息子の(小中高等)学校は脱皮中~ホワイトPTA目指して~

PTA問題に目覚めてしまい活動を始めたのは2015年。
私立高校でも、県立高校でもPTAが…。終わらないな。

さいたま市議会決算特別委員会 令和4年10月4日 小川寿士委員

2022-10-26 09:38:56 | 議会関係
KKです。
最近めっきり寒くなりましたね。
少し遅くなりましたが
さいたま市議会決算特別委員会
令和4年10月4日
文教委員会関係審査の
小川寿士委員の中継を視聴した
内容を文字起こししましたので
紹介します。

映像が録画配信されていま
す。4人目だそうです。

小川委員
417ページ、小学校管理運営事
業さいたま市議会決算特別委員
会及び423ページ中学校管理運
営事業に関連して事務文書で
明確に規定されております学校
の物品寄附受入れに関する令和
3年度の実績等々について聞き
ます。

令和2年度決算特別委員会に提
出された寄附受入れ状況に関す
る令和元年度の資料と決算議案
審査後に公開された元年度2年
度3年度それぞれ公開されてい
る寄附を受入れている学校数、
受け入れていない学校数と
年度毎の金額の総額について
これらの所管確認により詳細が
記載されておりますがご説明
ください。

管理部長
お答えいたします。まず令和2
年度決算特別委員会に提出され
た資料の数値でございますが
元年度にPTAからの寄附を受入
れていた学校のべ校数で記載し
ておりました。

その数値は小学校50校、中学校
25校でございました。
この50校25校という数字を今
委員からご質問いただいた形に
沿うようにPTAに限定した実学
校数ということでお答えさせて
いただきます。

まず小学校は47校。中学校は
36校。
特別支援学校は2校。逆に受
入れていない学校数は
小学校57校。中学校22校。
特別支援学校は0校。
金額の総額につきましては
小学校2022万9657円。
中学校1093万5723円。
特別支援学校40万9798円。
複数校への寄附もござい
ました。603万2255円。
合計で3760万7433円で
ございました。

次にお尋ねの令和2年度決算
委員会特別委員会後に調査を
行ないその調査結果に基づいて
本市ホームページに公表した
元年度数値でございますが
寄附を受入れた実学校数、
小学校96校。中学校55校。
特別支援学校2校。
受入れていない実学校数と
致しましては小学校8校。
中学校3校。特別支援学校0校。
金額の総額と致しましては
小学校4213万882円。
中学校3065万6321円。
特別支援学校74万1079円。
複数校への寄附がございました。
2000万8731円。
合計で9353万7013円でござい
ました。
最後に令和3年度、こちらの
公表数値でございますが寄附を
受入れた実学校数、
小学校90校。中学校51校。
特別支援学校2校。
受入れていない実学校数は
小学校14校。中学校7校。
特別支援学校0校。
金額の総額と致しましては
小学校4671万2933円。
中学校2123万3406円。
特別支援学校24万9460円。
複数校への寄附がございました。
1861万7412円。
合計で8681万3211円。
以上でございます。

小川委員
つまり令和元年度に提出されま
した資料の段階から圧倒的に
学校数が年度毎に増えて
参りました。
これは実は寄附を受た学校が
増えた訳ではなく元々令和元年
度の最初の当時から寄附を受
入れていたが皆さん方がお作り
になったルールを守ってこなか
ったという事実がこれまで私が
令和元年度の審査を知ってから
この委員会、文教委員会、
本会議と取り組んできて明らか
になった。
そしてこの公表されたことは
全国的にも大変珍しいし今、
大変注目集めていることが
あると思います。
この効果というのは非常に大き
いことで大変ご苦労があったと
思いますが職員の皆さんに心
から敬意を表します。
これまでの間、これだけ質疑を、
質問を通じてやって参りました
がどういう反省点を皆さんは
見出されましたでしょうか。

管理部長
委員のご質問の趣旨に沿って
お答えします。
こういった問題について過去
の決算委員会等で取り上げら
れたことに関しましてわれわれ
真摯に受止めてまずは寄附の
方法については本市の物品会計
規則、こちらに従って市全体の
ルールに基づいて申請者の方
から提出いただくということを
何度もご説明して参りました。
一番苦労したのは学校現場の、
その仕組みをご理解いただいて
それをきっちり寄附をいただく
方のご厚意をちゃんと書いて
誠実に手続きを行ってそれを
気持ちよく受取れるとそう
いうことを周知する。
この事務手続きの大事さを
伝えるということがわれわれ
教育委員会職員として168校
すべての学校にそれを伝える
ということが非常に大変だった
とそのような実感を持っており
ます。

小川委員
私自身まだこれ調査中でありま
して調査する中で残念な言葉も
よく聞きます。
その中ではPTAという名称で
あれば手続きしないといけない
ので大変だけど後援会という
ことであれば手続きしなくて
いいよ。
そういった抜け道探しも横行
されている。
さらには議会の中で小川という
のが余計なことをするから大変だ。
あちこちで悪役になっているよ
うでありますが、そもそも皆さ
ん方が作ったルールなんです。
それを散々守ってこなかった
学校現場がある訳です。
その中でいざルール通りやろ
うと思えば大変な手続きだと
今各学校で悲鳴が上がっている。
これ、何とか今度まともに手続
きをやったら大変な手続きが
煩雑だと気づいた
所でありますが簡素化について
3年度踏まえて検討するお考えは
ございますか。

管理部長
委員のご心配、ごもっともでご
ざいます。出来る限り簡素化。
こちらにつきましてはわれわれ
も検討した所でございますが
先ほど申し上げましたように
市の組織全体としてのルール、
そこを逸脱する簡素化という
のは当然出来ないものです
からわれわれとしては、
いかに学校がミスなくスムーズ
に手続きを行なえるか。
そこについてはマニュアルの
精査であったり寄附の手続き
の遅れに関するご指摘が
ありましたので毎週学校現場に
メールで手続きを進めて
ください。
今週の事務の中で漏れがあり
ませんか。
何かあれば担当課にお尋ねくだ
さい。
今年度は毎週メールを送るよう
な取り組みを始めました。
その中で手続きに関しては簡素
化ということにならないですが
漏れがないような、あるいは
分かりやすいといった
マニュアル作り等での対応と
いうことになっております。

小川委員
それだけ大切なルールをこれま
で長年に渡って無視し続けて
こられた訳ですからなかなか
その辺の説明もよく分かりま
せんがそこで403ページの
事務局運営事業教職員人事課に
ついて聞きます。
まず今部長がお答えいただいて
おりますが物品については教育
財務課の所掌だと思いますけれ
ども物品ではなく金銭になり
ます現金寄附については
こないだ教職員人事課が所管
するという風に聞きましたが
なぜ教職員人事課が所管
されるのでしょうか。

学校教育部長
ご質問にお答えいたします。
教職員人事課の方で実は保護者
の方からいただいたお金を
処理する校内会計モデルという
ものを作成しております。
それを所掌している関係で
今回現金の寄附ということで
教職員人事課の方で担当
させていただいている次第で
ございます。

