Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

暑くても長袖(柏木陽介)

2012-07-31 16:58:23 | 浦和レッズ
この前の磐田戦、ヒーローは先制点の柏木陽介選手だと思います。柏木はU-20W杯の頃から活躍していて、この世代が「調子乗り世代」と呼ばれるきっかけを作った選手です。そんな理由でベテランのように思っていましたが、まだ今年で25歳です。

浦和に広島時代の恩師のミハイロ・ペトロビッチが来て、ポジションをトップ下にしてもらえたのは柏木にとっては良かったと思います。一時は「代表で試合に出るには遠藤の後のボランチがベスト」と言って、ボランチに意欲を示していましたが、守備力が足りずボランチは彼にとってはベストのポジションではないと思っていました。

柏木といえば「走るファンタジスタ」という異名も有名です。ただ、広島時代はコンディションを落として途中交代もありました。広島時代に大宮と対戦するために駒場に来たときは彼のプレーを楽しみにしていましたが、五輪代表帰りで疲れていた彼は本調子ではありませんでした。

代表定着という意味では、昨年9月のW杯3次予選の朝鮮民主主義人民共和国戦で代表監督ザッケローニが負傷の本田圭佑の代役としてトップ下で使ったのは大きなチャンスでした。しかし、柏木はこの試合では得点に絡むプレーはできず、後半の途中でベンチに下げられています。

このチャンスを逃したのは柏木にとっては非常に痛く、その後代表では出場機会はないままです。本田圭佑が調子を取り戻した今、当分チャンスは巡ってきそうもないですが、浦和で地道にアピールするしか道はありません。

それでも、代表定着には運不運もありますが、浦和での柏木は今季は吹っ切れたように好プレーを見せています。浦和のサポーターに「浦和の太陽」という歌詞が入った応援歌を作ってもらったのも嬉しかったようで、今季はチームトップのアシスト数の活躍です。

残念ながら、次節のFC東京戦は出場停止で出られませんが、柏木の今季の活躍は浦和を支えています。もう一度代表へという夢は持ちながら、浦和での更なる活躍を期待したいです。
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祖母の思い出

2012-07-30 21:12:12 | 雑記
先日死去した祖母のことを、たまにはブログに載せてよと祖母が言っている気がしたので、ネタにします。祖母は90歳を過ぎ、十分大往生の部類に入りますが、最後は家族の顔もわからない状態になり、見ているのが辛いこともありました。

臨終は病院からの連絡が急だったので、近所に住んでいた叔母も見ることができず、私も病気で会社は休んでいましたが臨終の瞬間は見られませんでした。少しくらい悔いが残っている方が故人を思い出せると思っています。

祖母の思い出は、専業主婦だったこともあってカレーと煮物の思い出が主です。祖母のカレーと母のカレーは微妙に味付けが異なっていて、祖母はあまり辛くないカレーを作っていました。また、具の大きさも母のカレーより小さめに設定していました。2003年、祖母が頚椎を痛めて歩けなくなる直前、祖母が最後にふるまってくれた煮物が最後の祖母の味になりました。

祖母は野菜を見つけたら一度は煮物にしないと気が済まないという、煮物好きでした。少し醤油を多めにした、辛めの煮物の味付けは今でも記憶に残っています。たまたま、病気で会社を早退し、両親が旅行に出ていたタイミングがピタリと合って、祖母の料理を食べられたのは奇跡でした。

そんな専業主婦を誇りにしていた祖母にとって、頚椎を痛めたことは誇りを守れないと傷ついたことでしょう。祖母がいたキッチンには、代わりに近所に住んでいる叔母がやってきて料理を代わってくれましたが、祖母にとってそれからの日々は辛かったことと推測しています。

また、私の相撲好きにも祖母が一枚絡んでいます。相撲の場合、取組の時間の前の仕切りが長いので、落ち着きのない子供だった私は思わず待っていられないのですが、時間を教えてくれたのも祖母でした。いつか国技館に連れて行くと言っておきながら、ついに実現することはありませんでした。それだけは本当に申し訳ないと思っていますが、浦和巡業を一緒に見られたので、少しは約束を果たしたかもしれません。

祖母も火葬され、あとは納骨を待つだけになりましたが、母や叔母が一日おきに病院を見舞う生活は苦しいだろうと思っていたので、祖母が「もうこの辺でいいよ」と終わりにしてくれたのかもしれません。さようなら、おばあちゃん。
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ストロングポイントを消す(7/28浦和対磐田)

