Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

川崎F戦プレビュー

2019-05-31 22:53:27 | 浦和レッズ
浦和は明日、アウェイの等々力陸上競技場で、川崎フロンターレと対戦します。川崎はリーグ戦で現在3位と好位置につけており、ACLでグループリーグ敗退に終わったこともありリーグ戦に全力を尽くすでしょう。川崎といえば中村憲剛が有名ですが、前節の大分戦ではベンチにも入っておらず、代わりに若手の脇坂がトップ下に入っています。このまま脇坂に世代交代となるのかもしれません。

布陣はレアンドロ・ダミアンを1トップに置いた4-2-3-1で、サイドから仕掛ける家長や長谷川など、去年までの良さを残しながら次第に中村憲剛や小林悠に頼らないチームへの変革期なのでしょう。また、右SBだったエウシーニョを清水に放出しており、新外国人のマギーニョがSBで出場する試合もあります。

浦和としては、大槻新監督の初戦という難しい試合です。大槻新監督が、思い切って自分の色を出す可能性もありますが、オリベイラ前監督時代の3-5-2を継承して当面の混乱を鎮める可能性もあります。そのように出方を読みにくくするために、浦和サイドも今週の3日間の練習を急遽非公開にしたのでしょう。

もっとも、大槻新監督は「組長」のニックネームとは裏腹に人間性はソフトなようです。今回は世代交代を進めるというテーマを受けての指揮なので、あっと驚くような名前がスタメンにいる可能性もあります。もちろん、一気に入れ替えてはチームが機能しないでしょうが、何人かこれまでと違う起用がなされるのではと思います。

このアウェイ戦で、何とか流れを変えて、ホームゲーム1勝1分け5敗という悪い流れを断ち切って欲しいというのが、明日の試合への期待です。等々力に行って良かったという思いを、サポーターができるように、期待しています。

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オリベイラ最後の快勝(5/21浦和対北京)

2019-05-30 22:24:16 | 浦和レッズ
今更な試合ですが、オリベイラ監督最後の勝利となったACLのグループリーグ最終戦、北京戦のレポートです。この試合に賭けていたオリベイラ監督は、金曜日の湘南戦でメンバーをほぼ全員入れ替えてまで、主力選手を休養させる決断をしました。その賭けは当たることになるのですが、それを生んだ要因は予想外の出来事からでした。

前半1分、右タッチライン付近で、柏木と相手MF池中国が接触し、これで柏木が膝を痛めて途中交代することになります。代役の長澤は急な出場になったので、アップが間に合うまで交代を引き延ばし、11分ほどで交代しました。この長澤がバイタルエリアで個人技を見せたことが、この試合の勝利につながるのですが、個人技を発揮できた理由は相手サイドにもあります。

それは、相手MF池も同時に故障したことです。北京はこのアウェイ戦を勝つために、中盤をダイヤモンドに組んでトップ下にビエラ、アンカーに池を置いてきました。この池の故障を受けて、北京のシュミット監督の決断は、池に替えてFWの9番を入れてきました。これで北京は3トップに変更し、右MFにいた呂鵬をアンカーに置く4-3-3に布陣を変更してきました。

しかし、4-3-3は中盤が苦しい布陣です。しかもサイドのMFがビエラとレナト・アウグストという、どちらかと言えば攻撃で力を発揮するタイプということで、呂鵬のところに負担がかかる布陣になりました。世界的に見ても、4-3-3はアンカーを狙えというのが鉄則で、しかも北京は本職でない選手がアンカーですから狙うのは当然です。

これで、空き始めたバイタルエリアを長澤が仕掛けたことで、前半の長澤と武藤のゴールという結果につながりました。柏木が負傷したときは不運を感じますが、それが試合を動かすこともあるという例です。もちろん、北京のバカンブらのカウンターに対し、槙野や西川が正確に応対したのも大きかったです。

最後は興梠にもゴールが生まれ、浦和は3-0でこの天王山を勝利しました。これを見たときは、浦和もコンディション調整さえうまく行けば上昇気流に乗れると思ったのですが、結果は今の通りです。こうなった以上、大槻氏の手腕に期待して、次の川崎戦に見せ場が作れるよう、願うばかりです。
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大槻新監督への期待