小川委員
それでは教職員人事課に聞いて
いきたいと思います。
今部長から説明がありました
公表されている令和3年度の
学校毎の寄附受入れ状況を見た
市民からさいたま市の地区社会
福祉協議会が毎年行っている
歳末助け合い運動の中で地域
の市立小中学校に寄附をして
いるがその記載がないのは
なぜか。この点を調査して貰い
たいということで私の方に
申し出がございました。
そこで清水市長が会長を務めて
いるさいたま社会福祉協議会に
参りました。
令和3年度さいたま市内の
52の地区社会福祉協議会の
歳末助け合い運動報告書に
ついて情報開示請求を行ない
ました。
その結果資料が開示されました。
その資料によりますと確かに
9地区社協の報告書に地域の
市立学校に寄附をされたと
思われるような記載が
ございました。
その中で教育委員会から今説明
があったルールに従って手続き
を踏んで寄附を受入れている
学校があることも確認され
ました。
例えば中央区の上落合地区社協
の報告書によれば上落合小学校、
与野東中学校に寄附がされ
いずれの学校の寄附受入れ
リストにも物品名については
若干の齟齬がありましたが
記載されている金額は0単位まで
ピッタリと合っています。
このように寄附の公開によって
寄附した側も寄附を受た側も
募金をした市民にも極めて理解
納得が得られるものだという
ふうに認識をします。
しかしその他の地区社協から
学校の寄附について教育委員会
が公表しているリストへの記載
は確認出来ませんでした。
その中でも現金の寄附を行なっ
ている地区社協が複数
ありました。
その中の1つの地区社協である
見沼区○○地区社会福祉協議会
の報告書には令和3年度の歳末
助け合い運動の一環として
7つの市立小中学校に現金が
寄附されているとの記載が
ありました。
その7校の学校名を調査します
と△中学、□中学、☆中学、
◇小学校、★小学校、■小学校、
▼小学校でありました。
その受入れについて学校名
を指定して教育委員会に対し
て本年7月26日付でこの寄附
に関する資料について情報
開示請求をした所8月8日
細田教育長から不開示決定の
通知がありました。
その理由は寄附を受入れて
いる事実がない、ということ
によってこの不開示決定を
したということであります。
そうなりますと当該地区社協が
学校へ寄附したとする35万円、
それも募金によって集められた
お金です。
一昨日も多くの市民が街頭に
立ち、また多くの市民の善意に
よる募金のお金です。じゃあ
そのお金はどこに行ったの
ですか、ということになります。
大変な事であります。
私も本当に恐縮でありますが
当該地区社協の皆さん方に
お願いをしてそして事務所に
伺いました。
役員会の席にお邪魔をしました。
本当に皆さん方は何だこの人は
ということで気分を大変に害さ
れた状況でありましたが
しかしこのままいきますとこの
善意のお金の使途が不明になり
ますから何とか学校への受
入れの証拠を見せてください、
とお願い申し上げまして
最終的には領収証を見せていた
だきました。
7校の学校の校長名で領収証が
切られていました。
確かにこれは私確認いたしまし
た。そうしますとこの情報開示
請求を行なった不開示の決定
通知と全く内容が異なります。
私は確信をもって申し上げ
ます。
これは虚偽です。虚偽です。
なぜそういう風な虚偽の回答を
されたのか。
本当にこの○○地区社会福祉
協議会から7校の学校は寄附金
を令和3年度受た事実は
ないのでしょうか。
あるのでしょうか。

管理部長
まず地区社協からの現金受入れ
についての今のご質問のうち
情報公開に係る部分を担当
しました教育財務課としての
立場でお答えさせていただき
ます。
生徒に関する話で保護者として
本来学校が受られることが
出来る寄附につきましては物品
会計規則第11条で規定されてい
る物品寄附及び財産規則第16条
で定められている保有財産寄附。
こちらについて規則に定める
受入れ手続き、こういったもの
に限られているということに
なっております。
当該団体様から寄附採納手続き
を正式に受て受入れている
事実。
こちらが今2つの物品寄附。
それから保有財産寄附。
学校で受られるとされている
その寄附。
2つに該当する物がなかった
ことから開示請求に係る小学校
中学校における物品寄附に関す
る行政情報において当該情報は
令和4年7月26日、現在受入れ
ている事実がないため存在しな
いとそのように回答した所で
ございます。
行政情報の不開示決定通知書を
お渡しする際にその理由を丁寧
にご説明する所でございました。
そこの部分につきましては、
われわれも説明が足りなかった
物とそのように考えておりまし
てこの場をお借りしまして
お詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。

小川委員
お金を受取ったんですか、
受取っていなのですか。

教職員人事課長
お答えいたします。
教育委員会事務局が該当の
小中学校から丁寧に聞き取りを
行ないました。
その結果○○地区社会福祉協議
会から歳末助け合い運動の募金
としておいでなりその使途の
1つが特別支援教育の振興充実の
ためであるということで
ございました。
そのことから地区の学校は○○
地区社会福祉協議会から現金を
一旦お預かりした後目的通りの
図書や教材等を購入して
おりました。
その上で該当の小中学校は領収
証及び会計報告書を○○地区社会
福祉協議会に提出を致しました。
教育委員会といたしましては、
学校がお預かりしておりました
募金のすべてを子ども達に還元
したということにつきまして
確認をした所でございます。

小川委員
その確認がなぜ情報開示請求を
した時に確認がなされなかった
のでしょうか。
学校に対して。学校名まで書い
てあるのですから。

管理部長
すいません。
こちらは情報公開の部分の中で
の対応ということになるのです
が先ほど申し上げました通り
寄附の正式な採納手続きを経て
受入れた物品、
そちらについてはなかったと
いうそういう形で行政文書の
取り扱い上それらのご回答に
なったということで説明が
足りなかった部分については
重ねてお詫び申し上げます。

小川委員
採納手続きが行われていないと
いうことですね。
そうしますと寄附について、
そもそも学校が現金寄附を受
るということはこれまで皆さん
方の答弁では受入れは出来ない
という風に答弁されて
きましたね。
学校は現金寄附を。
そこの整合性はどうなるの
ですか。

管理部長
小川委員ご指摘の現金の受領に
ついて小中学校の校長は現金を
公費として受入れる権限は
ございません。先ほど言って
いただいた関係団体からの
募金のようなご厚意に関して
円滑に受入れられるような
ルールがなかったということに
ついては課題だと認識して
おります。

小川委員
それはすごい大きな課題でして
実は皆さん方もご承知の通り
ですけども、地方自治法210条の
総計予算主義の原則に従います
と歳入歳出予算に編入しなけれ
ばならないと。
私は一旦受取った公金は歳入
歳出予算に編入しなければなら
ないし他の自治体を見ても、
一旦学校で寄附の申し出があった
時はそこで学校は寄附を受付け
てはならないから一旦お預かり
して市役所に持って行って公金
に編入してそして議決を経て
そのお金を使うというルールが
徹底されている自治体も
ありますけども。
そうするのがこの地方自治法
210条の趣旨でありませんか?

管理部長
学校においては様々な現金を
取り扱っているという事実も
ございます。
これはPTA会費
(え!?PTA会費??
それはいかんやろ)。
あるいは教材のお金。
あるいは部活動に関するお金等
公金以外の取扱いについても
整理するという必要がある
ということで先ほど学校教育
部長も申しました、
さいたま市立学校の校内会計
規定モデルという公会計以外の
お金も取り扱う、
そこもきっちりルール化しよう
ということで教育委員会で
ルール化した所でございます。
委員が仰りました公会計にその
寄附を取り入れるということに
つきましては現時点では、
われわれの方では何度かご説明
差し上げている通り、
ふるさと応援寄附の方を
案内差し上げるような形には
今の所なっている状況で
ございます。

小川委員
いえいえ。今もう受取られた訳
でしょ。
3年度だけ今言ってますけど。
その前の年度も受取られている
訳でしょ。
これは本来地方自治法210条の
趣旨から行くと一旦お預かり
して市の歳入に入れて議決を
経て歳出に使わないと
いけないのではないですか?
これまでの対応はこの地方
自治法210条に違反している
のではないですか?
ということを申し上げて
いるのです。

管理部長
繰り返しになりますけど現金
以外の公会計以外のお金に
ついても学校で取り扱うと
いった事態もありますので
そういった所も整理します。

小川委員
210条に違反しているか、
してないかを聞いています。

管理部長
今回の現金の受取りについて
はそれを明文化するルールが
なかったことは事実で
ございますので公会計に取り
込むということも
われわれとしては今後の検討、
これは進めて参りたいと思って
おります。

小川委員
令和3年度の事実について聞いて
いるのです。
今後の事ではなく令和3年度は
どうだったのですか?
210条に違反していませんか?

