Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

長年の宿敵(柳沢敦)

2008-11-30 21:26:15 | 他チーム
昨日は、浦和敗戦ですから、浦和の選手を取り上げて記事を書きたくはありません。しかし、こういうときには対戦相手のG大阪から選ぶのがいつものパターンですが、G大阪も決して会心のサッカーをして勝った訳ではなく、浦和の一つのミスにつけ込んで勝った勝利です。

そのため、今日のネタは全然違うところから持ってきます。今日はテレビ埼玉で、大宮対京都の試合を見ていたのですが、そこに、浦和にとっては長年の宿敵の選手がいました。それは、京都の柳沢敦選手です。どうしても、鹿島在籍が長かったので、今でも「鹿島の柳沢」というイメージが消えていません。

しかし、そんな柳沢は、完全復活を果たし今ではJリーグ日本人得点ランキングトップの活躍です。その秘密はどこにあるかに注目してこの試合を見ましたが、彼自身の売り物である「アシストのうまさ」という持ち味は今でも消していないことが、同点ゴールのアシストと、途中からのトップ下起用でわかりました。

この日は柳沢はノーゴールだったので、得点パターンは残念ながら分からなかったのですが、相手DFのバランスが崩れている隙間に入り込むうまさは今でも健在です。浦和も、ずいぶん鹿島時代の柳沢にはやられました。特に、今でも鹿島魂?を受け継いでいるのは、同点で終盤を迎えたときの時間稼ぎです。

京都は、この大宮戦、引き分け以上でJ1残留決定でした。そのため、加藤久監督からは途中から勝つことを諦め、引き分けを狙おうという指示が出たようです。そんな指示を忠実に実行したのが、柳沢で、コーナーポストに向かってボールをキープして、相手の足に当ててCKかスローインを取る、時間稼ぎのテクニックは今でも健在でした。

今でも、スピードはそれほど衰えていませんから、まだまだ京都のエースFWもしくはトップ下として、現役を続けられそうなイメージは私の頭に刻まれました。しかし、そんな柳沢にとっては、辛い思い出になってしまったのが、イタリアでの経験です。

柳沢のように、高いテクニックを持っている割にフィジカルの強いタイプでないFWは、海外ではFWに固定されず、攻撃的MFにされてしまいます。これまで、海外進出した日本人FWの多くが、通ってきた道です。柳沢も例外ではなく、サンプドリアでもメッシーナでも、ポジションは攻撃的MFでした。しかし、今日のトップ下起用を見ると、意外とその経験が生きるときも来るのではと思います。
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全て狂った退場(11/29G大阪対浦和)

2008-11-29 17:23:21 | 浦和レッズ
まず、この試合の入り方は、決して悪くありませんでした。やはり、ターゲットになれるエジミウソンを1トップに置き、動ける田中達也をサイドに置いた方が機能すると思っていましたが、その通りポンテを軸にボールが回り、前半はどちらにもチャンスがある、相手がG大阪であることを考えれば悪くない内容でした。

そんなときに、前半終了間際に相手FWの山崎が故意のハンドで退場になります。これで、G大阪はMFで使いたかったルーカスを1トップに置かざるを得ず、トップ下が空白になったG大阪のパスは回らず浦和が圧倒的優位な状況に立ちました。特に、これしかないとG大阪が狙っていたカウンターを人数を掛けて潰し、しっかりゲームをコントロール下に置いたことは評価したいです。

しかし、その状況で点が取れませんでした。ゲームをコントロールしている変な余裕からか、悪いときの浦和のパターンである後ろでのパス回しが出始めたのは若干気にはなっていましたが、ポンテ→達也ラインが一回でもうまくつながれば一点と思っていたので、少なくとも負けはないと楽観的に思っていました。

そんなところで、全てをぶち壊しにしたのは、エジミウソンの退場です。リードしていればまだ手の打ちようがありましたが、まだ点を取っていない状況で数的優位を失うのは、「これはまずい」という意識が出ましたし、ベンチも梅崎を入れる際に田中達也を下げざるを得なくなりました。

