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葬儀の中で初七日・・・

2010年02月14日 08時30分07秒 | お葬式

「今日は式中 初七日だから・・・」

この式中初七日とは

葬儀の読経に引き続き、

初七日の法要を行うことである。

(当然・・・火葬場から帰ってきたら

もう寺院は来られない)

 

時代の流れにより・・・

この作法(しきたり)は・・・大きく変わった。

 

私が・・・この業界に入ったとき

火葬場でお骨になると、お寺に寄ったり

自宅にお寺さんが来られたりして、

初七日でなく・・・還骨(かんこつ)という

お骨になり、長年お世話になりましたという

お礼参りということが行われていた。

 

初七日というものが、その日に

行われることは・・・ありえず・・・

いつからそのようになったのか

記憶も定かでない。

 

いまでは・・・初七日は、葬儀の日に行うのが

暗黙の了解となり、お寺さんによっては

「その日に初七日を行いません・・・」と言われるケースもある。

 

 

あるお寺さん・・・10年以上前の話である。

「すいませんが、初七日をその日にお願いできますか?」

と言われた。

 

「エッ・・・初七日をその日に・・・」

「親戚が遠方で・・・その方が都合がいいもので・・・」

「あっ、そう・・・生きてる人の都合でね・・・」

「はい・・・」

 

「わかりました。それなら49日まで一緒にやりましょう・・・」

「エッ・・・49日まで・・・初七日だけでいいのですが・・・」

 

「あなた、なんと言いました。親戚が遠方。

そして都合がいい・・・ならいっそのこと49日まですればいいのでは・・・

故人のこと・・何も考えてないのだから・・・」

 

結果・・・その日の初七日はなくなりました。

 

昔はその様に諭せる時代がありましたが

いまは・・・相当に時代背景が変わりました。

 

その様に言おうものなら

「なんと融通の利かないものか。

葬儀屋さん・・・どっか紹介してくれないか?」

といわれるのがオチである。

 

(最近では・・・説教をしようものなら

恨まれる時代だけに・・・)

 

 

家族葬が増え・・・

 

少しずつ

しきたりが変わっているのも現在・・・

 

式中初七日もその

副産物?かもしれませんな・・・