管理部長
総計予算主義の考え方から少し
ズレているのかな、
ということは承知しております。

小川委員
少しズレているって、
どういうことですか?
違反しているんですか?
してないのですか?
と聞いています。
大事な所ですよ。
違反していたら決算違反(?)
になるじゃないですか。

管理部長
言葉が足りずに申し訳ござい
ません。
総計予算主義に関しましては
歳入歳出やはり同額が組むと
いうことも入っております
のですべてのお金をそちらの
方に組み入れるということに
ついてはやはり学校実態の中で
そういった物から漏れる物も
これはあるということで実際は
そういった物もあるということ
は認めいたします。
すみません。

小川委員
生徒に関する話で保護者として
今回の教育委員会事務局の提出
された決算議案については
地方自治法210条の違反している
部分が含まれている決算議案
という風に理解して
よろしいですか?

<周りから
そうなっちゃうよな、
が聞こえてくる>

管理部長
話しを整理する時間をいただけ
ますでしょうか?

議長
暫時休憩いたします。

副教育長
お時間をいただきありがとう
ございます。
先ほどのご指摘のありました
令和3年度の学校での物品の
受領についてでございますが
このお金につきましては
あくまでも地域として一時
お預かりし、
いただいた趣旨に則りまして
特別支援学級に通う子ども達の
ために還元させていただいた
所でございます。
現状では明確なルールは
ございませんのでこの件に
つきましては委員ご指摘の通り
地方自治法第210条の趣旨に
沿ぐわない見方も考えられます。
教育委員会といたしましては
今回のような善意による募金等
につきましては疑義が生じない
ような仕組みについて私会計を
抜本的に見直し整えて参りたい
と考えております。
具体的には市の歳入歳出予算に
反映出来るか等の手法につきま
して研究して参りたいと
考えております。進捗状況に
つきましてはご心配いただいた
小川委員にご報告させていただ
きたいと存じます。

小川委員
先ほども申し上げましたように
私も調査する過程の中でPTAの
寄附も含めまして今回のような
寄附についてやはり使い勝手の
良い学校現場ではお金を確保
しておくことも必要悪なんだ、
という言葉を度々耳に
いたしました。
しかし一方でその言葉と
コンプライアンスの板挟みに
なって苦しんでいらっしゃる
教職員の方、また事務職員の方が
いらっしゃることも事実で
ございます。

いつ誰からどなたから情報開示
請求が行われたとしても、
正々堂々と情報開示に応じる
ことが出来るような会計制度に
私どもも私会計の抜本的な改善に
向けて引き続き提言をして参り
たいと思います。
ありがとうございました。
(以上)


録画映像を見ると緊迫した
様子が見られると思います。
ルールを守り運用する体制が
出来ておらずここまで議員が
動いて調べないと明らかに
ならない現状に大変驚愕
しました。
これまでの小川委員の苦労
が伝わって来る熱い内容
でした。

今回は細田教育長は登壇しま
せんでした。
次回は来年2月の予算委員会
とのことで小川委員は調査を
継続されるそうです。
来年春は埼玉県議会議員選挙
とのことです。
今後の動向も注視したいと
思います。

小川委員の中継を視聴して
私が常々感じる、
通知を出せばおしまい、
ではないのだ、
を改めて感じました。
発出された通知やルールを
きちんと守り運用しているか
どうかの検証までしないと
改善されたとは言い難い
のです。

一過性の叩きではなく、
継続的な対話を行ない、
厳しくも温かな
まなざしが必要では
ないでしょうか。

今回はここまで。
では、次回!!



マイあさ! 聞きたい「揺れるPTA全国組織」なお加藤 薫さん(文化学園大学教授)

2022-09-01 05:00:28 | PTAについて
KKです。
3カ月毎に行われる議会が近づい
てきました。
いくつかの県外の議会をまた視聴
する予定です。
さて、今回は当初のブログの内容
と一部変更しています。
こちらは私の感想についてにし
文字起こしは別にしています。
なおNHK様からは文字起こし
について了承をいただいている
ことをお伝えします。


8月30日に加藤薫文化学園大学
教授、まるおさんがNHKラジオ
マイあさ! 聞きたい
「揺れるPTA全国組織」
に出演されました。
聞き手:阿部渉アナウンサー。

PTA が変わるきっかけになり
そうな今ホットな話題である
東京都小学校 PTA 協議会
(都小P)が日本 PTA 全国
協議会(日P)から今年度末
で退会、
の話から始まりました。

日Pからの脱退のインパクトが
関係者に与えた物が少なからず
大きかったからですね。

まるおさんはPTAの4層に
渡る関係性を丁寧に話した
上で問題点の提起をされました。

    日本PTA
   全国協議会(日P)
     ↑
  都道府県連合会
     ↑
 市区町村PTA 連合会
     ↑
小学校や中学校(単位)PTA


日本 PTA の役割りとして
言われている点として、
1.全国の保護者の声を国に
 伝える
2.国の最新情報を全国の 
 保護者に届けるための 
 全国組織
を揚げていました。
 
東京都の小学校PTA協議会 
が日本PTA協議会から退会
した理由を2点揚げて 
いました。

1.方向性の違い
2.会費の有効活用

全国大会を毎年開催し開催地
になると大きな負担に
なります。
私も5年前に大分市で開催
された九州ブロックPTA
協議会の当日の様子を遠巻きに
見たことがあり想像が出来ます。
あの比ではないはずです。

コロナ禍を経て必要な点が絞ら
れてきたのではないかと
思います。
PTA のニーズや活動の事例の
共有を行い各単位 PTA の支援を
メインに切り替えるための
選択だと感じます。

会費から日本PTA協議会に
納めるお金が負担になって
いる。
会費は純粋に都内のPTAの
ために使うために退会を
決議しています。

まるおさんは日本PTA協議会
が先にある役割を果たして
いないのではないかと指摘
しています。

「これまでのピラミッド 
体制に風穴を開けた試み
として大きな意義がある」
「上位組織に加盟する
プラスとマイナスを判断
して退会を決定した」
とまるおさんは語って
います。

さらに東京都の前に起きた
京都市の話にも言及しました。

教育委員会や校長先生の意向で
日本PTA協議会から退会しよう
とした京都市は否決された記憶
が新しい動きでした。
同じように退会しようとして
明暗を分けた要素は何かを
まるおさんは次のように
分析しています。

「東京都が退会を決定できた
背景には教育行政からの
独立性が高いという特徴も
関係している」と指摘して
います。


日本PTAは下部組織や保護者が
加盟するのが当然だと当たり前
のように思っていたのに東京都
や京都市の様子から危機感を
持ち新年度に新しい取り組みを
しているのが分かりました。

1.PTA会員の意見を集約する
 システム
2.必要とされる日本PTAを
 目指す

まるおさんはこの取り組みを
良い流れと評価しています。

全国各地への影響については、
横須賀市のPTA連合会が神奈
川県の組織からの退会を検討
についてやその他の地域でも
新しい動きがあることを
触れています。
東京都に続き退会を検討する 
所が増えそうな予測もして
います。

PTAの入会は自由意志で
決められることであり
この10年で地道な草の根の
活動で浸透が進み、
PTA に入らない保護者が
増えたことにも触れています。

まだ自動的に全員会員にする
やり方のPTAがあるとも
指摘しています。

PTA の意義が分からない人が
いればその人の理解が足りて 
いないだけ。
入会して仲間になり一緒に
活動し意義を体得してもらえば
分かる、という考えを持って
いそうなのは私も想像します。

日本PTA協議会が新しい方針
の中でPTA の任意加入。
入退会問題を使い始め、
意識し始めた事を注目して
いるそうです。
見せかけの対策ではなく、
本当の意味の任意加入の実現に
どう取り組んでいけるのか、
注視していくそうです。

任意加入後保護者として学校
との関わりについては
「PTAがあろうとなかろうと
先生と保護者が子どものために
連携し協力する。
これは当然のことでこれまで以上
に一人一人の保護者、先生の
主体的な判断が求められるように
なる」とまるおさんは力強く
語ったのが印象的でした。
私もPTAを退会してから7年近く 
過ごしますが学校とは一保護者
として話を行い連携をしてきた
つもりです。
実現可能だと思います。

PTA問題は日本の文化の
負の側面である、
長いものには巻かれろ。
目上や周りのみんなに忖度を
して同調する、といった
我々の行動様式から起因する
問題がPTA問題だと見ている
ことにその通りだと感じます。

従来の日本の文化の弱い部分
を見直していこうという
動きとしても注目できるのでは
ないかと思っている、と
まるおさんは最後に語って 
います。

今回はここまで。
では、次回!