これで、エスクデロはMFタイプと思っていますので、ピッチにFW系の選手がいなくなります。誰が点を取るんだという疑問が湧きましたが、ベンチには高原も永井もいるのにエンゲルスは動きませんでした。

その結果、自陣でのパス回しで、絶対にやってはならないミスが出てしまいました。いくら10人でも、あれだけ高い位置でマイボールにできれば、G大阪なら点を取ることはできます。結局、機能しかけていた4-2-3-1を、退場と監督の采配で自ら手放した格好です。これはサポーターにとっては相当落胆する敗戦ですし、私も正直、解任が決まったエンゲルスのモチベーションを疑いたくなります。

最終戦はチケットは完売しています。埼スタはおそらく満員に近い観衆が入るでしょう。それでもこんな試合をしたら、サポーターの抗議は少なくとも起こるでしょう。レッズサポにとっては今夜はお酒がまずいでしょうね。
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伝説の「トラップミスゴール」(岡野雅行)

2008-11-28 19:28:58 | 浦和レッズ
皆さんが岡野選手と聞いて思い出すのは、おそらく「ジョホールバルの歓喜」でしょう。あのゴールが日本代表をW杯に導いた貴重なゴールで、このゴールでそれまでのシュートミスを許してもらった、本人にとっても重要なゴールでした。

しかし、私にとって、岡野のゴールと聞いて思い出すのは、プロ入りした1994年に駒場スタジアムで決めたゴールです。前節はアウェイで名古屋に2-7で敗れ、全く明るい要素のないチーム状態でしたが、その2点のうち一つが岡野の初ゴールでした。

しかし、映像もなく、完敗だった試合のゴールで、しかもアウェイの瑞穂でしたから、よほど熱心なサポーターでない限りこのゴールは覚えていないでしょう。そんな岡野の、ゴールの初お披露目に近いのが、駒場のG大阪戦でした。

この試合、岡野は初スタメンだったと記憶していますが、その試合の印象は強烈でした。当時は駒場のチケットはプラチナチケットで、私も入手は不可能で、当時土だったサブグラウンドにシートを敷き、オーロラビジョンで放送された映像で見ています。

このときに見た岡野は、まだまだ相手が特徴を知らなかったこともあって、想像以上のスピードと運動量に相手は戸惑っていました。そんな試合で、後ろから出された浮き球のボールを受けた岡野は、GKと1対1のビッグチャンスにトラップミスをします。

岡野本人は、まずいと思って、このボールをゴールまで必死に追いかけるのですが、たまたまボールがGK本並の守備範囲の外へ転がって、見事にゴールになります。まだまだ、このプレーに象徴されるように、止めて蹴る技術は未完成でしたが、とにかく動き回ってチームに活力をというサポーターの希望に応えてくれるプレーでした。

どうしても、岡野と言えば浦和が低迷期を脱し、オジェック監督のもとカウンターサッカーで駆け上がった頃の印象が強いですが、彼が36歳の今までプレーできたのは、神戸時代の右MF起用が大きいです。サイドからクロスを上げられる選手になった岡野は、浦和に戻ってきても右MFとして輝きを見せます。

ただ、内舘については何をやっても大丈夫そうと書きましたが、岡野はしゃべりもそんなにうまい方ではなく、身体能力でサッカーをしていたから指導者は無理と自ら認めていますから、将来に関しては多少心配ではあります。

いつか、ハートフルクラブで子供たちに囲まれるのが、一番良さそうに思えますが、本人はトライアウトを受けても現役にこだわるつもりなので、今は移籍先が見つかることを願っています。
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オフトとの出会い(内舘秀樹)

2008-11-27 19:03:50 | 浦和レッズ
昨日、浦和レッズは、長年の功労者だった岡野選手と内舘選手に戦力外通告を行いました。チームに貢献してくれた彼らが去るのは、サポーターとして残念ですが、チームはいつか若返りを図らねばならず、いつかは来る道と覚悟はしていました。

