酒のさかえや・さっちゃんのコロコロ日記

酒のさかえや店主の嫁のお気楽日記。
日々の暮らしや地元近江八幡のお気に入りスポットなどを紹介

簡単なことではない

2013-08-27 14:19:41 | 独り言
今日の投稿どうしょうなかあと思いましたが、やっぱり少しでも
知ってもらいたいのでアップします。

数日前に出ていた、独身女性が将来の妊娠に備えて卵子凍結をするという内容

不妊治療や病気などで行われている卵子凍結について、産婦人科医ら生殖医療の専門家からなる「日本生殖医学会」(理事長・吉村泰典慶応大学医学部産婦人科教授)は23日、健康な独身女性にも認めるとの方針を決めた。将来の妊娠に備え、若いうちに卵子を凍結して保存したいという動きが独身女性の間で広がっており、学会として指針を定め、無秩序に広がるのを防ぐのが狙い。(8.23msn産経ニュースより抜粋)

私は長年に亘り、不妊治療をしてきました。
↑の内容は、妊娠を安易に捉えすぎる誤解が生じると心配してます。
こんなことを書くのは、私の反省が含まれるからです。

私は29才で結婚しましたが、健康体だったので子供はすぐに
できると思ってました。でも、なかなか授からず35才で初めて
体外受精をしました。その時も、数回受けたら授かるだろうと
思ってましたが、結局だめでした。医師が妊娠するだろうと思うほど
グレードの高い受精卵を移植してもダメでした。

多くの方は自然妊娠をし、体外受精での妊娠・出産もかなり増えていますが
若い時にグレードのいい卵子を保存したからと言って、確実に妊娠に
繋がるとは言えません。将来のパートナーとの遺伝的な相性もあります。

また、卵子を採取するには約二週間毎日、排卵誘発剤の筋肉注射を受け
排卵をコントロールする点鼻薬を使用しなければなりません。
そして、採卵前には採卵時間に合わせて深夜の注射(11時半~深夜3時があった)が
あります。そして、採卵は全身麻酔です。そして費用は保険外になるので
20万程度はかかります。

もし、今回のことが国の少子化対策の一環なら疑問を感じます。
まず家庭と学校教育で女性の妊娠可能年齢や出産率、踏み込むなら不妊治療の
成功率などまで行うべきです。仕事や勉強は、いつくでもできるが
出産の年齢は制限があると教えるべきです。
(もちろん個人差はあるが高齢出産は流産の確立が高い等)

そして、正規雇用を増やし、子供が熱を出しても信頼して預けられる施設を作り
若くても安心して子供が産める環境を早く整えるべきだと思います。



コメント (6)
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