【文字起こし】マイあさ! 聞きたい 「揺れるPTA全国組織」文化学園大学教授加藤薫さん

2022-08-31 22:10:09 | PTAについて
KKです。
ご無沙汰しております。
6月の各地の議会の視聴と大分県
内の複数教育委員会訪問を始めた
ためブログには辿り着かない日々
でした。

今回は加藤薫文化学園大学教授、
まるおさんがNHKラジオに
8月30日出演された時の内容を
文字起こししました。
今回はGoogleドキュメントを使用。
音声を文字化に初挑戦しました。
結論からすると変換が難しい物も
あり結局音声を聞いて自分で訂正
が必要でした。
それでも時短されたはず。

なお文字起こしについて
NHK様からは了承を
いただいています。


--------------------------------------
マイあさ! 聞きたい
「揺れるPTA全国組織」
加藤 薫さん
(文化学園大学教授)
聞き手:阿部渉アナウンサー

(阿部アナウンサー)
今朝の聞きたいです。
PTA が変わるきっかけになるか
もしれません。
先月東京都小学校 PTA 協議会が
日本 PTA 全国協議会から今年度
で退会することを理事会で決議
しました。
都道府県レベルの団体が全国組
織から抜けるのは異例のことで
全国の関係者に大きな波紋が
広がっています。
長年見直しが求められてきた
PTA の現場で今何が起きていて
どうなっていくのでしょうか。
15年前から各地の現状を調べ
PTA のあり方について考察を
続けている文化学園大学教授
の加藤薫さんに伺います。
加藤さんおはようございます。

(加藤さん)
どうぞよろしくお願いいたし
ます。

(阿部アナ)
どうぞよろしくお願いいたし
ます。
PTA は知っていてもその全国
組織があるとはなかなかご存知
ない方も多いかと思います。
加藤さん、日本 PTA 全国協議
会、そもそもどういうもの
なんでしょうか。

(加藤さん)
小学校や中学校にPTAがあり
ますね。
その上に市区町村レベルの
PTA 連合会ってのがあり
まして、更にその上に
都道府県レベルの
連合会がありまして、
そのまた上にあるのが日本
PTA全国協議会。
通称日本 PTA なんですね。
これは4層からなるピラミッド
構造でその上にはどれにも
保護者が深く関わっているんです。

ではどうしてそんな全国組織は
必要なのかっていうことなん
ですが日本 PTA 側の主張と
してはですね。全国の保護者の
声を国に伝える。
そして国の最新情報を全国の保護
者の方に届けるそのためには
全国組織が必要なんだという
ことなんですね。

(阿部アナ)
そういう目的がある訳ですね。
このほどなぜ東京都の小学校PTA
協議会、その全国組織から退会
することを決めたんでしょうか。

(加藤さん)
二つ理由がありまして、一つは
方向性の違い。
もう一つは会費の有効活用で
して、活動の方向性の違いって
のは日本PTAは全国大会など
毎年何千人規模の大会をですね
複数回開催することを主な事業と
しているんですがこれですね関
わる人や組織にとっては
ものすごく大きな負担に
なっているんです。


(阿部アナ)
大変なんですね

(加藤さん)
それに対して東京都の協議会では
コロナ禍の経験も踏まえて
都内の PTA のニーズや活動の事
例などを共有するなどして
ですね
それぞれの学校の PTA の支援を
活動の中心に据えようという
ことなんですね。

(阿部アナ)
これが一つなんですね。

(加藤さん)
二つ目は会費の負担ですが東京都
の組織では全国組織に納めなくて
はならない会費があって、これが
大きな負担になっています。
むしろ都内のPTAのために使おう
と。
そういうこともあって退会を
決めたということです。

(阿部アナ)
この退会の決定について加藤さん
はどのようにご覧なって
いらっしゃいますか?

(加藤さん)
先ほど日本PTA側が主張する全国
組織の役割をお伝えしましたが
実際はなかなかそうはなってない
んじゃないか、という声が強くて
巨大組織であるメリットというの
は少なくとも現状では認めにくい
と私は思っています。
そういう意味でですね、今回の
決定っていうのはこれまでの
ピラミッド体制に風穴を開けた
試みとして私は大きな意義が
あると思っています。

(阿部アナ)
今PTAはいろんな事情もあり
ますよね。
社会の移り変わりで。

(加藤さん)
今PTAは少子化、母親の社会
進出などで担い手が少なくなって
その上今のコロナ禍で運営を
維持することがとても難しく
なっているんですね。
そんなPTAを支えていきたい
東京都の組織はそういう自分たち
の方針に照らして上位組織に加盟
するプラスとマイナスを判断して
ですね、今回退会を決定した
ということなんですね。
もう一つ注目しておきたいのは
今年ですね今回の東京都の動きに
先立って実は京都市でも同じ
ような動きがあったんですが。

(阿部アナ)
そうなんですね。

(加藤さん)
私なりの調べてはこれ教育委員会
や校長先生の意向がかなり大きく
影響をして全国組織から抜ける
という方針が京都では否決
されました。
そこで今回東京都が退会を決定
できた背景には教育行政からの
独立性が高いという特徴も
関係していると思っています。

(阿部アナ)
様々な意向が絡み合っている
わけですね。

(加藤さん)
なかなか難しいんですね。

(阿部アナ)
今回その東京都の組織の全国組織
から抜けるという、
その抜けられた方ですね
日本 PTA 全国協議会。どういう
受け止めをしているんでしょうね。
大変だと思ってるのか、仕方ない
と思っているのか。
どうなんでしょうか。


(加藤さん)
これまで日本PTAは下部組織や
保護者が自分たちに加盟するのが
当然だってそういうスタンスを
取ってきたんですが、しかし、
今回の東京都の決定や京都市の
動きもあって下位組織の支持を
失えば自分たちの存続が難しく
なるんじゃないかってそういう
ことですね、やっと気づき始め
たと思っています。
それを象徴する動きとして新年
度ですね、
全国協議会の方ではPTA会員の
意見を集約するシステムを作ろ
う。
必要とされる日本PTAを目指そ
う。
そういう従来の方針とは大きく
変わった案が示されまして
それも危機感の表れだと言え
ます。

(阿部アナ)
危機感を持って受け止めて
いると。

(加藤さん)
ええ。それは良い流れだなと
思っています。

(阿部アナ)
今後どう変わっていくかのかも
注目ですよね。

(加藤さん)
そうですね。

(阿部アナ)
ここまでPTAの組織を巡る現状と
背景についてお伝えしてきました
が後半は今後に与える影響に
ついて伺います。

(加藤さん)
宜しくお願い致します。

(阿部アナ)
今朝の聞きたい。PTA のあり方に
ついて文化学園大学教授の加藤薫
さんに伺っています。

お伝えしてますように先月東京都
小学校 PTA 協議会が全国組織か
らの退会を決めたわけですが、
加藤さん、この動きは全国各地
にも影響を及ぼすものでしょうか。

(加藤さん)
すでに横須賀市のPTA連合会が
神奈川県の組織からの退会を
検討していることを
公にしています。

(阿部アナ)
そうですか。


(加藤さん)
その他ですね、地方のいくつかの
連合組織の幹部の人たちの間でも
新しい方向を模索する動きが
認められます。
現在ですね、学校毎のPTAも
市レベルの連合会も現場に近い所
ほど参加者の減少に頭を悩ませて
いるんですね。
そうなってくると上位組織との
付き合いを労力の点からも
金銭的な負担からも減ら
すためにですね、東京都と同じ
ように退会を考える組織が増え
てくるのではないか
と予測しています。


(阿部アナ)
退会を考える方向が増えて
くるということですね。

(加藤さん)
はい。

(阿部アナ)
そもそもですね、PTAと言います
と全員参加ですとか、半強制的
などと言われてそういうイメージ
も強かったんですがそういう
あり方についても影響を与える
でしょうか?