2012-07-30 19:20:34 | 浦和レッズ
浦和の布陣は守備のときは5バックにしてもいいことになっています。ただ、攻撃の際はアウトサイドを前に出さないと攻撃が機能しないので、攻守の切り替えのところでミスをしないことが重要です。前回の磐田戦では磐田の左MF山田大記をフリーにされ、同じようなクロスで2失点と課題を残しました。

今回の試合では山田大記は負傷欠場していました。これも浦和がサイドを封じた理由の一つですが、不利が予想された梅崎と駒野のマッチアップで、梅崎が予想以上に駒野に食らいついて、あまり有効な形を作らせなかったことも勝因の一つだと思います。

浦和の攻撃もうまく少ないチャンスを生かしました。原口が柏木に出したスルーパスは絶妙でした。浦和の攻撃が機能するのは大抵カウンターのときですが、今回もうまくカウンターをはめて1トップ2シャドーに入れられたのでチャンスになりました。

原口が相手GKに倒されたPKの場面は、あそこまで深追いしたら怪我をすると心配するほどです。スローVTRで見たら原口の頭が芝生に直接めり込んで、首が変な方向に曲がっていて気になります。現在の時点では正確な情報はありませんが、大事に至らないことを願いたいです。

そんな痛い思いをしてまで得たPKをマルシオが外してしまったのは残念でした。マルシオのPKはチームで一番うまいのは間違いなく、去年の残留争いで一番プレッシャーがかかるPKを確実に決めてくれたイメージがあります。マルシオなら外さないだろうという期待は残念ながら実現しませんでしたが、阿部勇樹のゴールで帳消しにできたのはサッカーのチームプレーらしい団結を示しました。

磐田の2ラインをコンパクトにするサッカーはこの暑さでは厳しいのかなというイメージを持っています。コンパクトに守ることはできていましたが、そこから今季の磐田の武器である縦に速い攻撃は出すことができませんでした。

逆にいえば、浦和が変なミスをせず磐田の得意な形を出させなかったということもできます。前田がほとんど目立たなかったのは浦和がうまく抑えたと言えるでしょう。
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突き刺さる立ち合い(日馬富士)

2012-07-28 15:51:28 | 他スポーツ
今日は自身の体調が悪く、埼スタの生観戦は取り止めます。生観戦した方が情報量が多いのは確かなので、生観戦恒例のマニアック分析を楽しみにされていた方には申し訳ありませんが、テレビでは見るつもりですので、明日になるかもしれませんが、通常記事は書きます。

今回は夜更新できなかった場合の穴埋めネタで、終わったばかりの大相撲名古屋場所から、優勝した日馬富士(はるまふじ)のことを書きます。日馬富士は120kg台の軽量力士というハンデがあるので、動きの速さでカバーする必要があります。

こういうタイプは過去には元大関の先代貴ノ花がいます。単に軽量なだけなら若島津や霧島もいますが、貴ノ花と日馬富士に共通するのは頭から突き刺さるような立ち合いをすることです。貴ノ花はこの立ち合いの衝撃で頸椎捻挫という持病を抱えることになりました。日馬富士も言わないだけで、全く無事ではないと思います。

日馬富士は今回の優勝で、現役の大関以下の力士では最多となる3度の優勝を誇ることになりました。彼の場合は体力的に毎場所優勝を狙うのは厳しいと、解説の舞の海は指摘していましたが、日馬富士は関脇の頃から「俺は優勝したい」と公言していました。

チャンスはそんなに来なくても、かなりの高確率でそれをものにしているのはさすがです。日本人力士は先場所稀勢の里が勝てば相手は平幕の決定戦だった絶好機を逃すなど、勝負弱さが目につくだけに、優勝したいと口だけでも言える力士に出てきて欲しいです。

ただ、そんな日馬富士も過去2度あった横綱挑戦の場所は勝ち越しがやっとの散々な成績でした。横綱ということになると、把瑠都や琴奨菊のようなふてぶてしさを感じるタイプの方が狙いやすいかもしれません。
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未知を恐れない(7/25なでしこ対カナダ)

2012-07-27 21:36:26 | レディース
カナダ女子代表はなでしこにとっては、比較的情報のない相手でやりにくさはあったと思います。アメリカと同じ予選の組に入りながら大抵北中米カリブ海予選を突破して国際大会に出てくることを考えると実力は確かですが、女子W杯で3戦全敗で1次リーグで消えたため偵察?している方は少ないと思います。

