Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

アレ梅崎(梅崎司)

2014-08-31 13:13:56 | 浦和レッズ
昨日のさいたまダービーのヒーローは、先制点の梅崎司選手だと思います。梅崎は2008年から浦和に在籍する、もう古株の部類ですが、若いうちに大分から移籍したので、まだ27歳です。梅崎は長崎県の出身ですが、大分のユースで育ち大分のトップチームに上がったエリートです。

当時の大分は、シャムスカ監督(現J2磐田監督)が3-5-2のバランスの良いサッカーを構築しており、梅崎はトップ下として若いうちからポジションを確保していました。しかし、どうしても海外に行きたかったのか、フランスリーグ2部のグルノーブルに移籍したのは彼にとっては失敗でした。

欧州で強さやうまさを身に着けて帰って来られれば、たとえ試合に出られなくても成果はあったと言えますが、梅崎の場合は欧州では独身寮がなく、自分で食事をコントロールするのに苦しみ、筋肉をつけようと思うあまり体重が3㎏も増えてしまい欧州挑戦は失敗という結果に終わりました。

もっとも、すぐにメンタルを立て直して大分でトップ下を奪回し、ポンテが重傷で離脱した浦和からのオファーを引き出すところまでは良かったです。しかし、4-4-2でサイドハーフを2枚置く、梅崎には向いているはずのサッカーだったフィンケ時代を、梅崎は負傷に次ぐ負傷で棒に振ったのは痛かったです。

それでも、その離脱期間に体を鍛え、2011年の残留争いの時期に救世主になることができました。当時の堀監督の采配は「梅崎システム」と言うべきもので、4-1-4-1で右に梅崎、左に原口を置くウイングサッカーで、横浜FM、福岡から勝ち点3を取ってぎりぎりながら残留することができました。

この活躍があったから、ミシャが監督になったときの最初の練習試合で、3-6-1の左アウトサイドに梅崎が起用され、そのままシーズン終了まで梅崎がポジションを守り通す活躍につながったのでしょう。大分時代はドリブラーのイメージが強かった梅崎ですが、今は得点力が売り物で、スピードで前に飛び出すアタッカー的に活躍しています。

原口移籍の穴が、あまり感じられないのは梅崎の活躍が大きく、まだまだ点を取って欲しい選手です。
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晩夏の夜の夢(8/30浦和対大宮)

2014-08-31 10:06:14 | 浦和レッズ
埼玉スタジアムから帰ってきました。試合内容は明日でお願いします。

以下翌日追記。

大宮のスタメン発表を聞いている限りでは、普通の4-4-2気味のメンバーでした。しかし、大熊監督はボランチやサイドハーフの選手をよく最終ラインに入れてくるので、実際のピッチを見るまで相手の布陣はわからないと、立ち上がりに集中しました。

大宮はボランチが本職の和田を、マンツーマンで柏木につけてきました。浦和が攻撃時に4-1-5にすると、柏木にはぴったり和田がついて5バックになっており、柏木が嫌がって下がってくるところまでは大宮の狙い通りだったでしょう。それでも、守備的な大宮にも森脇のバックパスのミスから渡邊大剛がシュートを放つチャンスがありましたが、GK西川がファインセーブで救いました。

ここのところの浦和と大宮の力関係は、浦和がキープして大宮が後ろにブロックを作って固める展開が続いています。そのブロックを崩せば浦和、少ないチャンスで決めれば大宮という構図ですが、浦和は1トップ2シャドーがマークされる以上、森脇や那須、鈴木啓太などのマークされない選手をどう使うかをよく考えていたと思います。

確かに13分の那須のオーバーラップには大宮は誰も付いておらず、宇賀神が倒されてチャンスにこそなりませんでしたが、空いている選手をうまく使うことが勝機につながると感じていました。18分の鈴木啓太のサイドチェンジに槙野が追いついたのもチャンスになりかけました。

先制点は鈴木啓太のサイドチェンジから宇賀神が左サイドを抜け出し、マイナス気味のクロスを梅崎が合わせて決めたものです。インタビューでは「会心の当たりではないが気合いで持って行った」とコメントしていましたが、原口の抜けた穴を感じさせない梅崎のトップ下は、点を取ることで価値があると思います。