(加藤さん)
今回の東京都の退会の決議には
当然そこにも関わってくると
思っていまして。
実は10年ほど前から PTA の参加
は本来の自由意志により決められ
るものなんだっていうことが少し
ずつ周知されてきていまして
今では PTA に入らない保護者も
増えてきているんですね。

(阿部アナ)
そうなんですね。

(加藤さん)
ただにもかかわらず一方でですね、
自動的に全員会員になるんだって
いうからそういうそういう体制が
残っているのもまた事実で、
その背景にはですね、日本 PTA
の見解が関わってるんじゃないか
と思っていまして

(阿部アナ)
どういう事でしょう?

(加藤薫氏)
つまりですね、 PTA の意義が
分からない人がいればそれは
その人の理解が足りて
いないだけなんだと。
必要なのはまずも仲間に入って
もらって一緒に活動しその意義を
体得してもらうことなんだ、
という思想がどうも根っこにある
と思われます。

(阿部アナ)
そうですか。

(加藤さん)
先ほど全国組織が新しい方針を示
したと言いましたが一番注目
しているのがこの PTA の
任意加入。入退会問題。
そういう言葉を全国組織が使い
始めた、意識し始めた事
なんですね。

(阿部アナ)
はい。

(加藤さん)
これがですね、ただ見せかけの
対策ではなくてごくごく当たり前
の本当の意味の任意加入の実現に
どう取り組んでいけるのか、
そこを注視していきたいと
思っています。

(阿部アナ)
なるほど。どうなっていく 
でしょうね。

(加藤さん)
はい。

(阿部アナ)
ただその任意加入ということに
なりますと保護者としてはですね、
学校とどう向き合っていくのか
という点で加藤さん、
どういうことが大切になって
くるでしょうか?


(加藤さん)
任意加入になればですねPTAに
入るのも入らないのも自由って
ことです。

(阿部アナ)
そうですよね。

(加藤さん)
そうなるとPTAがなくなる学校も
出て来るかもしれません。
しかしですね、PTAがあろうと
なかろうと先生と保護者が
子どものために連携し協力する。
これは当然のことでこれまで以上
に一人一人の保護者、先生の
主体的な判断が求められるように
なると思っています。

(阿部アナ)
はい。

(加藤さん)
これまで私このPTA問題を考えて
きて気になっているのが日本の
文化が持つその負の側面と似た
構造で日本文化にはですね、
あの長いものには巻かれろ、
と言いますか、上の存在、目上。
そして周りのみんなに忖度をして
同調する傾向が
認められると思うんですが
そういう問題を凝縮したのが
PTA問題ではないかと
すら見ています。

(阿部アナ)
ああ、なるほど。

(加藤さん)
そういう意味ですね、今全国で
大きな流れとなっている、
この任意加入への動きですね、
東京都の動きもこの任意加入の
動きの中の一つの流れ。
大きな動きですけれどもこの
任意加入への動きというのは
従来の日本の文化の弱い部分
ですね。
これを見直していこうという
動きとしても注目できるのでは
ないかと思っております。

(阿部アナ)
そうですね。PTA のあり方と
して今後どうなっていくのか。
注目ですね.
加藤さん、
ありがとうございました。


(加藤さん)
今日はどうも大変ありがとう
ございました。

(阿部アナ)
こちらこそありがとう
ございました。
文化学園大学教授の加藤薫さん
に伺いました
Twitter でもそんなにあるの
PTA の組織、というメッセージ
ですとか、
PTAやってました、という
メッセージもいただいております。
ありがとうございます。
今朝の聞きたいでした。

(以上)

前回議会答弁を文字起こししたら
揶揄する変な人がいました。
気に入らないなら見なければ
良いのにねwww

今回はここまで。
では、次回!




さいたま市議会令和4年6月定例会〜小川ひさし議員~市立小中学校等へのPTA等からの寄附について

2022-06-13 20:09:26 | 2022年PTA問題
KKです。
帯状疱疹から始まりヘルペスを経て
何とか日常生活に戻ってきました。
そうこうしてたらもう6月。
また議会が始まります。
今日は大分市議会が開会され
大分市の部長級や課長等の紹介と
承認ありました。
知ってる人が数人いました。

PTAの寄附について鋭い切り口で
議会に臨むさいたま市議会の
小川ひさし議員の先日の議会の
やり取りを紹介したいと
思います。
令和4年6月定例会。 
令和4年6月7日一般質問2日目
録画が公開されています。
文字起こしましたのでよろしければぜひご覧ください。

通告後、教委から電話があって
質問の一部を取り下げて貰えないか?
という話があった事がいきなり出て
きて度肝を抜かれました。

これは後に教職員による子どもへの
わいせつ事案の有無や処分内容に
関する質問について、市教育委員会
から事前に取り下げを求められた
として抗議した内容と分かりました。
議会中継を見る限りは何についての
話か分からずハラハラしました。

教職員わいせつ事案、市教委が事前に質問取り
下げ要求か…市議「押し問答続いた」

6/8(水) 12:27配信  読売新聞オンライン

さて、始まります。

小川議員
教育長がご指示されたんでしょうか?

教育長 
私の承知している所ではありません。
もしそういったことがあったとする
ならば厳重に指導したいと思います。
状況を聞き取りまして対応させて
いただきます。

小川議員
教育長がご存知かどうか知りません
けどそうした事が平然と行われて
いる。
本当に私も残念でなりません。

公立の教育機関の管理運営につい
て教育委員会、教育長の説明責任
のあり方を焦点に当てまして
具体事例に基づいて質問して参り
ます。

まずは市立小中学校へのPTA等から
の寄附についてであります。
小中学校がPTA等から寄附を受ける
場合必要な対応及び手続きについて
お聞きを致しします。

教育長
市立小中学校等へのPTA等からの
寄附について
(1)学校がPTA等から寄附を  
 受ける場合に必要な対応及び
 手続きについて。

寄附採納手続きに関しましては本市
では規則等に基づき申請主義により
物品取り扱い員である校長の責任に
おいて行われています。

具体的には寄附の申込みに関する
書類を作成。
教育委員会事務局でその内容を確認
させていただき管理部長が専決して
おります。
なお、寄附の受入に際しましては
当該寄附が公職選挙法、地方財政
法、学校教育法等に抵触しないか。

また保護者負担を強要する事なく、
真に自発的、任意的な物であるか等
を十分に検討し受入を行っています。

小川議員
このPTAによる寄附につきまして今か
ら2年程前にこのさいたま市の市立小
学校に通学する子どもさんの保護者
から東京都内からさいたま市に転居
してきたが、さいたま市のPTAによ
る寄付にとても違和感が強くある、
とご意見がありました。

その背景に東京都内の多くの自治体
ではPTA会費によって学校の備品等
を寄附するといった概念が
ありません。
それは昭和40年代の初めに東京都
議会等で大変大きな論争が行われ
た経緯の中で昭和42年3月、東京都
では学校教育の私費負担を解消する
ため義務教育学校運営費標準を作製
して市区町村等に対して通知を致し
ました。

その後本来公費で負担すべき学校運
営費を算定しPTAからの支出が軽減
したそうであります。
私も直接都内のある教育委員会に伺
って担当者の方、また現役の区立
小学校のPTA会長さんにお会いして
お話を聞きましたが本来公費で賄う
べき物をPTA寄附で賄うといった事
は本当に考えられない、という
お話しでありました。
また同時期にPTA寄附について
さいたま市小中特別支援学校寄附
取り扱い要領という物がある事を
先程教育長からご説明いただき
ましたが恥ずかしい話ではあり
ますが市民の方から教えていただき
ました。
それが今教育長のご説明にあった
手続きでありますけどもこの手続き
の実態がどうなっているのか調べて
貰いたいという要望がございました。

そこで令和2年9月定例会決算特別
委員会において令和元年度PTA寄附
を受けた学校数について資料要求し
決算委員会で質疑を行った結果、
小学校でPTA寄附を受けたのは26校。
中学校21校。
合計47校ということでありました。
残りの約105校はPTA寄附を受けて
いないという回答でありました。
しかし100校以上がPTA寄附を受けて
いないという回答は私が様々な話を
聞いている中で大変実状と乖離が
あると感じましたのでその決算特別
委員会の中で調査をお願いしました。
その調査結果について令和3年6月
定例会文京委員会において寄附を
受けていた学校数を質問した所、
小学校が98校。中学校が53校。
合計151校であった事が
明らかになりました。

つまり、同時に殆どの小中学校に
おいて先程教育長がご説明のあっ
た教育委員会と学校が定めたルール
を長年に渡って無視をされてきた
事になります。
なぜPTA寄附を受けた市立小中学校
の多くが必要な申請手続きを長年に
渡って怠ったのでしょうか?