しかし、情報戦はちゃんと行われていたようで、カナダのキーパーソンと思われていたFWシンクレアの存在感はきっちり岩清水が消しました。シンクレアが良くなかったというよりは、なでしこがいいボールを入れさせなかったためだと思っています。実際、アメリカに似ているチームなのではと思っていたカナダは、縦パス主体のカウンターサッカーのチームでした。

この縦パスをゴールラインに流れるようにできたのは、なでしこがうまく縦の走るスペースを消したからと見ています。また、逆になでしこの方が縦のスピードを使うと、カナダのDFは意外と対応できていませんでした。川澄の先制点の場面は、大野のテクニックをカナダDFが予想していなかったともいえますが、川澄のスピードについていけなかったと見ています。

宮間の2点目のヘディングシュートはびっくりです。体が小さいことが弱点と言われているなでしこの中で、特に小さい宮間がまさかヘディングで勝つとはと正直驚いています。宮間自身も正直、カナダの屈強なDFは怖かったようで、新聞に載っている写真では宮間は目を思わずつぶっていました。

ショートパス主体のサッカーはカナダには通用したので、なでしこの今までのスタイルを続けていいという結果が出たと思います。次の相手はスウェーデンですが、ルール上何が何でも勝ち点3を取らなければいけない試合ではなくなったのはなでしこにとってもほっとする結果だったと思います。

スウェーデンに1-4で敗れている南アフリカ戦の勝利はノルマとして、スウェーデンにたとえ敗れても勝ち点6を確保できるチャンスはあります。もちろん、決勝トーナメントのどこかで当たる可能性のある相手ですから、あまり手を抜いてしまうのは問題ですが、なでしこにとっては練習試合くらいのつもりで臨んでもいい試合になったと言ってもいいと思います。
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戻りの早さ(7/26日本対スペイン)

2012-07-27 18:21:29 | ワールドサッカー
注目された国内最後の親善試合のニュージーランド戦で最後に同点ゴールを決められる失態を演じた理由もあり、男子の五輪代表の評判は良くありませんでした。特に、初戦の相手が欧州選手権優勝のメンバーをオーバーエイジで入れているスペインだったので、もってベスト8という五輪代表の評価は仕方ないと思っていました。

ただ、たとえメダル争いには絡めなくても、今回の五輪代表が自分たちの持ち味を出そうとして戦っていることは今回のスペイン戦で認めたいと思います。前回の北京五輪は3戦全敗という結果だけでなく、誰を出したときにどういう戦い方をするかが中途半端だった印象があります。

今回、直前の親善試合のベラルーシ戦、メキシコ戦を連勝してもマスコミの評価は低いままでした。確かに内容は良くない点もありましたが、もちろん負けるよりは間違いなく良かったはずです。

今回の五輪代表は最初のチーム立ち上げ時の広州アジア大会で、大学生とJ2のメンバーで戦った「何もないところ」から立ち上げて金メダルを取ったチームなので、関塚監督もメンバーが足りないなら足りないなりの戦い方には慣れているはずです。

それは今回のスペイン戦の金星にも現れていました。CKを押し込んだ大津のゴールもうまく相手を出し抜く大津らしいうまさが出ていましたが、一番良かったのはこの関塚ジャパンがそれぞれの持ち味を出したことです。

具体的に言えば、スペインとは力の差があることを認め、帰陣を早くしてブロックを作る手堅いサッカーを実行したことです。永井のスピードに清武のパスやドリブル、東の2列目からの飛び出しなどの持ち味を出しながら、守備に回ったらコンパクトな2ラインを引く戦い方で、ボール支配率33%の前半戦でスペインをゼロに抑えたのは評価したいと思います。

直接の勝因はバックパスを追いかけた永井の飛び出しにスペインDFマルティネスがファウルで潰して一発退場になったことです。永井のことをよく知っていれば、あのまま行かせてシュートを外すのに賭けた方が確率は高かったと思いますが、あそこでユニフォームを引っ張ってまで止めに行ったら退場になるのは正しい判定です。

相手が10人になってからの攻撃には課題を残しましたが、この勝利であと勝ち点4あれば確実に決勝トーナメントに行ける状況に持って行ったことは価値があります。まだ何も手にしていませんが、まずは良かったです。
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磐田戦プレビュー