梅崎は2点目にも絡んでいます。カウンターでドリブルで持ち込んで、左サイドに開いていた柏木に出すと、裏に抜け出した興梠の頭にぴたりと合いました。1トップ2シャドーはマークされると書きましたが、カウンターなら空くタイミングはあるので、それをうまく使えたのも勝利の要因だったと思います。

続きは後日のマニアック分析で書きます。



花火です。私のガラケーカメラでも、花火を映そうとすれば映ります、ただ、音と同時に反応したら遅すぎて、適当にシャッターを切って偶然当たった写真を採用することが必要で、メモリーに空きがないと撮れないですね。



そのため、このように大きくない花火になることもあります。



これだけ、みんなが決定的瞬間を写真に収められるのも、携帯カメラを日本人全員が持つ時代だからでしょう。時代の変化を、いい具合にとらえていきたいですね。

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秋の入り口

2014-08-30 13:11:38 | 埼玉
写真はさいたま市の桜草公園にある、ラグビー場の芝生です。写真にすると一見きれいな芝生に見えますが、実際は雑草も混ざっており、芝生と同じ高さに刈っているので見た目だけそう見えるだけです。今日は何人か、ラガーマンがラグビーボールのパス回しの練習をしていました。年齢的には若くはなさそうでしたが、それでも筋肉質な上体や、速そうな足を見ると、人間年齢だけではないと思います。

もちろん、彼らは高校時代にラグビーをやっていたなどの下地はあるでしょうが、私もいろんな筋トレをやっていたら少しずつですが体が締まってきました。この芝生を見て、競馬の馬ではないですが走りたくなって100mほど走ってみました。今日は埼スタのサッカーがあるので無理には動きませんでしたが、明日元気だったら走ろうと思います。

写真は青空がきれいだったから撮ったものでもあります。雲だけ見ると夏ですが、実際は秋の風も時折混ざっており、厳しかった夏の暑さもそろそろ終わりかなと、季節の移り変わりを感じた今日でした。
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元祖闘将(柱谷哲二)

2014-08-30 12:13:43 | 他チーム
今日は埼玉スタジアムの大宮戦に行くので、即日更新ができなかった場合に備えて穴埋めネタを用意しておきます。ワールドサッカーのビデオは家族に不評なので、明日に回すとして、今回は昔話で、元日本代表で闘将と呼ばれたCB、柱谷哲二選手(現J2水戸監督)の思い出です。柱谷は兄幸一も元日本代表ですが、代表に入っていた時期に差があるので、同時に代表だった記憶はありません。

私はJリーグ開幕と同時にサッカーを見るようになったミーハーファンなので、日本リーグ時代の柱谷は知りませんが、日産自動車(現横浜FM)からJリーグ開幕に合わせてV川崎(現東京V)に移籍しています。当時、憎らしいほど強かった、V川崎のCBとして、駒場でレッズが痛い目に遭わされたイメージが強いです。

もっとも、そんな柱谷哲二と、相性が良かったのが当時の浦和GK土田尚史(現浦和GKコーチ)です。当時は120分戦って同点だとPK戦というルールがあったので、土田と柱谷哲二は何度かPKで対戦していますが、何度も止めていて、内緒の話と言いながらレッズフェスタで明かしていました。

当時はレッズ以外のサッカーは見ていませんでしたから、柱谷哲二のイメージはドーハのときの日本代表です。直前に病気になりながら、驚異の回復力で直前のアジアアフリカ杯、コートジボワール戦で120分出場して、ドーハで行われた最終予選に間に合わせました。

今思うと、そんなにうまいDFではなかった印象ですが、彼の場合は気持ちでカバーするCBでした。闘将と呼ばれた柱谷は、井原と組んだCBでオフトジャパンを支えた原動力でした。それでも、ドーハのイラク戦でロスタイムに同点弾を食らってW杯に出られなかったのは彼のサッカー人生で痛恨事でしょう。

それでも、柱谷哲二はその後も代表を続け、ファルカン監督時代の広島アジア大会、加茂監督時代のイングランドとの親善試合も経験しています。柱谷哲二のプレーで一番思い出せるのが、そのイングランド戦です。1-1の同点で終盤に突入して、日本代表がウェンブリーで引き分けに持ち込めるかとの土壇場で、柱谷哲二のハンドでPKになり、彼は退場、PKも決められて敗れました。