教育長
(2)PTA寄附を受けた市立小中学校
の多くが必要な申請手続きを長年に
渡り怠ってきた事実に対する教育長
の見解についてお答えを致します。

議員からは何度も寄附の申請漏れに
ついてご指摘を受けておりその度に
各学校に対しまして寄附申請の考え
方や公費負担の原則等について指導
や助言、周知を図って参りました。

しかしながら、寄附採納手続き漏れ
の事例が未だに解消されていなかっ
た事につきましては、大変申し訳な
く本当にこんな事があってはいけな
いと思っております。
規則や取り扱い要項等には手続き等
が示されているものの、これまでの
周知や学校に対する指導が十分では
なかったと認識を致しまして今年度
からは毎週金曜日に各学校に対して
手続き漏れがないか確認するよう通
知すると共に教職員及び学校事務へ
の研修会の実施、既に4回実施をさ
せていただいて
おります。
さらに昨年度寄附申請がなかった
学校には直接連絡をし寄附申請に
対する考え方等について確認した
所でございます。

小川議員 
その後におきましても昨年9月定
例会決算特別委員会に提出された
同様の資料についても今教育長が
ご答弁ありましたようにさらに
私が委員長を務めた本年2月定例
会予算委員会において令和2年度
中にPTA寄附を受けていない学校
のリストを資料要求して提出され
たのがこちらであります。
今回はこの資料は本当に正確な
現状ということで良いのですねと
何度も念押しをしてこれについて
は絶対間違いありませんという
説明でありました。

ところが2月定例会終了後にこの
中の1つの学校の保護者からうち
の学校は寄附を受けていないのは
おかしいのではないか。
資料と共に私にしっかり調査して
貰いたいという要望の声がござい
まして、その後、当該校に直接
行きまして、校長先生からお話を
聞くとやはり多額の寄附を受けて
いたが教育委員会への必要な
手続きは行っていなかった
事を確認を致しました。
再三不正確な資料の提出がござい
ましたので私としては申し訳ない
ですが教育委員会事務局の提出
資料、信用出来ません、
という事で残りの22校全部回わら
せて貰います、ということで
回って参りました。
その結果、PTA寄附を受けていない
と先の2月定例会予算委員会に提出
されたこの資料にあった23校中、
実に19校は寄附を受けていたが
教育委員会への手続きを行って
いなかった事を校長先生はお認めに
なりました。
つまり、再三に渡って不正確な資料
を提出されながらこれは間違い
ないです、
と出された資料も実際には不正確な
資料でありました。
この2月定例会予算委員会に提出
した資料の事実関係についてお聞
きをします。

教育長
2(3)本年2月定例会予算
委員会に教育委員会が提出した
資料、令和2年度中にPTAによる
寄附を受けていない市立小中特別
支援学校についての正確性について
お答えを致します。

提出資料の中でPTAによる寄附を受
けていない市立小中特別支援学校が
合わせて23校と報告させていただき
ましたが議員ご指摘の通り、
そのうち4校以外は、議員ご指摘の
通り19校は実際に寄附を
受けていたと最終的に確認
致しました。

この提出させていただいた資料の正
確性に欠けていた事に対して本当に
申し訳ない事だという風に考えて
おります。
この場をお借り致しましてお詫び
申し上げます。
申し訳ございませんでした。

教育委員会事務局と致しましては
先程も申し上げました事でござい
ますが寄附は申請主義でござい
まして、学校からの寄附の申込み
に関する書類が提出されまして
初めて確認出来る物、そのような
システムに現時点ではなって
おります。

したがいましてこのような事も大変
申し訳ないんですけれども起こって
しまったという事でございます。

寄附された方のご厚意や物品管理の
観点からも寄附の申請は大変重要な
物でございます事から教育委員会
事務局と致しましても学校への物品
検の際には必ず寄附物品の確認と
合わせまして現場での聞き取り等も
行い手続き漏れがないようにすると
共に再度私からも寄附採納手続きに
ついて周知徹底して参りたいと
考えております。

小川議員
再質問致します。私のような一議員
がこの23校回ってるのは教育委員会
がスケジュール組んでくれたので
お分かりなはずなんです。
一議員がこれだけ回って正確では
ないという結果が分かったにも
関わらずなぜ教育委員会と学校の
関係でそれだけ正確なやり取りが
出来ないのですか?
この今の確認は教育長がご答弁され
た確認は私がこの質疑通告をして
初めて確認されたのですか?
私が学校を回っているのをご存知な
はずなので本来もっと早く確認する
べきじゃなかったのですか?
いつ確認されたのでしょうか?

教育長が
この23校のご報告をさせていただき
その後議員が各学校を回っていただ
くという段取りになった際に、
その前に23校につきまして校長を
全員集めましてその場で状況に
ついて確認をさせていただいた所で
ございます。

小川議員
もう確認させていた、という事
ですか?
なぜそれを事前に教えていただけ
なかったんですか?

(背後で、そうだ、そうだ!!
が聞こえてくる)

23校5日間かけて回ったんですよ。

(おかしんだよ、がさらに聞こえ
てくる)

教育長
23校につきまして、校長を招集して
確認したのは寄附行為の内容の
有無について確認したのでは
なくて、我々にはこういう申請を
しているけれど校長先生方からは
寄附行為があったという申請は受
けていないがその事について再度
各学校で正確に確認する事と指示
をした所です。

小川議員
本当に私が予算委員長の不再議で
資料要求して出された資料、
これが市民の方から不正確では
ないかと指摘があってすべての学校
を回って確認をいたしましたが不正
確な事は事前にご存知であったと
いう事が今分かりました。

このようなさいたま市の教育委員会
の対応について例えば日本教育新聞
本年1月17日流通経済大学の坂野喜
隆准教授が大変厳しい指摘をされて
いらっしゃいますけど、この中で
学校側が取扱要領に基づく手続き
をしていなかった事は深刻である。

決算という重要な議会調整が行え
ないことは民主主義の原理に反す
る、と非常に厳しい指摘がござい
ます。
この有識者の見解に対する教育長
の見解を含めて、本当にこれで
市民及び議会に対して説明責任を
果たしているとお考えでしょうか?