2012-07-26 18:37:14 | 浦和レッズ
祖母の死に自らの体調不良も重なり、今の時点ではこの試合に参戦はできそうもないですが、今週末浦和はホーム埼玉スタジアムで磐田と対戦します。高橋峻希、エスクデロ、スピラノビッチが抜けて選手層が薄くなった浦和ですが、山道強化部長は今季の補強を否定しています。

確かにミシャの使い方がベストメンバーを可能な限りすべての試合で並べるという方針なので、そのベストメンバーから漏れた選手は試合勘を維持するために他チームで勝負したいという気持ちはわかります。負傷者が続出した場合どうするかは気になりますが、とりあえず今は結果が出ているミシャを信じようと思います。

磐田というチームは得点王を二度も取っているFW前田遼一やW杯に出場したSBの駒野友一ら個の力もあるチームですが、今季就任した若手監督の森下監督がコンパクトに2ラインを引くきびきびとしたサッカーをしているのが印象的です。

このサッカーは以前鹿島でオリベイラ監督がやっていたようなサイドハーフが開く4-4-2には強く、サイドハーフが持ったときにプレッシャーを掛けて奪い、縦に速いサッカーができます。この手でシーズン前は優勝候補と目されていたG大阪を破ったのは快挙でした。

ただ、浦和のサッカーは今のJリーグではすたれた戦術だと思われていた3バックで、浦和のアウトサイドを4バックのチームは意外にもマークしにくいという事実がわかり、浦和は久しぶりに上位にいます。磐田がどういう梅崎対策を打ってくるかは見ものです。

一人「梅崎番」として中盤の選手を下げて対応するか、それともこれまでの自分たちの戦術を信じてコンパクトに戦うか、両方の選択肢があります。前回の5月の対戦では後者でしたが、今回は真夏の暑さの中での対戦なので、前者を選択する可能性もあると思います。

ただ、ミシャの浦和が引く可能性もあります。広島時代に浦和に対して「出てこない」サッカーをやったこともあります。たとえ浦和が思うように攻められなくても、夏場に無理に攻めに行って大きな連敗をしたフィンケ時代を繰り返さないためと納得する必要があると思います。
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なでしこ優勝から1年

2012-07-25 21:23:33 | レディース
そういえば1年前の今頃、何をしていたか振り返ると、ちょうどなでしこジャパンの女子W杯優勝から1年だと思い出しました。あの日は3連休の2日目だったので、多少の無理は効く日でしたが、それでもあのなでしこ優勝を見たのは偶然も多少入っています。

1年後の今、体調を崩して自宅で静養しているのはあまり嬉しくない繰り返しですが、1年前の今頃も体調が悪く、吐き気すら出るようなひどい状態で眠れないので、こうなったら徹夜で女子W杯を見ようと開き直ったことが、あの歴史的瞬間を見られたことにつながっています。

ロンドン五輪金メダルを目標にしている今の代表チームは、アメリカやフランスに敗れるなど苦しんでいます。ただ、今回のロンドン五輪は1次リーグで3位でも通過の可能性があるなど、何が何でも1次リーグで3連勝しなければいけない訳ではありません。

もちろんロンドン五輪は金メダルの瞬間を見たいですが、なでしこジャパンが世界に通用することは女子W杯の優勝で既に証明されています。今まで女子サッカーが世界ではさほど盛んではなかった理由として、なでしこのようなテクニックのチームが欧州や米国のパワーサッカーに力で潰されてしまい、優勝チームがある程度固定されていることもあると思います。

しかし、なでしこジャパンは今まで一度も勝てなかったドイツや米国に女子W杯の本番で勝つという番狂わせを演じてみせました。以前は女子のトップレベルのサッカーは知りませんでしたが、このときに見たドイツや米国のサッカーが個人技頼みの力任せのものであることがわかりました。

今回のロンドン五輪に向けて、世界の女子サッカーが日本のテクニックのサッカーを真似し始めているらしいという噂は聞きます。それでも勝てるくらいでなければ世界チャンピオンは自認できないと思います。

沢が現役のうちに世界を驚かせて欲しいという夢は、女子W杯の優勝で既に叶っていると思います。それでも、人間は欲深くできていて、やっぱりロンドン五輪も金メダルを期待している自分がいます。もちろん、女子W杯の勝ち方が接戦を辛くも拾ったものであることを考えると、そういう偶然は二度は起きないとは思いますが、今度は実力でも世界一になったことを示すいい機会だと思って頑張って欲しいです。
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イチロー、ヤンキース移籍

