにミスジャッジだと勝負審判が認めた場合、行司軍配を取り消して勝敗を逆にすることです。最近は差し違えはあまり見なくなりましたが、確かに結びの一番しか裁かない立行司が差し違えをするのは恥ずかしいなと想像はできます。

そんなプレッシャーの中で、双葉山の連勝記録まであとわずかに迫った白鵬の相撲を、連日追い続けていたのですから、たぶん夢の中にも白鵬が出てくるのではとも思います。ほぼ白鵬とともに行司人生の最後を裁いた、充実した相撲人生だったのではと思います。
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