能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

闘うCFO 金庫番から改革の最前線へ 日経ビジネス誌の特集・・・未来志向のCFOが求められている時代

2024年05月16日 | マネジメント

最近の大手企業人事でCFO(最高財務責任者)の社長、CEO(最高経営責任者)に就任する事例が増えています。

ソニー、オリンパス、NEC、第一三共、ミネベア、マネックス、ニコン・・・。

グローバル化、スピード化という経営環境の中、数字に強く経営感覚が鋭い経理財務のスペシャリストが求められているということだと思います。

 

かつて、財務担当役員や経理担当役員は、数字屋、金庫番として社長の影武者として、地道に地味に仕事をしていました。

それが、高度化するファイナンス、経営戦略の中でCFO(最高財務責任者)にスポットライトが当たってきたということだと思います。

日経ビジネス2024.5.13号の特集は「闘うCFO 金庫番から改革の最前線へ」。

なかなか面白い記事でした。

 

Contents

Part1 アクティビストを味方につけろ PBRからESGまで「市場との対話」手厚く

Part2 人材育成と戦略浸透の一石二鳥 CFO機能強化に3つの処方箋

Part3 もう「数字屋の上がりポジション」ではない CFOからトップ就任当たり前の時代に

 

CFO(最高財務責任者)になるためには、高度な専門知識と数々の修羅場経験が必要だと言われています。

CFO育成は、長い時間が必要です。

計画的なキャリア形成、自己啓発、社外での教育や経験などが求められます。

同特集では、CFO育成に向けて社内の仕組みを作っているNEC、グリーなどのケースを取り上げています。

中でも、FP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリシス)という役職を設け、事業会社CEO、CFOに財務会計情報、経営分析情報などをリアルタイムで伝え報告するという業務をこなします。

このFP&Aから将来のCFOを出していこうという仕組みです。

これからのCFOは、財務会計の専門家、最高責任者というだけではなく、先を見た経営感覚、経営戦略策定、ストーリーを語れる、プレゼンがうまい、未来志向などが求められると同誌は指摘します。

同誌編集長は、CFOのFは「フューチャー(未来)」であると述べます。

そのとおりだと思います。

現在、経理財務や金融の仕事をしている若い人たちは、FP&AやCFOを目指すと明るい未来をゲットできる可能性が高いと思います。

帳簿や財務諸表に精通しているだけではなく、「闘うCFO」「未来志向のCFO」が求められている時代だと思います。


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沖縄・ガンガーラの谷・・・2万年前、日本人の先祖「港川人」が住んでいたとされる鍾乳洞が神秘的です 沖縄パワースポット!

2024年05月16日 | 旅行

沖縄本島の南部にあるガンガーラの谷に行ってきました。

ガンガーラの谷は、数十万年前をかけて形成された鍾乳洞。

日本人の先祖と言われている「港川人(みなとがわじん)」が住んでいたであろうと推測される谷です。

今も調査、発掘が続いているそうです。

10万年前にアフリカ大陸を出たホモサピエンスは、長い旅を経て、東に東に歩いて移動していきます。

グレートジャーニー!

そして、数万年前、沖縄や日本列島に到達したと言われています。

入口付近には、お洒落なカフェがあります。

ここでお茶を飲むだけでも、非日常空間を楽しむことが出来ます。

港川人は、ほぼ完全な骨格が発掘されました。

お棺のような石の囲いの中に埋葬されていたそうです。

2万年前・・・気の遠くなるような大昔の話です。

 

この近くからは、動物の骨を加工した世界最古の釣り針が出てきました。

すごい出来事です。

ガイドさんから考古学の話を聞きながら、ひたすら歩く・・・楽しいひと時でした。

ガイドさんは、沖縄大好きで大阪から移住された若い女性・・・「好き」を仕事にする素敵なキャリアウーマンでした。

自然環境にも配慮されています。

ツアーのスタート時には、お茶の入ったアルミの水筒を渡されます・・・ペットボトルではありません。

これなら、洗えば半永久的に使えます。

まさにサステナブル・・・SDGsですね。

また、鍾乳洞に入るときには、オイルランプを渡されます。

懐中電灯ではなく、ランプ・・・気分はインディ・ジョーンズです(笑)。

強いエネルギーを感じるパワースポットです。

ガンガーラの滝。

昔、子どもたちが遊びとして鍾乳洞の上の穴から小石を投げていたそうです。

その音が「ガン・ガラ・ガン・ガラ」ということで、この名前になったそうです。

ツアーの最後は小山を登り、ツリーハウスに到着。

2時間弱の楽しいショートトリップで非日常空間を堪能することが出来ました。

考古学の世界は、深いものがありますね。

ガンガーラの谷・・・おすすめの沖縄パワースポットです。


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