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三陸鉄道で三陸海岸を南下する予定です

2024-03-26 00:29:53 | 「青春18きっぷ」花の旅 北海道 Ⅱ

 青函フェリーは3時20分に青森埠頭に到着しました。

 


 フェリーターミナルで夜明けを待ちます。

 


 4時半ごろ、東の方角に八甲田山塊が見え始めたので、青森駅へ向かって歩き始めました。

 


 メマツヨイグサが歩道の脇でカナリア色の花を咲かせていました。

 


 車道の反対側にアカマツが並んでいます。

 


 足元に、アカマツの実生が育ち始めていました。


 津軽海峡を渡り、アカマツの自生可能な環境に入ったことが分かります。

 


 その横で、ヒルガオが薄桃色にラベンダー色を重ねた花を咲かせ、ガガイモが象牙色の花弁にアズキ色の星を見せていました。

 

 

 

 そして5時1分、東の空に突然太陽が姿を現しました。


 オレンジ色の輝きが、今日一日の安泰を予告しています。


 そんな風に思わせる朝が始まりました。
 
 青森ベイブリッジの手前で道路を渡り、パチンコ屋の駐車場に沿って青森駅へ向かいました。

 


 駅の西口に人影はなく、5日前に、この場所に降り立った日が遠い昔のことのように感じられました。

 


  駅の東西をつなぐ連絡橋を進み、改札口の前に立つと、りんごジュースばっかりのりんご自販機が私を待っていました。

 

 


 改札口で、青春18きっぷに5回目の検印を受け、青い森鉄道の列車が待つ1番線ホームに下りました。


 青春18きっぷは、JRのみ利用可能で、青い森鉄道は第三セクターでJRではありません。しかし特例として、八戸駅で八戸線に乗り継ぐ場合等に限り、青森-八戸間の青い森鉄道が利用できます。


 今日はその特例を利用し、八戸から久慈へ、そこから三陸鉄道で三陸海岸を南下する予定です。


 一度は乗りたいと思っていた三陸鉄道です。


 何だかわくわくしてきました。

 


 青い森鉄道の吊りポスターに、


 「青い森鉄道の青森駅~目時駅間は121.9kmで、車両はその先の盛岡駅まで乗り入れている」、

 

 
「年間約450万人、一日当たり12.000人の利用者がある」と記されていました。

 


 ウィキペディアに、「青い森鉄道は当初、年間約16億円の赤字が見込まれていたが、需要に即した増便や駅の新設などの対策を行い2017年には黒字を達成した」と記されます。

 

 青い森鉄道の八戸行き始発列車は5時40分に青森駅を発車しました。

 


 青森駅を発車すると高架線を走り始めました。


 市街地の家並が朝陽を受けて輝きます。

 


 列車は6分後に筒井駅に停車しました。


 筒井駅は東北本線が青い森鉄道に移管後初めて開業した駅で、通勤通学の利用促進を目的に新設されたそうです。

 


 列車は東青森、小柳、矢田前、野内の各駅で停発車を繰り返します。


 青い森鉄道でも駅名票の撮影を試みましたが、限られた駅でしか撮影できませんでした。


 しかし今思えば、駅の様子だけでも撮影しておくべきでした。

 


 そして列車は浅虫温泉駅に停車しました。


 車窓に、青森湾に浮かぶ湯ノ島が見えています。
 


 列車は西平内駅を通過し、次の小湊駅に停車しました。


 この辺りから野辺地にかけて見られる杉林は、日本初の鉄道防雪林です。

 


 
 列車が清水川、狩場沢駅を過ぎて野辺地に停車すると、車窓に「日本最初の鉄道防雪林」の碑を認めました。


 この鉄道防雪林は、東京帝国大学造林学教授である本多清六の進言によって植栽され、本多はドイツ留学の帰路に立ち寄ったカナダの、パシフィック鉄道の防雪林からこのアイデアを学んだそうです。

 

 

 

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