2019-05-29 22:30:02 | 浦和レッズ
浦和は昨日、オリベイラ監督を解任して大槻新監督にチームを託すことにしました。「組長」というニックネームもついている、サポーターの間では待望論もあった大槻新監督ですが、まずはチームの混乱を抑えてチームを同じ方向に向かせるのが役割になってくるでしょう。今回、川崎戦の前に大槻新監督に与えられた練習時間はわずか3日ですが、それでも成果を出したことはあります。

前回、堀監督が解任されたとき、大槻氏はわずか1日しか練習時間のない状態で、アウェイのルヴァン杯広島戦を迎えました。しかし、この1日で選手の頭の中は整理されており、引き分けながら統制の取れた動きを見せていました。今回は3日の練習で、しかも非公開にするというチームのバックアップも得たので、頭の中だけでも整理された状態を期待したいです。

大槻氏は46歳で、筑波大学時代に指導者のノウハウを学びましたが、選手としてはJFLのソニー仙台が最高という地味なキャリアです。ソニー仙台では高校教師と兼業でのプレーで、最初から指導者としてサッカーを教えるつもりで若い時期を過ごした異色の監督です。高校教師を退職後に浦和にコーチとして入団し、2007年のACLの浦和の優勝を分析担当スタッフとしてサポートしています。

おそらく、今回の監督業は、この分析担当時代の経験が生きるのではと思われます。分析担当の意見を採用するかは監督次第ですが、大槻氏は自らが分析担当だった以上、選手にどういう情報を伝えればいい動きができるかはある程度洗練されているはずです。そうやって、誰がどんなプレーをすべきか、整理した状態で川崎戦を迎えて欲しいものです。

また、大槻氏の前回の暫定監督時代には、多くの選手に出番を与えました。試合に飢えた選手が出番を得て、橋岡などは大槻氏の起用からレギュラー格までのし上がりました。そういう、選手間の競争が健全な形で出てくれれば、また浦和というチームが息を吹き返す可能性は十分あると期待したいです。
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オリベイラ監督解任

2019-05-28 21:55:17 | 浦和レッズ
今日は別ネタのつもりでしたが、浦和サポとしては最優先のネタが来ました。浦和監督のオズワルド・オリベイラ監督との契約を解除し、後任には大槻前ヘッドコーチという人事が発表になりました。この事態はある程度予想できました。リーグ戦4連敗、しかも勝った試合もPKの1-0など内容も悪く、オリベイラ監督らしいサッカーを発揮した試合はあまり見られませんでした。

原因はオリベイラ監督の哲学もあったでしょう。「チームは同じメンバーが出ているのが理想」という考え方だったからです。フィジカルコーチの出身というオリベイラ監督は、開幕前にフィジカルトレーニングで選手を鍛えて、同じメンバーでリーグもACLも戦おうとしてきました。しかし、アジアの戦いは気候も環境も全然違うもので、チームは大きく消耗しひどい試合を見たことは何度かありました。

特に先日の広島戦は戦い方も采配も全然意図が見えず、解任されるとすればこういう試合という典型的な例でした。また、得失点差マイナス7というのも悪く、5勝2分け6敗ながら勝つときは僅差、負けるときは惨敗というのは、それだけチームが機能していない証明でもあります。

後任の大槻氏は、去年も堀監督が解任されたときに暫定監督に就任し、短期間指揮を執った経験があります。しかも、その4試合を3勝1分けというこれ以上はないほどの見事な仕事を果たして、オリベイラ監督にバトンを渡しています。しかし、今回はそれ以上のプレッシャーがかかるでしょう。サポーターも前回の采配を覚えていますから、それと同じかそれ以上が期待されるからです。

もっとも、大槻氏の手腕はあっても、いくつか不安材料もあります。それはオリベイラ監督の退任に伴い、オリベイラ監督の側近であるルイス・アルベルト・シルバ・ヘッドコーチ、アレックスコンディショニングコーディネーターも一緒に退任するからです。必然的にトップチームのコーチが足りなくなるので、ユースやジュニアユースから昇格人事を行わざるを得ません。