フランスW杯を目前にした時期で急速に衰え、W杯のピッチには立てませんでしたが、敵ながら印象に残る選手だった記憶です。
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新星誕生(森友哉)

2014-08-29 18:46:07 | 他スポーツ
Bクラスに低迷して明るい話題の少ない西武ライオンズですが、ドラフト1位ルーキーの森友哉捕手の活躍は嬉しい話題です。新人史上初の4試合連続本塁打こそなりませんでしたが、代打で出て思い切りのいいスイングを見せてくれるのは好感が持てます。

森は名門大阪桐蔭高校で、1学年上の藤浪とバッテリーを組んで春夏連覇を達成した、実績十分の新人です。ドラフトでは注目の存在でしたが、身長が170cmとあまり高くないので、体力的に不安があるという理由で、外れ1位くらいの評価でした。

そんな森を西武は思い切って単独1位で指名しました。確かに身長こそ高くないですが、西武は正捕手の炭谷が打率2割ちょっとと打撃に課題があるので、森の打撃力の高さに期待した1位指名でした。本人も「阿部慎之助さんのように打てる捕手になりたい」と打つ方で意欲的でした。

森は身長こそ170cmですが、体重は82kgあります。これはメタボではなく筋肉質と期待しており、二軍では3割を超える打率を残しています。まだ、捕手としてのリード面は課題があり、西武は二軍で試合にどんどん出して育成する方針で森を指名しました。

まだ、一軍では森の捕手としてのプレーは見たことがありません。田辺監督代行も「リード面はまだまだなんだよな」とコメントしており、捕手としての能力は高い炭谷への挑戦は高い壁です。しかし、プロ入り初スタメンがDHだったことは彼への期待を感じます。

なぜなら、代わりに出られなくなる選手が中村おかわり君だったからです。たまたまおかわり君が不調で休ませる必要があったとはいえ、この抜擢は彼も意気に感じ、本塁打を打って結果を出しました。もちろん、捕手としては、キャンプからずっと二軍だった森は一軍の投手の特徴はこれから勉強するはずで、まだまだでしょう。

それでも、メヒア、森と打てる選手はだいぶ発見があったので、西武の課題は投手でしょう。ドラフトでは是非とも即戦力投手を期待したいと思います。
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ウルグアイ戦プレビュー

2014-08-28 19:38:03 | ワールドサッカー
来週は国際Aマッチデーで世界の多くの国が親善試合を組みますが、日本は札幌ドームでウルグアイ、横浜国際競技場でベネズエラと対戦します。ウルグアイはW杯ベスト16の強豪ですが、エースのスアレスが噛みつき事件で出場停止中で来日しません。

まだ、ウルグアイの来日メンバーの情報は集めていませんが、おそらく若返りを図りたい時期なので日本でお馴染みの35歳のベテラン、フォルランは招集しないと思います。国際Aマッチデーなら、ウルグアイは海外組も含めたそれなりのメンバーを期待しています。

ウルグアイで楽しみなのはFWのカバーニです。セリエA得点王の経験もある万能型のFWで、若手が多くなる日本のDFにとっては厳しい相手になります。ウルグアイは戦い方がうまいチームで、最初は慎重にカウンター狙いで入りながら、勝負どころと見るとトップ下のラミレスを入れて前でキープしてきます。

昨年夏に宮城スタジアムで対戦したときは、最初のカウンターで失点してしまって相手が本気になってくれませんでした。アギーレの初戦ということを考えると勝ちたいでしょうが、相手は強いので、仮に負けても内容次第では評価できる可能性はあります。

日本代表は今日発表になりました。最年長は長谷部で、海外組が半分、国内組が半分というメンバー構成です。初招集は坂井(鳥栖)、松原(新潟)、森岡(神戸)、皆川(広島)、武藤(FC東京)です。以前、ジーコジャパン時代は関東のチームが代表選出には有利と言われていましたが、今回は鳥栖や新潟からも代表を呼び、J1で活躍すれば何が起こるかわからないと多くの選手に希望を与えたと思います。

