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珍しい花

2013-03-29 18:51:11 | 伊豆 梅と椿と温泉の旅

 来るのが早すぎた河津桜に、仕方ないことはスッパリ諦めるべき、と教えられました。

 

 そう言えば、ニューヨークのブルックリン植物園に掲げられていた、

 

 「花から叡智を集め、力を得る人は幸せである」

 (He is happiest who hath power to gather wisdom from a flower.)

 

  とは、「あるがままを認めなさい」と河津桜から教えられることを指すのかもしれないと、勝手に考え、鼻歌交じりに熱川バナナ・ワニ園を目指しました。

 

 (マー、しかし、これほど能天気だと、ストレスは溜まるはずもありません)

 

 

 熱川バナナ・ワニ園は私のお気に入りの場所の一つです。

 

 もう十年以上前から「四季の花」と題して、花の写真とコメントをHPに書き続けていますが、

 

 寒い季節になると、花が咲く場所は温室だけなので、冬になると、遠路はるばる、東京から花の写真を撮りに通い続けてきました。

 

 

 熱川バナナ・ワニ園は温泉熱を利用した温室で、珍しい熱帯植物や果樹を展示栽培し、世界各地に生息するワニも飼育します。

 

 温室エリアではオオサンショウウオやマナティーなどを飼育し、家族連れでも、子供達が飽きない工夫が施されています。

 

 

 更に、ここで嬉しいのは、カメラの三脚が使えることです。

 

 「四季の花」に使う写真は、今もスライドフィルムを使用しています。

 

 そのフィルムを使う場合は、十分な光量が必要となり、必然的にシャッタースピードが遅くなります。

 

 そんな訳もあって、三脚が使えない温室は疎遠になります。

 

 

 ただし今回は、ブログ用に撮影したデジカメ写真ではありますが、熱川バナナ・ワニ園で目にした珍しい花を、以下に数点ご紹介させて頂きます。

 

 

 ライムに花が咲いていました。

 

 ライムはインド原産のミカン科の果樹で、柑橘類特有の白い五弁花を咲かせます。

 

 今回実物を、私は初めて目にしました。

 

 

 アボガドの木に花が咲き始めていました。

 

 この木は園内の通路から離れた場所にあり、名札もないので、初めてその存在に気付きました。

 

 樹高は10メートル程もありそうです。

 

 アボガドがこんなに大きな木だということを、初めて知りました。

 

 

 キク科のスティフティア・クリサンタに花が咲いていました。

 

 解説によると、ボール状の金色に輝くのは、タンポポの白い綿毛と同じで、花が終わり、種子になりかけたものだそうです。

 

 国内では、めったに目にすることはできないそうです。

 

 

 

 ということで、今回も時を忘れ、熱川バナナ・ワニ園で植物と花を存分に楽しませて頂くことができました。

 

  熱川バナナ・ワニ園を退園する時、相模湾を望むと、いつもは正面に見える大島が、今日は雨雲の中に隠れていました。

 

 今日島へ渡っていたら、一日中雨に降られていたかもしれません。

 

 「よしよし、昨日は、本当に良いタイミングだったんだ! ラッキー! 」

 

 と考え、全てがハッピーエンドの一日となりました。

 

 

 

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