教育長
2(4)教育長の市民及び議会に対
する説明責任について及び本件に
対する有識者の指摘に対する教育
長の見解についてお答えを
致します。

令和4年1月17日付の日本教育新聞1
2面に掲載されました、流通経済
大学准教授坂野喜隆氏からの
ご指摘は2点あったかと存じます。

そのうちの1つ、PTAのような学校
関係諸団体からの寄附に頼らない
教育予算の拡充についてでござい
ますが予算につきましては市全体
の予算配分の中で決まる物で
ございます。
財源が厳しい中におきましても
特にここ数年光熱水費を始め施設
の維持管理費やGIGAスクール構想
にかかる費用等毎年予算を増額
していただいております。
令和元年度に約890億円だった
教育費の当初予算額が毎年増加
しておりまして令和4年度には
約972億円とこの3年間で約82億円
増と大きく増やしていただいている
所でございます。

1千億円に迫る教育費予算の中で
各学校に配当し校長の裁量で購入
出来る消耗品や備品等の学校配当
予算は10億円から20億円程度
ございます。
電気、ガス、水道、電話代、廃棄物
の収集運搬費用を始め、学校施設の
修繕経費、児童生徒用タブレット
端末等の賃貸料等は教育委員会事務
局で執行しております。
また感染症予防対策等で予算に不足
等が見込まれる場合も補正予算等
で対応し学校に追加で配当させて
いただいている状況でございます。
いずれにしましても学校運営に支障
がない対応はさせていただいている
認識でございます。

またもう1つのご指摘、市民及び
議会に対する説明責任についてで
ございますが教育における手続きを
順守する事。しっかりご説明する
事は私の使命でございます。
学校が手続きをしていなかった事に
関しましては繰り返しのご答弁に
なってしまいますが大変申し訳なく
思っております。
今後とも申請漏れがないよう、
引き続き採納手続きの徹底を図って
参りたいと考えております。

小川議員
本当にどのような物品がPTAから
寄附されているかという事をもう
1つ、私これまで取り組んで来ました
けども再三先程から教育長がご答弁
されていますように公費負担が原則
とされている物は受入出来ませんよ、
と明記されているんですよ。
今回委員会の中でも指摘させて
いただいて受入されている物の中で
本来公費で原則する物がどれ位あ
るんですか?調べて下さい、
と文京委員会で昨年の6月定例会で
調査のお約束いただいた。
先の2月の定例会で調査結果を教えて
貰えませんか?と言ったら全く
説明責任所か、調査してなかった
んですよ。

(背後でおかしい、が聞こえる)

調査をすると約束したのなら調査結
果を教えて下さい。
調査してません、という回答でした
けれどもどれ位の品物が正に公費が
原則とされている物を受入出来ない
という物品だったのですか?
全く委員会でも無視されていました。

(おかしよ、それ!!が聞こえる)

教育長
令和元年度及び令和2年度中に市立
小中学校がPTAより受けた寄附の
内公費負担が原則で受入れては
ならないとされている物品の有無
についてお答えを致します。
議員からのご指摘に関しまして
私の方で直ちに指示を致しまして
改めましてPTAからの寄附物品に
関しまして調査をさせた所で
ございます。

小川議員
そこが保護者の方や市民の方が理解
出来ないと仰っているんですよ。
本来公費でないと賄ってはいけませ
んよという風に教育委員会がはっき
り書かれているのに今の答弁だった
ら受入れているのはほとんどが公費
で賄わないといけない物だと
答弁にございましたね。
これを東京都はやっていないんですよ。
それは昭和40年代、50年前にもう議
論が尽くされて現状に来てるから
東京都から転居されてきた人が
ビックリされるんですよ。

僕が回った中の1つの校長先生の話
をやっぱりこれは違法性がある
んじゃないかという認識を
お持ちでしたよ。
これは複数の方が。
ここに寄附を受けていない学校の
保護者から僕の方に持ち寄られた
資料ですけどPTA寄附とは別に
期成会(きせいかい)
という事で1カ月300円徴収
されているんですね。

これ、学校の校長先生の名前で。
これっていうのは正に大半の
学校の修繕費に使われている訳
ですよ。
これというのは正に寄付誘導で
ダメですよ、と言われております
地方財政法第4条5、割当的寄附金
等の禁止及び地方財政法施行令
第52条、市町村が住民にその
負担を転嫁してはならないに
抵触していませんか。
という事をぜひお聞きしたいと
思います。 

(周りから、そうだ、が聞こえる)

教育長
2(6)地方財政法第4条5、割当的
寄附金等の禁止及び地方財政法施行
令第52条、市町村が住民にその負担
を転嫁してはならない、に抵触して
いないか、について教育長見解に
ついてお答えを致します。
はじめに、議員ご指摘の学校の、
今ご指摘のお話は「期成会」で
ございました。

PTAとは異なる団体でございます。
有志の方々によりまして教育環境を
充実する目的で設立されている
そういった会でございまして
現在市立学校では1校あるもの
と把握してございます。
この「期成会」は会員の方々が
自発的自主的に会を運営されて
いることにつきましては、
地域の未来を担う子ども達の
健全育成を図る観点からも意義
深いものであるものという風に
認識はしている所でございます。

法令への抵触に関するご質問に
ついてでございますが地方財政法
第4条5では地方公共団体がその住民
に対して寄附金を割当て強制的に
徴収することを禁ずるもので
ございまして本件につきましては
「期成会」という任意団体の中での
会費徴収についてのご指摘である
ことから法令には抵触しないもの
と考えております。
また地方財政法施行令第52条では
市町村の給与に要する経費、
市町村立の小学校及び中学校の建物
の維持及び修繕に要する経費を市町
村が住民にその負担を転嫁しては
ならないと規定するものである事
から学校が適切に取り扱っている
ものと認識しておりますが個別の
事案において抵触が窺える事が
ございますれば適切に対応して
参ります。
教育委員会といたしましては
任意団体である「期成会」の
自主自立性を尊重する観点を踏まえ、
運営や会費に関する事項、予算の
執行等について直接的に関わられる
立場ではございませんが学校への
指導の徹底を図って参りたいと
考えております。
 
(かなりざわついている)

小川議員
あのね、その任意ということを仰い
ますけど学校の校長先生が一番最初
に名前が載っているんですよ。
それで給食費や学年費だとか修学
旅行費だかと一緒に徴取されていて
複数の保護者に確認したけど
これ加入の意思確認がないと
仰ってましたけど。
任意という事はすべての方に加入の
意思確認されているという事で
よろしいですか?

教育長
再質問にお答えを致します。当該の
「期成会」への入会の意思確認が
個々の会員に行われているかに
つきましては現時点では教育委員会
が承知するものではございませんが
一般的に申しまして任意加入団体に
おきましては入退会の自由がある
ものでございます。

また「期成会」の運営や活動、予算
執行等につきましてはこれが社会
教育法におきまして干渉を加えては
ならないという項目がございます。

したがって予算執行等に関しまして
は教育委員会が直接的に関われる
立場ではございませんが…。
しかしながらも寄附の受入れ手続き
に関しましては引き続き学校への
指導徹底を図って参りたいと
考えております。

小川議員
社会教育法が適用されるのは任意
団体に対する個々の件で寄附を
受けたらここからは学校の責任
なんですよ。
ここから先の話をしているので
この手前の任意団体の事をどうの
こうのと言っている訳ではないです。
それは仰る通りかもしれません。
教育長の。
ただ受けてから、受けると決断して
から、受けてからは教育委員会の、
学校の対応なんです。

(背後で、そうだ、が聞こえる)

教育長
ご指摘の通り寄附を受けてからの
対応につきましては学校の責任で
ございます。
したがいまして先ほどもまた
ご答弁させていただいた所では
ございますが教育委員会と
いたしましてはその寄附行為が
学校に申し出があった後、
その事については教育委員会に
きちんと申請をするように
という事は指導を続けていきたい
という風に考えております。

小川議員
寄付申請を全くしていない学校の
事ですからね。
それにしても加入を任意だから、
を強調されますけど任意だったら
加入するかしないかをちゃんと
確認しないといけないです。
そこまで確認されてその大事な
所を確認されないのが
よく分からない。

教育長
この「期成会」という団体につきま
してはPTA組織とは違いますので
加入しているか否か、加入について
の同意があるか否かについても
教育委員会が介入する団体では
ございません。
ですので寄付行為を受けた、学校が
寄附行為を受けた段階からルール通
りに申請をしていただくという事を
徹底して参りたいと考えております。

小川議員
いや、違うんですよ。任意加入じゃ
あなくて、もし強制加入だったら
これが割当的寄付にあたるから
違法になりますよ、という事を
申し上げているんですがもう
時間がありませんので次に
行きます。

本当に今回23校回りましてやはり
学校に行って良かったなと思い
ます。
えらい老朽化している事が肌で
よく分かりました。
だからそれを見てPTAの皆さんも
保護者の皆さん、ちょっとでも
子ども達のためと思ってちょっと
でも足しになると思ってやって
おられるんですよ。

