KKです。毎日暑いですね。
今春から自分なりにPTA問題を調べてきました。
たくさんのPTA問題を扱うブログにお邪魔しては時々コメントを
書いたりしてきました。
今日はぜひご紹介したい
ブログがあります。
まるおさんの『まるおの雑記~加藤薫(日本語・日本文化論)のブログ~』です。
記事の一部を抜粋しています。
今年度においても、ごく普通の保護者にとって「PTAに入らない」という選択は極めて取りにくいといえる。
そして、入ったら入ったで、執行部から仕事の「分担」を求められ、
それを断るのもこれまた極めて難しいというのが大方の現実と言って差し支えないだろう。
つまり、残念ながら現実問題としては、ほとんどの親にとってPTAは「任意加入」にはなっていないし、
PTAの仕事をするかしないのかも「任意」にはなっていない。
PTAの仕事は、今も、おかしなことではあるのだが、やらなくてはいけないことになってしまっているのだ。
この「現実」を直視する必要がある。
現状では、ほとんどすべてのPTAにおいて、やらなくてはいけない仕事がすでに決まっており、
それをだれが分担するかだけが問われる。
そうなると、分担する保護者の数が減ればそれだけ残った人の負担は増える。
そのような「現実」の中に置かれている保護者が、
「あなたたちの子どものためにもわたしたちは働いているのにあなたが何もしないのはずるい!」
と思ったとしてもそれはやむを得ないとも言える・・。
「やらなくてはいけない仕事があらかじめ決まってしまっている」というところにあるように思う。
「こういうことをやりたい。」、「こういうことならできる。」というひとりひとりの会員の意向がまずあって、
それに合わせてPTAの仕事が構成されるのではなく、実態としては、あらかじめやるべき仕事が決まってしまっており、
ひとりひとりの会員は、その仕事を消化するための「頭数」として扱われているのだ。
「活動のノルマ化」を排して、会員がやりたいこと、やってもいいこと、やる意義を感じたことを
あくまでも自分たちのペースでできるようになれば、PTA活動をしない保護者への不満も出てこないはずである。
PTA活動が「やらなくてはならなくなっている」現状において、「ただ乗り論」はロジックのレベルはともかくも、
感情のレベルにおいては無視しがたい。
この不公平感を解消するためには、PTA内部における「活動のノルマ化」を解消する必要がある。
ここが解決しないと、入退会の真の自由の実現も難しいと思われる。
(おわりに)
このエントリで述べたことは、年末の仙台における教育課題研究発表会の休憩時間の折、
朝日新聞の堀内記者から出された「『非会員ただ乗り論』をどう乗り越えていけばいいのか?」
との問題提起に刺激を受けてのものでもあります。
「非会員ただ乗り論」は、「PTAは会員の子どものための組織ではない」「子どもはみんな非会員である」
というロジックによって私の中ではすでに「解決済み」の問題でしたが、
その堀内さんの問題提起は「ただ乗り論」が実はまだ解決されてはいないのでは…と思い直すきっかけになりました。
校長・PTA会長・教育委員会と話す中で、いろんな提案をしても
まともに聞く耳を持たない姿を見るにつけ、どうしたもんかと思っていました。
上記のまるおさんの記事はそんな私にピッタリだな、と感じました。
3年前の記事ですが全く古さを感じさせない点にある意味驚きます。
PTAの任意加入の周知徹底や意思確認を求めますが、校長やPTA会長はマンパワーが不足すると
学校が立ち行かないと平然と言います。
PTAのスリム化を求め行事について全保護者にアンケートを取り必要な物と不必要な物の選別を提案しますが
特に反応はなく放置されています。
やらなければいけない仕事はない!と私も思いますし実際に話合いの時に伝えても
全く通じません。
ずっと書こうと思っているのに書けていない夏休みプール問題の根源もここにある気がします。
結論を少しだけ書くと、PTA非会員の保護者を持つ児童もプール使用は許可される見通しです。
ただ、プールの監視当番を非会員の保護者にも求め、監視当番は平等に行うというのがPTA理事会の方針です。
当然納得出来ませんから次の手を打っています。現状とブログがリンクしてないのが非常に残念です。
今日はここまで。