最近は夏場で全試合夜の開催で他チームを見る機会が少ないので、鳥栖の坂井は特徴を知りませんし、新潟の松原も浦和戦でオウンゴールをしたイメージだけです。逆に代表で目立って、埼玉スタジアムで注目して見るというサイクルもあり得ますから、そういう選手が是非とも出て欲しいですね。
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普通の左腕に見えるが(高橋朋己)

2014-08-27 19:09:06 | 他スポーツ
今のインターネット時代は便利で、以前は記録を調べようとすると、スポーツ紙に載っている規定投球回数に足りている投手、規定打席の野手のデータだけが頼りでした。今は西武ライオンズのHPを見れば一軍成績はもちろん、二軍の成績まで見ることができます。

そのため、規定投球回数を投げることがない中継ぎや抑えの投手の防御率を見るのは簡単です。西武の中では防御率1点台を誇るのは抑えの高橋朋己投手だけです。高橋は既に50試合に登板して、このペースだと年間70試合に迫る登板数になるでしょう。

高橋は同点の場面や延長戦で登板することもあり、セーブ数こそ22ですが、社会人から入団2年目でクローザーになったのはさすがの努力です。西武ベンチも高橋の使い方には気を使っていて、ほとんどの登板が1イニング限定です。

高橋はストレートはMax148kmで、それほどコントロールは良くない、一見すると平凡な投手です。しかし、先日のソフトバンク戦の登板を見ていたら、ホークス応援放送の東京MXテレビが「最もボールが速く見える抑え」と最高級の賛辞を贈っていました。

その理由はボールの出所が見にくいセットポジションと、決め球の左打者の膝元に決まるストレートだと思います。高橋はアウトの多くが三振という、抑えとしては優れた特徴を持っており、ストレートの力で空振りが取れる能力があります。

もちろん、大魔神佐々木や岩瀬仁紀といった一流の抑えと比べてしまうと、まだ無駄な四球が多い課題はあります。しかし、昨年渡辺監督が辛抱強く使って、ようやく一軍レベルになれた当時からは長足の進歩です。見逃しの三振が取れる長所を伸ばして、是非ともリーグを代表する抑えになって欲しいと思います。
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チームトップの身体能力(平川忠亮)

2014-08-26 19:29:12 | 浦和レッズ
先日の東京戦は引き分けでしたが、何度もフリーになってピッチを駆け回った平川忠亮選手には胸を打たれました。彼は35歳とベテランですが、フリーランニングを何回も繰り返せるところは衰えを知りません。J1通算出場300試合を達成しましたが、「自分のような選手が300試合も出られるのは周りの皆さんのおかげ」と謙虚です。

平川は清水商業の出身で、小野伸二とチームメイトだったのは有名な事実です。もっとも、即戦力として浦和入りした小野伸二とは違って、平川は遅咲きで、本人も「高卒でプロに入ったらとっくに駄目になっていただろう」と認めています。

平川はフェイエノールトに移籍した小野伸二の移籍金を使って集めていた、ユニバーシアード金メダル組の6人の大卒選手です。今は現役は坪井と平川だけになりました。最初からオフト監督のサッカーにぴったりはまった坪井とは違って、平川は努力して左足を鍛え、利き足でない左のアウトサイドで出番を得ました。

当時は右アウトサイドは山田暢久ががっちりポジションを確保していたので、平川は何とか空いているポジションをと、左アウトサイドに挑戦した意欲は立派でした。また、平川は負傷が少ない選手で、戦術的理由で外れることはあっても、長期離脱の負傷はほとんどしていません。

固定したポジションがなくてもJ1で300試合出られるのは、身体能力だけでなく順応性が高かったからでしょう。また、今のミシャサッカーでは、アウトサイドは激戦区で、体力型の平川、宇賀神と技術型の関口、関根が激しく争っています。

そんな中でも、平川に対するミシャの信頼は高く、東京戦ではうまくフリーになれるポジションを取って攻撃の起点になりました。めったにないゴールも決め、平川にとっては良い試合だったと思います。まだまだ衰えは見せていないので、浦和の右アウトサイドは平川という日が長く続いて欲しいです。
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大宮戦プレビュー

2014-08-26 18:06:13 | 浦和レッズ
だいぶ気が早いネタですが、週末の浦和のホームゲーム、大宮戦のプレビュー記事を書きます。浦和は前節は東京相手に4-4という乱戦で引き分け、負け試合を拾ったという意識と、リーグ最少失点の守備が崩れた不安の両方があります。