岡野選手の思い出は明日に回し、今日は内舘選手の思い出を書きます。内舘は浦和市立田島中、浦和北高を出た、地元出身選手です。ただ、高校時代までは無名で、プロ入りのきっかけになったのは仙台大時代にユニバーシアード日本代表に選ばれたことです。

当時の売り物は、右でも左でもSBがこなせることでした。一時、ケッペル監督(97年)に評価されて、山田を押し退けて右SBで起用されたことや、2000年のJ2時代に左SBで開幕スタメンを果たしたこともありましたが、なかなか一年間ポジションを守るのは難しく、このままでは控えの立場から出られないと思っていました。

そんな内舘にとって、転機になったのは、2002年のオフト監督の就任でした。当時のオフト監督は、手堅いマンツーマンDFのサッカーを志向していて、足が速く相手FWをどこまでも追い回せるDFを探していました。

本来SBながら、カウンターを食ったときの帰陣のスピードに絶対の自信があった内舘はこの役割に合っていました。当時の浦和は、坪井と内舘で相手FWをどこまでも追い回し、後ろを井原がカバーする布陣で、成績こそ上位ではありませんでしたが、相手チームにとって嫌な存在だったと思います。

翌2003年はこのマンツーマンを少し手直しして、当時外国人のポストプレイヤーが多かったために、長身の室井をストッパーにして、内舘はボランチとして出ることが多くなりました。当時ダブルボランチを組んでいた鈴木啓太と、短いパスを確実につなぐ堅実なサッカーで、ナビスコ杯で初タイトルを取り、キャプテンだった内舘は優勝杯を掲げる栄誉を得ます。

翌年就任したブッフバルト監督は、長谷部の成長もあって、内舘をベンチに置き、どのポジションでも出られる便利屋として扱いました。ただ、オフト時代に修羅場をくぐっていた内舘には、この役割にもすぐに対応が効きました。

ただ、そんな内舘にとってライバルになったのは、細貝でした。最初のうちは守備力に差がありましたが、次第に細貝が力をつけてくると、出番が少しずつ減ってきました。細貝がブレイクして、トップの公式戦で欠かせない存在になった今年は、内舘と細貝の世代交代が完了したとみたのかもしれません。今後の進路は未定ですが、彼なら何をやっても大丈夫そうです。今後の活躍に期待してます。
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浦和が心配だ

2008-11-26 18:41:54 | 浦和レッズ
前節の清水戦は、流れの中から崩せなかった完敗でした。しかし、試合前の状況は首位と勝ち点1差の2位で、しかも残り3試合ですから、いつものシーズンなら勝負どころの試合として、サポーターが応援の巨大な仕掛けを打ちそうな試合です。

しかし、私の席からはバック2階は死角で見えませんでしたが、他のゾーンで大掛かりな応援がなされた様子はありません。これは、浦和にとっては、長年チームを支えたサポーターの熱気が冷めてきているのではと、非常に心配な事態です。

実は、開幕2連敗でオジェック監督が解任されたときも、同じようなことがありました。当時、サポーターの代表は、「もうWe are REDSコールはやらない」と言っていました。それが解禁されるには、長い時間がかかり、私がそのコールを次に聞いたのは、ACLの準々決勝のアル・カディシア戦(9月)でした。

しかし、そのACLの準決勝で狙いが失敗したり、同じパターンで2失点したりと、全く魅力を感じないサッカーで敗れたことは、浦和サポには衝撃的だったと思います。私達サポも単に勝った負けたではなく、どれだけ熱い戦いができたかを評価のネタにしているはずと思っています。

そのため、この敗戦でサポーターの熱気が冷めたとしても、全くおかしくありません。事実、次の新潟戦はサポは「静観」でしたし、天皇杯の愛媛戦も、コールリーダーが指示を出さない「自主応援」でした。