まだACLが残っているので、アジアの戦いとの両立も大槻氏に託されます。前回はそこまで練る必要がなかったので、ルヴァン杯を利用してチームを軌道に乗せましたが、今回はどういう戦いを見せるかわかりません。とりあえず、まずは残留争いに巻き込まれず、それから少しずつ上向きにして欲しいです。
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大相撲夏場所総括

2019-05-27 21:24:21 | 他スポーツ
大相撲夏場所は写真の平幕、朝乃山の初優勝に終わりました。朝乃山の最高番付は前頭5枚目で、上位と当てられた経験も少ないので、終盤戦で横綱や大関と当てられたらどうかと思っていました。しかし、行司差し違えという苦しい内容ながら拾った栃ノ心戦の勝利が効いて、最後は大関豪栄道も破る殊勲を挙げて初優勝までたどり着きました。

故郷富山では英雄で、地元のスーパー銭湯に行くと常に握手を求められるという人気者ですが、これまでの立場は「将来有望な若手」でした。右四つでしっかりとした型を持っており、横綱稀勢の里が右四つ対策で稽古相手に指名したほど評価されていましたが、三役経験のない力士の平幕優勝は59年ぶりと、異例中の異例です。

この優勝で、朝乃山の番付は小結以上に上がるでしょう。そこからが本当の勝負です。特に小結は難しい地位で、初日から横綱と当てられ序盤戦から上位相手が続く苦しい地位です。そこで勝ち越して踏みとどまることができれば、本人が言う「看板力士」に近づくことでしょう。膝に負傷を抱えていないなど将来性は十分で、大相撲の世代交代を象徴する場所になるかもしれません。

横綱鶴竜は11勝4敗に終わりました。序盤戦は優位に戦いましたが、平幕妙義龍にまさかの金星を献上してからおかしくなってきました。横綱としては悪い成績ではないですが、それでも平幕優勝を許したというのは相当悔しいはずです。横綱としての責任感をもう一度取り戻したいという意欲はあるはずと思っています。

三役争いでは、東関脇逸ノ城が5勝止まりで平幕落ち、西関脇栃ノ心が大関復帰、東小結碧山が6勝9敗で平幕落ちと、枠は3つ空きます。小結で9勝を挙げた御嶽海の関脇復帰は間違いなさそうで、残り3つは前頭3枚目で10勝5敗の玉鷲、4枚目で10勝5敗の阿炎、8枚目12勝3敗の朝乃山が有力です。5枚目で10勝5敗で技能賞を受賞した竜電は番付運がなく、前頭筆頭止まりと思われます。

下位では、元横綱琴桜の孫、琴鎌谷が幕下2枚目で4勝3敗と勝ち越して新十両の可能性があります。十両に上がれば、父親の四股名である「琴の若」を継ぐ可能性もあります。朝青龍の甥の豊昇龍も幕下4枚目で4勝を挙げて来場所に十両を賭けるなど、次の時代を担う若手は次々と出てきています。

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暑さ対策の差(5/26浦和対広島)

2019-05-26 20:03:10 | 浦和レッズ
今日のホーム広島戦、0-4というスコア通りの大惨敗でした。原因を考えると、この日の34度という猛暑を広島は利用でき、浦和は利用できなかったことがこの差につながったと思います。広島の3-6-1は、5-4-1気味に引くオプションもあるので、序盤は様子見で膠着状態を予想していましたが、意外にも広島も縦パスでドウグラス・ヴィエイラを走らせ、浦和も山中の仕掛けから武藤がポスト直撃のシュートを放つなど波乱含みでした。

最大の敗因は、前半6分とあまりにも早かった失点でした。柏が左サイドを仕掛け、マウリシオが対応しましたが鈴木大輔の頭でのクリアはポストを叩きます。このボールに最も早く反応していたのが広島のシャドーの森島で、至近距離で触られてしまっては浦和に打つ手はなしという、あまりにも痛かった失点になりました。

それを痛いと感じた理由は、この点の後で広島が5-4-1で守る形に徹してきたからです。それでも、ハーフコートマッチにして浦和が一方的に押し込めば、チャンスもありましたが、広島は奪ってからの速攻が冴えており、浦和はチェックに行ったMFがかわされたり、対応に行ったマウリシオが走り負けたりと、広島にシュートまで行かれていました。ボールは浦和が持っていても、広島の方がいい攻めをしている、変な感覚です。

