Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

1対1スペシャリスト(駒井善成)

2016-06-30 22:49:14 | 浦和レッズ
今季台頭した新戦力では、右アウトサイドの駒井善成(こまいよしあき)選手が注目です。駒井はJ2京都から完全移籍で浦和に加入して1年目です。京都時代は右の攻撃的MFでした。京都時代のプレーは一度だけ見たことがあります。

それはJ1昇格プレーオフの京都対徳島です。当時、J2で3位だった京都は、4位徳島と昇格の座をかけて国立競技場で対戦していました。当時の京都は4-1-4-1の布陣で、徳島の左SBが本来攻撃的MFのアレックスだったので、そこをスピードある駒井でえぐらせるゲームプランでした。

その狙いは序盤は当たりましたが、徳島にセットプレーとカウンターで失点した京都は敗れ、J1昇格はなりませんでした。駒井はユース時代から京都でプレーする生え抜きでしたが、当時の京都はJ1とJ2を行ったり来たりでした。駒井がトップチームに上がる年にJ2に降格しましたが、駒井はドライに「降格すると(主力選手が流出して)自分の出番が増えるかもしれない」と割り切っていました。

当時プレーオフで敗退して果たせなかったJ1に、今駒井はたどり着いています。右アウトサイドで関根の控えという当初のスタートでしたが、ボランチができるなどの器用さを発揮して、かなりの割合でトップチームの試合に絡んでいます。味方になってじっくり観察すると、その脚質は短い距離が速い「1対1スペシャリスト」です。

レッズにいた選手に例えるなら、田中達也のようなスピードで、相手の左SBに対して競り勝つのが駒井の役目です。先日の神戸戦でもアシストをしており、その期待には応えていると思います。

課題は守備でしょう。まだまだ、テクニックで抜こうとしてくる相手の攻撃を守る技術はこれから身に着けていくことになります。トップ下は浦和では最激戦区なので、今の右アウトサイドの技術を磨いた方が試合に出られると思います。これからも、駒井が持てば何か起きる、そんな期待を持って見守っていきたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福岡戦プレビュー

2016-06-29 23:10:25 | 浦和レッズ
今週末、浦和はアウェイ、レベルファイブスタジアムでアビスパ福岡と対戦します。1stステージは3位と敗れた浦和ですが、まだ鹿島との勝ち点差は6で十分逆転での年間1位は狙えます。まずは、福岡にきっちり勝利してきっかけをつかみたいです。1stでの対戦は浦和が2-0で勝利しています。

福岡は現在、18位と最下位です。チームコンセプトはわかりやすく、長身FWウェリントンにアーリークロスを送り込むスタイルです。ウェリントンはあまり動くFWではないですが、ヘディングの強さは抜群で多少アバウトなボールでも合わせられます。CKを数多く与えると危ない展開になる可能性もあります。

もちろん、あまり動かないウェリントンが前にいるということは、カウンター攻撃がしにくいというデメリットもあります。この試合に限っては福岡のカウンターを恐れず、思い切ってボールを支配するサッカーを目指していいだろうと思います。

また、福岡は浦和ゆかりの選手も多く在籍しています。DF堤、濱田、FW邦本(浦和ユース出身)がいます。堤、濱田はCBとしてコンビを組む可能性もあります。邦本もユース時代の天皇杯山形戦でゴールを決めて、浦和サポから「邦本」コールももらったことがあります。トップには上がれず福岡に活躍の場を移しましたが、出てくればどんなプレーをしてくるか注目です。

レベルファイブスタジアムで浦和が試合をするのは、2011年以来です。当時の試合はテレビ観戦でしたが今でも忘れられない試合で、勝てば残留決定という厳しい決戦でした。柏木、マルシオのゴールで2-1と福岡に勝って辛くも残留を果たしましたが、降格がどれだけ辛いものか経験があるので、あの思いをもう一度味わうのは嫌だったので良く覚えています。

イエローカードは1stステージ終了でリセットになるので、前節3枚累積になった関根も出場することができます。水曜日に試合がないことで休めたでしょうから、新しい出発を飾って欲しいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラコビーin埼スタ公園3

2016-06-28 23:00:00 | 埼玉
今日は文章を考えている時間がないので写真の羅列で失礼します。

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸戦マニアック分析

2016-06-27 22:54:16 | 浦和レッズ
浦和の3連敗時は相手のカウンター狙いに対応が効いていませんでした。アウトサイドかシャドーから取ってボールを縦に出し、スピードかテクニックでバイタルエリアに唯一残る柏木のマークを外せば、比較的容易に3対3や2対2のビッグチャンスを作れる、その狙いにはまっていました。