2012-07-24 14:32:20 | 他スポーツ
ここのところ体調がすぐれず、会社を休んでいるのでこんな時間の更新になりますが、野球ネタでビッグニュースが舞い込んできました。シアトル・マリナーズでプレーしていたイチロー選手のトレードでのヤンキース移籍です。

日本ではトレード期限は6/30なので、メジャーリーグはまだトレード期限が終わっていなかったことに驚きましたが、それ以上に驚いたのは、シアトル・マリナーズのイチロー放出の決断です。

イチローとマリナーズは長期契約を結んでいて、よほどのことがない限り他チームでプレーする可能性はないと思っていましたが、今季のイチローは不振で、打率も2割6分くらいと、彼にしては信じられない成績でした。

メジャーの球団はたとえチームの看板選手だとしても、有利な話があれば放出する可能性があることは知っていました。イチローにもそれは例外ではなく、ヤンキースから提示されたマイナー投手二人と金銭というトレード条件は悪くないと決断したマリナーズ側の判断でトレードが成立しました。

たぶん、イチローの評価は全盛期は過ぎているというものだと推測できます。イチロー自身の年俸もマリナーズ時代の12億円からは相当下がると思います。今日の試合でイチローはいきなりヤンキースの一員として8番ライトでスタメン出場していましたが、1番ライトが当たり前だったイチローを知っている日本のファンにとっては、あのイチローが最弱打者の打順の8番かと思うとちょっと寂しいです。

もっとも、シーズン途中のトレードはトレードされた選手にとってはチャンスです。ヤンキースもいきなりスタメンで使ったように、使うためにイチローを取ったのは間違いないです。厳しい期待かもしれませんが、もう一度1番ライトを打つイチローが見たいというのが、私の期待です。

もちろん、名門ヤンキースではポジション争いも厳しく、イチローも試合に出続けるだけでも相当の苦労があるだろうというのはわかっています。それでも、長年当たり前のように200本安打を打ち続けたイチローなら、もう一度期待をかなえてくれるだろうと思っています。

また、私事ながら、ちょっと前に父方の祖母の訃報が入りました。私は携帯メールでブログを更新しているので、空いた時間があれば更新できるかもしれませんが、更新頻度はおそらく落ちると思います。ご承知置きください。
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ユベントスの象徴(デル・ピエロ)

2012-07-22 21:55:01 | ワールドサッカー
バッジオからユベントスの10番を受け継いだ選手としてワールドクラスになったデル・ピエロですが、昨日の震災復興試合で来日して、親日家というところまでバッジオを受け継いでいるとは思いませんでした。トップ下が定位置だったバッジオと違ってデル・ピエロはストライカーですが、ユベントスではもうバッジオを超える存在感を誇っていました。

そんなデル・ピエロも既に38歳になり、ユベントスとの契約は延長しないことになりました。本人は現役続行を希望していて、アメリカのメジャーリーグサッカーやカタールリーグなどの名前が移籍先の噂にのぼっています。Jリーグが噂にすらのぼらないのは残念ですが、今では資金力ではアメリカや中東にはかなわないのが現実です。

そんなデル・ピエロのプレーを見るのはきっと最後の機会になると思い、槙野や柏木ら浦和の選手がいるJリーグ選抜はあまり見ないで、鹿島、仙台連合軍でプレーしていたデル・ピエロを中心に見ていました。

どこでプレーするか決まっていないがとりあえずトレーニングだけは再開したというのがデル・ピエロの現状ですから、ベストコンディションではないことは皆理解しています。しかし、初めて一緒にプレーする選手ばかりの環境で、手堅く足元に正確に止めるデル・ピエロの技術の高さは鹿島、仙台連合もすぐに理解したと思います。

デル・ピエロのスルーパスに正確に反応した選手もいましたし、小笠原あたりはデル・ピエロにボールを集めようとしていました。デル・ピエロ自身は2点取りたいとは宣言していましたが、本当に点を取るとは思いませんでした。

この試合は親善試合にしては皆真剣にプレーしていて、決してデル・ピエロに点を取らせようという演出はなかったですが、左足のアウトサイドに掛けたシュートはGK菅野にとって予想外の変化をしたらしく、見事に日本の地でゴールを決めて見せました。

デル・ピエロの来日は突然決まった話なので、この試合のチケットを持っていた人はラッキーだったと思います。私も、中東やアメリカに行ってしまったら二度と見られないと思っていたデル・ピエロをテレビとはいえ見られたのは幸せでした。
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