そこをねきっちり受け入れる学校
の方がして貰わないとPTAの方が
悪い事しているように思われて
しまいますよ。
ちゃんと手続きもしてなかったら。
先ほど仰ったように受け入れては
なりませんよ、と仰っている物
なのに殆どが受け入れては
ならないという物品だという事に
びっくりしましたけども
改めてさいたま市、明確なルールを
作る必要があると思います。
1つは公費負担が原則とされている
今の受け入れ出来ないという基本を
徹底する事です。
そのためには、先生方、どれが
あたるのか、あたらないのか
よく分からないという事も
たくさん仰っていました。
ここを明確化してください。

それから学校協力費、学校振興費と
いう事で100万円位のお金がボーンと
学校に寄付されまして学校の先生は
そこから備品を買います。
後でPTAの方に承諾を得ますけれども。
これは学校は現金で寄附を受けたら
いけない事になっておりますでしょ。
でも実質は現金で流れている
んですよ。

ここを明確化して欲しいと。
ダメな所はしっかりと現金寄附は
ダメですよと。実質の学校協力金や
学校復興費という名目でもダメ
ですよとここを明確化して欲しい。
それからやはり透明化です。
それでも必要な、認められる寄附に
ついてはやはり透明化する。
ガラス張りにしてしっかり公開する。

この3点、ぜひとも新しい
さいたま市の仕組みとして
盛り込んでいただきたいと思います。

教育長
2(7)今後PTA等からの寄附の受け
入れについて3点、しっかり明確化
してそれに関するさいたま市の
ルールの策定について順次お答えを
させていただきます。

実はこの事は文教委員会等でも
ご答弁させていただいておる所で
ございますが教育委員会といたし
ましてはPTAから学校の寄附に
ついての考え方は平成24年5月9日付
の文部科学省通知を拠り所に
している所でございます。
その通知の内容は物品の寄付行為に
つきましては公費負担で賄うべき物
であっても寄附する方のご厚意に
よる自発的な物として受け入れる事
は可能である、という文部科学省
通知を拠り所に現在している所で
ございます。
この事から私ども教育委員会と
いたしましては教育環境をより充実
する物として適正な手続きを取って
いただいた上でありがたくいただく
事は可能であるという風に考えて
いる次第でございます。
またPTAから学校に対して行われる
寄附につきましては寄附物品を基準
でありましてそれを細かく定めて
いるそういった実態があるという事
も認識してはおりますけれども
この事が却って割当的に寄附金等に
類推される恐れがあるという事で
ありまして、つまり本来の自発的な
寄付行為と少し意味合いが変わって
しまう事もございますので現行では
細々とこれはダメ、あれはダメとい
う事を決めていくのは現行では
なかなかそうは出来ないのではない
かと考えておりますが、この事に
つきましては引き続き研究して参り
たいと存じます。

2番目にご指摘ありました学校協力金
や学校振興費という名目で実質的
現金寄附と同様の寄附を受けない事
の徹底に関するご質問でございます
がこれは教育委員会といたしまして
も引き続き学校に対してきちんと
指導をしてそういう事がないように
していきたいという風に考えて
おります。

続きまして3番目の寄附受入れの
公開等の透明化につきましては
教育委員会といたしましても寄附の
公表は大変重要な事だと考えて
おります。
令和元年度及び令和2年度の寄附の
受入れ状況につきましては
令和3年7月1日に、令和3年度分に
つきましては令和4年6月1日に
それぞれ市のホームページに公開
した所でございます。
今後もホームページへの公開等を
行い透明性を高めて参ります。
最後にこのPTA寄附等受入れに関す
る新たなさいたま市ルールの策定
につきましては本年4月に新たに
「さいたま市立小中特別支援学校
物品寄附受入れ手続き要領」を
制定した所でございます。
この事により従来の記述より更に
分かりやすい内容に
改めまして各学校に明確に周知する
事が出来ましたのでまずはこれを
活用し寄附採納手続きの徹底を
図って参りたいと考えている所で
ございます。

小川議員
本当にこんだけやっても結局は答弁
の内容は殆ど変わりませんでした。
もう残念です。もう時間が
ありません。

最後、市長にお伺いいたします。
市長は学校訪問を300回以上を行わ
れたという事でありますから実態を
よくご存知だと思います。
そのために国の要望の中でも学校に
おける指導運営体制の充実、
学校施設の老朽化への対応等々
毎年要望されていただいていると
思います。

本当に保護者が心配なように保護者
に少しでも負担を軽減するように
PTAのお金はPTAの皆さんのために
使って貰いましょうよ。
学校の備品をしっかりと公費で
賄ってくださいよ。
保護者の皆さん、安心してください
よ、とそんな予算配分をしっかりと
行っていくべきではないかと思い
ますが市長の見解を聞きます。

市長
ご質問の2、市立小中学校等への
PTA等からの寄付について
(8)PTA寄附の受入れを徹底的に
見直し保護者負担を出来る限り軽減
するそのための学校予算案の拡大に
対する市長の見解について
お答えしたいと思います。

本市といたしましては学校運営上
必要な物品等にかかる予算に
つきましては教育委員会の
予算要求等に基づき対応して
おります。
近年におきましてもGIGAスクール
構想に基づく児童生徒一人一台端末
の配備、各教室への大型提示装置、
プロジェクターの導入。
学校施設の計画的な改修改築。学校
トイレの洋式化。
市立中学校の体育館の空調機設置
等所要な予算額措置している状況で
ございます。
また令和4年度当初予算におきまして
は学校配当予算を各校平均10万円
増額すると共に学校施設等に対する
修繕料につきましても対前年度比
5億円増額する等学校からの要望に
対応していけるよう努力をしている
所でございます。
今後も教育環境の整備や学校運営に
生じる事がないよう出来る限り必要
な予算措置を講じていきたいという
風に考えております。

以上です。
これまであまり踏み込まれて来なか
ったPTA等による物品の寄附を取り
上げた内容でした。
教育長の答弁が不十分なため今後も
引き続き小川議員は取り上げると
思います。
私も微力ながら大分市立学校の
寄附採納手続きについて公文書
公開請求を行い適切に手続きが
行われているか5年度分で確認を
している所です。

公費で購入すべき物が寄附採納
手続きをした事で問題がない事
にされてはいないか。
まだこれからももう少し学校周りに
ついて関わりが必要では
ないかと思っています。

今回はここまで。
ではまた次回!!




今度はヘルペスですよ

2022-05-24 22:17:14 | 雑観
KKです。
帯状疱疹で入院してからそろそろ
2ヶ月。
4月は体調不良の日が多く仕事を休ん
だり早退しがちでした。
そろそろ回復かと思いきや、今度は
ヘルペスになってしまいまた顔に
デキモノが出ています。
顔に出るのは非常にストレスです。
何ってこったーー(╯︵╰,)。
まだまだ平常運転にはいかない毎日
です。

さてこの4月に県立高校に息子が
入学しました。
昨年入学した私立高校は昨年秋に
退学しました。
重ね重ね残念な高校で何ら未練は
ありませんでした。
卒業した中学校に行き入学試験の
ための書類をお願いした昨秋。
ほとんどの先生方が異動しなかった
こともあり、事前指導は在籍時同様
温かく接していただきました。
担任の先生以外残ってるのが奇跡的
でした。
お陰様で無事合格しました。
いろいろと大分市の学校について
意見を持つ人もいるとは思いますが
私は恵まれているのか、いつもよく
していただいたな、と思っています。
そんな先生方もやはり何人かは異動
した新年度です。
入院時にお礼の電話をしました。
寂しいですね。でも本当に感謝して
います。
PTAに対して疑問を持ってから7年。
校長によっては衝突したり険悪な
関係になった人もいますが最後は
円満に終わりました。
時代の流れやこれまで訴えてきた事
がようやく理解されたのではないか
と思います。
紆余曲折を経てやっとここまで来た
なと思います。

今回はここまで。
また次回!!

そういえば県立高校の入学説明会が
ひどかったです。
気が向いたら書きますね。