今回、浦和の最終ラインは槙野の出場停止で右から遠藤、那須、森脇の急造コンビでした。この試合に限れば、急造コンビだったことが浦和に優位に作用しました。右ストッパーの遠藤が無理に前に行かなかったからです。中央の那須はカバーリングタイプのDFで、去年このポジションのレギュラーだったので慣れてはいますが、遠藤と比べると信頼性に差があり、たまに「やらかし」ます。

その「やらかし」たときに、同じようなカバーリングタイプの遠藤が残っていてピンチを防いでくれたのが効きました。このポジションが森脇と槙野だと、両者とも行きたがってしまう恐れがありました。

攻撃は、昨日も書きましたが、数的同数を恐れずに相手に果敢に仕掛けたのが効きました。浦和の4-1-5に対して5バックで守ってきても、パワーなりテクニックなりで一人抜いてしまえばその狙いは無にできます。特に面白い存在だったのは、駒井の「1対1スペシャリスト」としての能力の高さです。

彼は京都時代は右のサイドハーフだったので、アウトサイドとしての守備力はまだまだですが、瞬間的なキレは持っています。ゴールライン際までえぐってマイナスのパスを出すプレーが、今回実際に得点につながりました。関根や宇賀神が夏場でへばる可能性があるので、駒井がいつでもいける状態なのは安心感を得ました。

李の高さ、興梠のスペースをかぎ分ける嗅覚など、この日の浦和はいろんな面でいいところが出ました。この試合をいつもできるようになれば、2ndステージ以降は十分期待できる、そう思った試合後でした。



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2ラインコンパクトサッカー(ポルトガル対ハンガリー)

2016-06-26 20:37:35 | ワールドサッカー
欧州選手権、興味はありますが忙しくて週1試合しか見られません。その中では、グループリーグのポルトガル対ハンガリーに注目したのでビデオを見ました。ポルトガルは4-4-2でサイドハーフが高く張る従来型のシステムでした。2トップのロナウド(7番)、ナニ(17番)がスピード型なので、中盤で組み立てて彼らのスピードを生かす形を作りたいところでした。

これに対し、なかなか欧州予選を突破してW杯に出てこられないので、見る機会は初めてだったハンガリーの戦い方は注目でした。テレビでは「堅守速攻」とだけ言っていましたが、サイドハーフのジュジャーク(7番)、ロブレンチチ(14番)の位置を下げて中盤を下げて、後ろのラインとコンパクトに保ってくるサッカーでした。

このサッカーは、Jリーグで言えばサガン鳥栖のサッカーと似ています。こういうサッカーにはFWはボールを収められるポストプレーヤーの方が向いており、実際ハンガリーのFWはサライ(9番)という強力なポストプレーヤーでした。長いボールを収めて、長い距離を上がるジュジャークを間に合わせる動きがハンガリーはできていました。

これに対し、ポルトガルは狙いにはまってしまった格好です。解説のセルジオ越後氏が「ポルトガルはRマドリードより弱い」と断言していましたが、確かにロナウドを生かすための中盤の構成力が足りない印象を受けます。この試合は3-3という乱戦の決着になりましたが、ロナウドの個人技に何とかしてもらったポルトガルは3度もリードを許す苦しい展開を強いられました。

それでも、ポルトガルのサントス監督の打った交代の手は当たりました。後半頭のモウチーニョ(8番)out、レナト・サンチェス(16番)inという交代でしたが、さばくタイプのモウチーニョより、積極的にもらいに行くタイプのレナト・サンチェスが入ったことで、ポルトガルは中盤の底でボールを落ち着かせることができるようになりました。

もちろん、ポルトガル歴代最強チームだった、2006年ドイツW杯当時のフィーゴ、ロナウド、デコ、マニシェ、コスチーニャという、中盤だけですべて組み立てからフィニッシュまでやり切ってしまう、あの黄金時代に比べると迫力は足りません。それでも、ロナウドという切り札は強力なので、いいボールをうまく入れてやれれば上位進出の可能性も感じた試合ではありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敵の試合運び(ラグビー日本対スコットランド)

2016-06-26 17:05:35 | 他スポーツ
昨日、サッカーと同じ時間だったので見ることができなかった、ラグビー日本代表のテストマッチ、スコットランド戦(味スタ)のビデオを見ていました。スコットランドはW杯8強の強いチームで、前回のW杯で日本代表が敗れ、決勝トーナメント進出を逃す原因になった相手です。マスコミは「リベンジマッチ」と書いていました。

スコットランドがどういうチームかには興味がありました。試合前のイメージはFWでごりごりと押してくるチームなのかと思っていました。しかし、実際は違いました。スコットランドは、ノートライながら全ゴールをPGで決めて、日本を21-16で破るという心憎い試合運びを見せてきました。

スコットランドが見せた驚きは、スタメンSHピルゴス、リザーブSHレイドローの両者とも、高い精度のキックを持っていたことでした。たとえ距離があっても、敵陣で日本に反則があれば迷わずPGを選択し、すべてのPGを決めてみせました。最後は、わざとPGを狙うために、マイボールのスクラムで意図的にボールを出さず、日本に反則があればPGを狙うという高等戦術まで見せました。