明るい要素は途中出場とはいえマルシオがピッチに立ったことです。暑さで運動量の落ちる夏場は彼のボールを足元でキープできる技術は貴重で、試合を落ち着かせる切り札としての期待があります。苦しい展開なら柏木をボランチに下げてマルシオをトップ下に入れる起用が可能です。

対戦相手の大宮はリーグ17位と降格圏にいます。ただ、浦和にとって大宮は10勝8敗と決して相性の良い相手ではないので、注意してかかる必要があります。開幕から不調だったFWラドンチッチに代わって、中断期間中にセルビアリーグ得点王の実績があるFWムルジャが加入しています。

大宮はFC東京を強豪に育てた実績のある、大熊監督が率いています。メンバー的にもズラタン、ムルジャ、家長ら実績のある選手がいるので、他チームサポでは低迷の理由はわかりません。大宮とは4月初めのナビスコ杯、5月半ばのリーグ戦と二度の対戦があります。

当時はテレビ観戦だったので覚えてはおらず、ブログの自分の記事を振り返りました。それによると、大宮は浦和のアウトサイド対策に、どちらの試合も急造5バックを試していました。スタメンだけ見ると4バックのように思えても、ボランチの片岡やサイドハーフの渡辺大剛がDFに入ることがあります。

今季の大宮戦は2戦2勝ですが、終盤の青木のゴールで辛くも勝ち越した試合もあるので油断はできません。鍵は大宮の縦パスだと思います。オランダ代表がやるほどですから、5バックは戦術の一つとして市民権は得ました。しかし、これを機能させるためには中盤の4人が大事で、確実にボールを受けてシュートかクロスで終わり相手の連続攻撃を許さないのが重要です。

大宮がしっかりボールをつなぐか、それとも浦和が前からプレスに行ってカットできるかがこの試合の行く末を決めると思います。オランダ、コスタリカの5バックの成功は当然頭にあるはずですから、全員が連動してそのサッカーができるかどうかでしょう。
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キングオブ東京(アマラオ)

2014-08-25 18:12:07 | 他チーム
一昨日、味スタに行ったときに見つけた「キングアマラオスタジアム」の横断幕は、引退後ずいぶん経った今でも、元東京FWアマラオが尊敬されている証明です。アマラオはブラジル人ですが、日本でのプレーが長く、日常会話はほとんど日本語で大丈夫な語学力があります。

もちろん、彼が尊敬されている理由はそのゴール数です。JFL時代の東京ガスでプレーした彼は、東京ガスがJリーグに上がらない方針だったので、なかなか目立つ場所ではプレーできませんでしたが、JFL得点王の常連でした。

彼のプレーを見たのは、東京ガスがプロのFC東京になり、J1に昇格してきた2000年以降です。東京サポではない私ですが、彼のハットトリックを国立競技場の対川崎F戦で見たことがあります。当時、浦和はJ2で、アウェイ戦のテレビ中継はないのが当たり前だったので、手持ちぶさたになって国立競技場に出かけて、こんな貴重な瞬間を見られました。

アマラオといえば運動量の多さが売り物でした。2000年のシーズンにトゥットが17点、アマラオが13点の活躍で昇格1年目の東京が旋風を起こしたのは今でも覚えていますが、当時は2トップの一枚がトップ下気味に引いてゲームメーカーになり、もう一枚が前線に残って決めるという、2トップの運動量が多かったからできた戦術でした。

アマラオにはその後も何度か浦和の前に立ちふさがるゴールを決められています。走るFWでありながらセットプレーに強いのも売り物で、相手DFを出し抜くテクニックも持っていました。当時は既にベテランでしたが、年齢的な衰えはあまり感じない選手でした。

東京時代に一度横浜FMからオファーが来たことがあり、本人も移籍に気持ちが傾いたことがあります。しかし、東京のサポーターがアマラオ本人に残って欲しい気持ちを語って残留したエピソードがあります。これがあったので、今でも東京サポが彼を尊敬するのでしょう。

のちに東京に加入したルーカスがアマラオに似たFWで、東京はそういう選手を発掘する能力が高いのかなと思います。
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