浦和サポの中には、サポーターの醸し出す雰囲気が好きで埼玉スタジアムに来ている人もいるはずです。それが、相手チームの応援が耳に響くという試合を見たら、冷めてしまってもおかしくありません。

ただ、こんなときに思い出すのは、当時のダイエーホークスが低迷して、バスに生卵をぶつけられたときの王監督の言葉です。「とにかく勝とう。勝ちさえすれば、生卵をぶつけるファンも私達を応援してくれるはずだ。」

こんなことを言っていたのです。浦和も、何かコンセプトを感じさせるサッカーで、魅力的な戦いをすれば、サポーターの熱気は戻ってくれるはずと信じています。たとえ、ACLの出場権は取れなくても、J2に落ちる訳ではなく、来年もJ1で0勝0敗からスタートできます。

誰が監督になるかは未定ですが、新監督には是非浦和はこんなサッカーで勝つという形を見せてほしいです。
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プリンセス・プリンセス「M」

2008-11-25 18:28:06 | 雑記
昨日朝の連続テレビ小説で、主人公のめぐみが歌っていた歌は、僕らの世代には懐かしい、プリンセス・プリンセスの「M」という歌です。当時はボーカルだけが女性というロックバンドはたくさんありましたが、バンドメンバー全員が女性というグループは珍しく、そんな新しいものを求めていた当時の世相にうまくマッチしました。

ただ、プリンセス・プリンセスに僕が持っているイメージは、明るくコミカルな歌が多いというものでした。当時、彼氏がいなかったボーカルの奥居香さんが、洒落で作った「彼氏が欲しい」という曲が、アルバムの「bee-beep」にあったように、今の状況を笑い飛ばしてやれという曲が、僕は好きでした。

そんなプリンセス・プリンセスにとって、悲しい思いを歌う「M」は異色の歌です。当時高校生だった僕には、そんな心理状態は結構共感できるものがありました。「隣で笑っていたかった」という歌詞がありましたが、当時マイナス思考が強かった僕には、そんな心理状態をいっぺんに吹っ飛ばしてくれる明るさを持っているタイプが好きでした。

大人になってくると、明るさは自分自身の内面から出す必要があることに気付くのですが、当時はまだ子供だから、活発で元気なタイプと付き合えば、自分も引っ張られて明るくなれると思っていたのです。

そんな幼さ故に、ずいぶん回り道しましたし、まだこれからもいろいろあるでしょうが、プリンセス・プリンセスの曲を聞けたのは、朝の連続テレビ小説が、ちょっと前の時代を取り上げていたからです。僕ら、旧世代に入りかけている世代には、本当に懐かしい歌でした。ちょっと嬉しかったです。
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どんなチームにもある不調(マンチェスターU)

2008-11-25 18:16:21 | ワールドサッカー
昨日は祝日ながら、スポーツ中継の少ない日だったので、録画放送だったマンチェスターU対アストンビラを見ました。世界のサッカーは、国際Aマッチデーという、世界中のクラブがリーグ戦を休みにして、代表の試合を一斉に行う日があります。

そのため、日本代表がW杯予選を戦っている日には、他の国も代表戦をやっている可能性が高いです。マンチェスターUの代表選手たちも、ポルトガル代表の親善試合でブラジルまで遠征したC・ロナウドら、ほとんどの選手が試合を水曜にやって疲れています。

そんな中、気温3度の過酷な環境で行われたナイトゲームは、マンチェスターUにとっては辛いものでした。また、相手のアストンビラも、今季5位という好調のチームでした。マンチェスターUは日本で行われるクラブW杯への出場が決まっていて、一度クラブW杯の前に見ておきたいという理由で見た試合ですが、この試合はどんなチームにも不調のときがあるという姿を見ることになりました。

本来ならば、C・ロナウドがボールを持てば、ほとんど取られることはなく、クロスまでなら大抵上がります。しかし、アストンビラのプレスは強烈でした。クロスを上げられなかったり、得意のFKでも、彼らしくない壁に当てる場面が2度もありました。