それは明確に結果に出ました。クリアボールに反応して放った、サロモンソンのミドルシュートがきっかけでした。これはGK西川が好セーブを見せてCKに逃れましたが、そのCKをドウグラス・ヴィエイラの頭に合わされて、浦和は痛すぎる2点ビハインドを追わなければならなくなりました。これで試合は終わってしまった印象も受けました。

その後も、浦和はボールこそ支配するものの、常に相手の5-4で守るブロックの外側でしか持てない展開が続きました。その中にボールを入れると野上や佐々木が正確に頭でクリアするので、何か相手のマニュアルにないことを起こさなければなりませんでした。CKを何本か取っていれば変わっていたかもしれません。

後半はもっとひどい展開になってしまうのですが、書く元気が出れば明日以降にマニアック分析で補足します。

































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ティム・ケーヒル、現役引退

2019-05-26 11:05:17 | ワールドサッカー
今日は埼玉スタジアムに行く予定なので、即日更新ができなかったときに備えて穴埋めネタを用意して出かけます。写真の元豪州代表FW、ティム・ケーヒルが今季限りでの現役引退を表明しました。今季で40歳ということもあり、よくここまでできました。

ケーヒルの名前が印象に残っているのは、日本戦に強かったからです。2009年のW杯予選では敵地で2点を取られ、逆転負けを喫することになりました。消化試合ではあったものの、当時の豪州のファンに「日本は常に豪州の下の存在」という横断幕を出される、悔しい思いもすることになりました。

別の意味でも印象に残っています。2009年2月に横浜国際競技場で行われた最終予選のプレーが印象的だったからです。当時、ケーヒルは1トップに入っていました。豪州が送るクロスがよくケーヒルのファウルで途切れるので、彼は「何回ファウルを取られても1回抜け出せば点が取れる」と割り切っているFWとわかりました。このプレースタイルはカードと紙一重なので、起用する監督としては危ない選手ですが、それでも点を取ることで豪州代表FWの地位を守っていました。

イングランド・プレミアリーグでも活躍しました。彼は名門のエバートンで長くプレーしていましたが、当時外国人選手の最多得点記録を更新する活躍でした。彼が点を取るときはクロスを頭で合わせるのが定番で、点を取ることで地位を守ってきたFWという姿は表れていました。もっとも、エバートンで大事な試合とされるリバプールとの「マージーサイドダービー」で2度の退場の経験があるという、悪い記録にも絡んでいますが。

彼は代表選手としてはあまりうまくなかった選手です。最初の頃はボランチでしたが、パスミスなども目立つ選手でした。しかし、点さえ取ればいいと割り切っているFWになってから開花しました。日本ではこういうタイプの選手はあまり育たないですが、こういう異色の才能が育つのもサッカーの面白いところです。
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栃ノ心、大関復帰

2019-05-25 21:28:20 | 他スポーツ
今日の大相撲夏場所は平幕朝乃山の初優勝という大きなニュースがありましたが、それは明日以降に回し、今場所関脇に落ちていた栃ノ心が10勝目を挙げて大関復帰を決めた件を取り上げます。栃ノ心、9勝1敗と序盤戦は好調でしたが、そこから平幕相手に3連敗と苦しみ、今日は横綱鶴竜相手に変化を決めての10勝目でした。栃ノ心は巨体ですが変化はある力士で、負傷で前頭10枚目に落ちていた場所で2回ほど決めたのを覚えています。

今回の大関復帰ですが、先場所の7勝8敗が効いていた印象です。大関は2場所連続負け越しで陥落というルールなので、2勝13敗でも7勝8敗でも負け越しは負け越しですが、それでも上位全員と当たる地位で7番勝つためにはそれなりのコンディションの維持が必要です。7番を10番にするためにはどういう稽古をしたらいいか、彼なりに考えた結果だと思います。

栃ノ心はロシアの南にある、ジョージアの小さな町ムツヘタの出身です。柔道やサンボなどの格闘技がメインで、相撲経験はほとんどなかったものの2004年の世界ジュニア相撲選手権で3位入賞を果たし、それがきっかけで春日野部屋に入門してきます。出世は早く、初土俵からわずか13場所で新入幕を果たします。