これに対し、日本はバックスの展開力で対抗しようとしました。もちろん、FWがスクラムやモールで押されなくなった強さゆえの展開ですが、ゲインの距離ならスコットランドを上回るなど、通用した点もあります。短い距離をFWが少しずつゲインして粘り、最後はSH茂野が決めたトライで一度は逆転もしています。

それでも、W杯の活躍で味スタに満員の観衆が入るなど注目を集めている日本ラグビーにとって、ノルマは「勝利」ということになります。もちろん、今の時点では後任の代表HCのジョセフがSRハイランダーズを指揮しており、サンウルブズのハメット氏が代理HCになっている事情はありますが、勝てなかったことは検証がなされなければならないでしょう。

サンウルブズも勝てていない以上、まだ3年後に向けてやらなければならないことは多い、そう感じた敗戦でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1対1に勝てば(6/25浦和対神戸)

2016-06-26 16:38:53 | 浦和レッズ
遅くなりましたが昨日の神戸戦の記事です。まずは相手の出方を見るという、私の観戦スタイルなので神戸の布陣を確認しました。右MFとみられていた小林(15番)が最終ラインまで引き、5-2-2-1という布陣で浦和の前5人に対して数的同数を保つのが神戸の狙いでした。浦和相手に5バックで引いてくる相手には慣れましたが、神戸は一味違ったものを持っていました。

それは、神戸の前の3人、レアンドロ、ペドロ・ジュニオール、渡邊千真の攻撃力が高いことです。神戸はたまに小林が攻撃を助けることはありましたが、基本的には前の3人に攻撃は任されています。それでも、神戸はこの3人だけで攻撃を完結できる能力があり、浦和は西川周作のファインセーブが頼りになる危ない展開を強いられました。

もちろん、5バックの相手ですから、支配率は浦和が上になります。5バックは数的同数が目的ですが、実力が上なら1対1に勝てば数的同数を破ることは可能です。浦和にとっては、この試合は1対1に勝つことがテーマになりました。スタメンの駒井も、短い距離の速さで相手左SB相馬と対峙しましたし、相手CBが転んでいたタイミングで武藤が走るチャンスもありました。

試合は、その1対1から動きました。森脇のロングフィードに李が頭で競り勝ったボールがスペースに出て、倒れ込みながら頭で合わせた興梠のゴールで浦和が先制しました。もちろん、相手の攻撃力を考えれば1点では十分ではなかったですが、前半終了間際に駒井のマイナスのクロスを李がスルーして興梠に合い、興梠のシュートで2-0としました。

後半の頭に、相手ボランチ藤田のロングスローからレアンドロに合わされて2-1と追い上げられましたが、この日は槙野が出場停止で右から遠藤、那須、森脇で組んだ3バックが機能していました。これまでの浦和の苦戦の理由はストッパーのところを狙われたからなので、遠藤が安全運転に徹し、森脇もロングボール主体でゲームを組み立てたことが安定につながりました。

出ずっぱりの李や武藤を早い時間で交代させたミシャ采配も当たり、最後は梅崎のPKで3-1とリードを広げた浦和は、久しぶりにすっきりした勝ち方で1stステージを3位で終えました。まあ、サポらしく「勝って良かった」でいいかなと思いますが、書き足りないことは明日のマニアック分析で書きます。































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京戦2得点のヒーロー(槙野智章)

2016-06-25 16:29:27 | 浦和レッズ
今日は埼玉スタジアムに行く予定ですので、ナイトゲームの即日更新はできないかもしれないので、あらかじめネタを用意して出かけます。今回は久々の選手ネタで、FC東京戦2ゴールのヒーロー、槙野智章選手を取り上げます。今日は出場停止で出られないのが残念ですが。

槙野は広島市の出身で、ジュニアユースから広島で育った選手です。広島の下部組織は全国単位でスカウトして、プロを目指す選手を集めるエリート軍団なので、そこでプレーできた槙野は将来を嘱望されていたのでしょう。今のチームメイト、柏木とは当時から一緒でした。

槙野はプロ選手らしく、目立つことをやると公言しています。広島時代は数々あったパフォーマンスの仕掛け人でした。今でも、試合前は必ずカメラの位置を確認して、ゴールが決まったらカメラの方向に向けてポーズを取る、スパイクはわざと左右違う色を履いて目立つようにするなどの哲学を持っています。

プレースタイルはスピードあるストッパータイプです。日本代表のハリル監督からはSBとしても起用されることがあります。CKなどの守備の場面では相手のヘディングの強い選手につき、粘って体を密着させて相手のミスを誘うプレーが得意です。特に、G大阪が誇るストライカー、パトリックに強いという長所があります。