アストンビラには、世界的に有名な選手はいません。私が知っているのは、ベテランGKフリーデルと、ノルウェー代表FWのカリューの二人だけです。しかし、W杯などの大舞台は踏んでいませんが、アストンビラからはイングランド代表を5人出しています。

FWのアグボンラホールは親善試合でもスタメンだったらしく、これから南アフリカW杯で有名になる可能性のある選手たちです。そんな新しい力の前に、マンチェスターUは大苦戦を強いられました。

FWのルーニーは、運動量も少なく、風邪が治ったばかりという影響はありましたし、テベスの運動量も空回り気味でした。唯一、好調だったのは韓国代表MFのパク・チソンでしたが、決定機を後ろから詰めたアストンビラDFにファウルなしで止められました。

正直、クラブW杯での戦いぶりを予想するには、あまり参考にならない試合で、どんなチームも不調のときはあるという事実だけがわかりました。しかし、それでも勝ち点1は取っているので、さすがマンチェスターUとちょっとは思いました。
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どこへでも突っ込む(岡崎慎司)

2008-11-24 15:28:09 | 他チーム
昨日は、浦和の完敗だったので、浦和の選手をピックアップする気は起きません。そういうときは、対戦相手の清水の選手から選ぶのがいつものパターンです。ただ、清水の試合を見るときは必ずチェックしている伊東選手の動きはいつものように良かったですが、伊東の良さは何度かこのブログに載せているので、今日は違う選手を取り上げます。

私が見て、昨日の試合で印象に残ったのは、ノーゴールでしたが、FWの岡崎慎司選手でした。私の客席の位置は、南側ゴール裏の上の方という、遠い位置で、しかも清水の背番号がオレンジの太い字で見にくいため、前半に関しては清水の選手(特にFW)については誰がどこにいるか十分には把握できませんでした。

そのため、自分に近いサイドに来た、後半だけの印象になってしまいますが、岡崎は代表でも途中出場でヘディングの強さを見せて、玉田にアシスト寸前のパスを送っていますが、この日目についたのは、どんな狭いスペースでも強引に割って入る力強さでした。浮き球が入れば岡崎の見せ場で、得意のヘディングで落とすプレーを狙ってきます。

特に今季はセットプレーで多くのゴールを決めています。ドリブルや華麗なテクニックを見せるFWではありませんが、北京五輪で世界の舞台に立った経験は、間違いなく岡崎を1ランク上の選手にしました。こういうプレーを見て、思い出すのは全盛期の中山雅史選手(磐田)で、倒れ込みながらのヘディングシュートが得意というところは、まさに中山の後継者という印象を受けます。

運動量が多いのも岡崎の売り物で、代表では走った方が点が取れる確率が高いと判断されて、岡田監督にあえてトップ下でのスタメンを指示されるほどです。こういう、新感覚のトップ下は、サッカーの概念を変える可能性もあり、ひょっとしたら日本代表でも新たなヒーローになれる可能性を秘めています。

FWに不安ありと言われていた、今季の清水でしたが、岡崎の出現は間違いなく今季の清水にとって救世主だったでしょう。彼の存在で、清水の外国人の補強方針が変わる可能性もあり、来季以降の活躍にも期待しています。
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若き日の朝青龍?(安馬)

2008-11-24 10:25:11 | 他スポーツ
昨日、大相撲九州場所が、決定戦の末の白鵬の優勝で幕を閉じました。決定戦が、今場所で一番面白い取組だったと思うほどの熱戦で、最後は何としても上手投げを決めて、横綱としての意地を見せてやるという白鵬の気持ちが勝った一番でした。

しかし、優勝したのは白鵬ですが、今場所の主役は、やはり大関昇進を確実にした安馬だと思います。安馬は129kgという幕内最軽量の力士で、おそらく体重を増やす努力は何度もしていると思いますが、筋肉質でなかなか体重が増えないタイプに思えます。

最近貴乃花の最後の優勝がテレビで再放送されたときに、当時関脇の若き朝青龍の姿を映像で見ました。今、若き日の朝青龍を見ると「あ、安馬に似ている」というのが正直な感想でした。朝青龍も、細身の体という弱点を、立ち合いのスピードと投げの強さで克服して、大関、横綱と駆け上がった力士です。

今の安馬の相撲を見ていると、まさにそういう朝青龍の若い頃を思い出す相撲です。まず、立ち合いの当たりが鋭く、体重の重い相手も一瞬下がる迫力があります。それと、投げの強さはさすがはモンゴル相撲仕込みで、圧巻は今場所で言えば本割の白鵬戦で、うまく立ち合いでもろ差しになって強烈な左下手投げを決めています。

ただ、もちろんまだまだ安馬にも課題はあります。それはスロースターターということで、今場所も4日目までに2敗して、周囲をやきもきさせたことと思います。これからは大関ですから、負けると相手がインタビュールームに行くという、プレッシャーのかかる立場になります。

大関ということになると、もちろん次は横綱という期待は高まるでしょうが、まずは下位相手に安定した相撲を取ることが課題です。まだ見た目はもっと筋肉をつけられそうに見えますから、朝青龍のように筋肉で体重を増量する手はあると思います。そうなれば、これからの相撲界を白鵬と二人で引っ張っていく可能性もあるのではと思います。
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縦の連係(11/23浦和対清水)

2008-11-23 20:35:54 | 浦和レッズ
浦和は、予想通り4-2-3-1にはしてきました。しかし、メンバーはまったく予想外の布陣で、田中達也が1トップ、左サイドハーフが相馬、右SBが細貝という並びでした。まず、指摘したいのは田中達也の1トップ起用は間違いなく失敗です。動けるFWの田中達也には、とにかく短いボールを何度も供給してやる必要があります。

しかし、田中達也に入るボールを消していたのは、清水のベテラン伊東でした。伊東が田中達也に入るボールの正面にポジションを取っていたため、田中達也は前線で孤立し、やむを得ず戻ってくることになってしまいました。たとえ不調でも、やはり1トップにはターゲットになれるエジミウソンか高原のどちらかしかいなかったのではと思います。

また、この日の浦和の攻撃がうまくいかなかったのは、4-2-3-1に合わせた動きができなかったことも理由です。一見、4-2-3-1は3-5-2より攻撃の駒が一枚増えるため、より攻撃的なチームが作れるように思えます。しかし、4-2-3-1は、サイドハーフとSBで、縦の連係をうまく使って攻めないと、攻撃の枚数が増えたメリットを生かせません。

今まで、3-5-2に慣れていた浦和は、アウトサイドを本職にする選手は、独力で突破する役割が与えられていました。そのため、この日左サイドハーフでスタメン出場した相馬は、あまり後ろの平川をうまく使って攻めるという役割に慣れてなかった可能性が高いです。

そのため、浦和の左サイドの動きはちくはぐで、相馬が内に入る動きも少なかったですし、SBが2枚いるような状態になってしまいました。それでも、清水の右サイドの突破を止められれば完全に失敗ではありませんが、相馬の守備は中途半端で、結局後ろの平川が単独で守る状況にしてしまいました。

その結果が、先制点の枝村のゴールにつながっています。枝村がトップ下に置かれるということは、もちろん闘莉王のボランチの弱さを突く狙いもあったので、清水の狙い通りの点の取られ方をしてしまいました。それでも、闘莉王は1点取って意地を見せましたが、4バックにして守備の駒が一枚減った最終ラインが最後まで持ちませんでした。

正直、4-2-3-1にした意図はつかみかねます。エスクデロが好調だからと以前説明していましたが、浦和に左SBの本職がいないなどの弱点は、エンゲルス監督ならわかっているはずです。今年は、どういう形で戦うか、最後まで意図が見えないシーズンになってしまい、サポーターも多くが消化不良だと思います。そんなエンゲルスには、ACL出場権を置き土産にしてもらうしかないとは思いますが。
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