栃ノ心にとって、大きな挫折は幕内時代の右ひざ十字靭帯の断裂です。これで4場所休場が続き番付を大きく下げ、ついには幕下55枚目と三段目の一歩手前まで落ちます。しかし、栃ノ心のすごいところは、その休場期間を無駄にしなかったことです。幕下の土俵に上がった栃ノ心は、膝以外の場所はよく鍛えており、一人だけ幕内力士が混じっているような筋肉量の違いを見せて、7戦全勝を2場所続けてすぐに十両に復帰します。

十両も13勝2敗、15戦全勝と2場所で通過し、すぐに上位に復帰すると平幕優勝をきっかけにして、ついに大関までたどり着きます。この平幕優勝と大関昇進が評価されて、故郷ジョージアでは国民栄誉賞を受賞するなど既に英雄です。今場所は大関から陥落したものの、場所前の稽古総見では元気に申し合いをこなしており、10勝の可能性は十分と思われていました。

それでも最後の1勝を得るには苦しみました。大関陥落から10勝で復帰した例は5人目ですが、皆終盤戦でギリギリ10勝目を挙げています。それだけ、この一度しかないチャンスをものにするのは苦しいことです。これでまた、上位力士として若手の台頭に抵抗すべく、力を発揮して欲しいものです。





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初夏の花たち

2019-05-23 22:03:14 | 埼玉
今日は残業もあってスポーツネタを考える元気が出ないので、先日の散歩で撮った近所の花の写真を貼っておきます。あと一日頑張れば、また花の写真を撮りに行けると信じて一踏ん張りです。

















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打てる捕手(森友哉)

2019-05-22 22:30:55 | 他スポーツ
西武ライオンズは沖縄で行われたソフトバンク2連戦を連勝し、ようやく勢いが出てきました。今日の試合でも3安打と活躍を見せた捕手、森友哉を取り上げます。森は大阪桐蔭高校で1学年上の藤浪晋太郎(阪神)とバッテリーを組んで全国優勝しています。当時から「打てる捕手」で有名な存在でしたが、上背が170cmとプロ選手としては小柄なので、ドラフト時点では外れ1位程度の評価でした。

そんな森を、「打てる捕手が欲しい」と判断した当時の渡辺久信SDが2013年のドラフトで単独1位で指名しました。最初は二軍でじっくりと育成する方針でできるだけマスクをかぶらせ、課題とされていたリード面を主に鍛えていました。しかし、その打力は一軍でも十分使えるレベルで、夏場に当時の田辺監督がDH候補として一軍に昇格させます。

プロ初本塁打を代打でマークするなど、打つ能力は相当でしたが、当時のDHは本塁打王の経験もあるメヒアでした。メヒアを外してまではDHで使わないのかなと思われた翌2015年でしたが、田辺監督はメヒアに一塁を守らせてまで森をDHに抜擢しました。これが当たり、森は開幕から本塁打を量産し、一時は30本塁打の期待も集めたほどです。

しかし、当時の森には課題もありました。それは捕手で起用すると打てなくなるというものです。DHしかできないと、交流戦のセリーグの本拠地で起用できないなどのデメリットもあるので、一時は右翼手で起用したギャンブルもありました。そんな課題に、去年あたりからようやく解決の兆しが見えてきました。

去年あたりから、正捕手炭谷の牙城を森が脅かし始めており、森が捕手で出場する試合が増えてきました。打てる捕手でクリーンアップでも起用できる森には大きな期待が集まり、炭谷の巨人へのFA移籍に伴い森が正捕手の期待を持って今シーズンを迎えました。今年は100試合にマスクをかぶらせると辻監督は期待していましたが、今や全試合に近い捕手でのスタメン出場です。

打つ能力に関しては十分主力選手なので、捕手としての成長が今の期待です。炭谷のように、ワイルドピッチを防ぐキャッチングができるようになってくれれば、守備でも西武を支えてくれると思います。阿部慎之助のような、レベルの高い打てる捕手として、今後の活躍を願っています。
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