また、自ら「世界のDFの三本の指に入るくらいシュート練習をしている」と豪語するので、攻撃力は相当のレベルです。サイドから宇賀神を追い越してクロスを上げることもありますし、先日の東京戦ではヘディングとミドルシュートで2点を入れています。たとえ決まらないとしても、1試合に1本は惜しいシュートを打ってくれる攻撃は、浦和を支えています。

海外挑戦は一度経験があり、ドイツのケルンに在籍していました。当時はあまり試合に出ることができず、広島時代の恩師でもあったミシャの誘いで浦和に入って現在に至ります。「浦和の男 槙野智章 ららら」という応援歌もあり、長く浦和でプレーして欲しいと期待しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神戸戦プレビュー

2016-06-24 23:36:05 | 浦和レッズ
明日、浦和はホーム埼玉スタジアムで1stステージの最終戦、神戸戦を迎えます。既にステージ優勝の可能性はない浦和ですが、年間順位がチャンピオンシップの有利不利に関係する現行のシステムなら、この試合を勝って4位の広島との差を広げておきたい試合です。

浦和は前節、FC東京相手に2点差を逆転して勝利を収めています。3連敗してずるずる行きそうだった浦和にとって、この勝利は大きく、チーム状態は幾分持ち直すと思います。もちろん、浦和は中2日、神戸は中6日の日程面の不利は否めないので、浦和としては体力の切れる終盤まで勝負を持ち込みたくないです。

神戸はここまで5勝5分け6敗の10位です。柏をJ1優勝に導いた、ブラジル人の名将ネルシーニョが率います。ネルシーニョは何をやってくるかわからない監督で、かつては柏をナビスコ杯で優勝させるために浦和相手に急造3バックを試すような思い切った手を打てる監督です。

神戸との対戦で印象的なのは、昨年の天皇杯準々決勝です。このときもネルシーニョはミシャサッカーの4-1-5に対抗できる手段として5バックを選択してきました。たまたま神戸が退場者を出して浦和は勝つことができましたが、5バックはありうると思っていないといけないでしょう。

神戸は森岡が抜けていますが、ペドロ・ジュニオール、レアンドロ、渡辺千真ら攻撃陣の駒は持っています。浦和は前節のFC東京戦は勝つことはできたものの相手に攻略のヒントを与えてしまった試合で、縦パスから柏木を個人技で振り切ればチャンスというFC東京の狙いに翻弄されました。神戸も同じ手は十分考えられます。

また、槙野が出場停止になる最終ラインにも不安があります。代役は那須が可能性としては高いでしょうが、槙野のような攻撃力はないので、前が点を取ってチームを助けて欲しい試合です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気が出る逆転勝利(6/22浦和対FC東京)

2016-06-22 22:57:58 | 浦和レッズ
今日のFC東京戦、テレビの前に座ったのは後半開始からでした。そのため、2失点した前半は見ていないので不完全なレポートになりますが、後半だけでも見ていればわかったこともあります。

2点リードの東京は、浦和相手の常套手段とも言える、4-4-2で後ろ2ラインをコンパクトにするサッカーで対抗してきました。カウンターの機能のさせ方も浦和をよく研究しており、浦和のシャドーかアウトサイドからボールを奪って縦に出し、個人技でバイタルエリアに唯一残る柏木のマークを外せば3対3のビッグチャンスが作れるという展開でした。

その、2対2や3対3の大ピンチは結構ありました。俊足FWムリキがシュートをポストに当てた決定機もありました。これで今日の浦和はダメか、多くの人の頭によぎったことでしょう。しかし、そこからが違いました。ミシャサッカーの4-1-5で強気にボールをキープする戦術を続けていた浦和に対し、東京の運動量が次第に落ちてきて、ボランチのラインが下がって最終ラインに吸収され始めました。

これが浦和にとって大きな追い風になりました。東京のカウンターはMFが重要で、ここで一旦落ち着かせる必要があります。MFが最終ラインに吸収されると、セカンドボールは浦和のものですし、カウンターの拠点がなくなります。しかも、後半21分と槙野の1点返した時間も良かったです。

どうやら、5連戦で厳しいのは浦和が最も実感していますが、東京も同じ5連戦の強行日程です。浦和が感じていた疲労と同じものを、東京も感じていたのでしょう。セカンドボールを回収してボールを回した浦和は、槙野が同点ゴール、李が勝ち越しゴールと立て続けにゴールが決まってこの厳しい試合を3-2で逆転勝利することができました。

この1勝でチーム状態は幾分持ち直すでしょう。1stステージの3位も確定しました。次は中2日で神戸戦です。相手の常套手段の一つである5バックを見る可能性は高いですが、この強気のボールキープが正しいと証明することができれば、さすがミシャと皆が驚くことになると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする