「テレビ場」と言っておきましょう。
テレビ58年の歴史を経て全く新しいテレビを活用した場が姿を見せてきました。東峰村と全国30地域のつながりでできた場です。長野市のこの写真は「今回のキーステーション」東峰村の光景とはうって変わって田舎の農家民宿の家庭の模様です。パソコンに向かって農家民宿の主、小林さんと住民ディレクターとしてサポートしているボランティアセンターの阿部さんが東峰村のわたしに向かって長野の仲間の熱い瞬間を生中継でリポートしてくれています。
テレビが長い間、「双方向」とか「地域密着」と言って唱えてきたことは実際にはなかなか実現していません。ちょっと前ならFAX、今ならメールで意見を出すことでしょうか?しかもそれは読んでもらえても省略されます。今回のテレビ場の違いは元々コミュニケーションを目的としているコミュニケーションテレビです。「各地の今」を伝えることが目的です、しかも今回はモデルケースで5分です。
参加者が1750人を超えたのはこの新しいテレビ場への可能性を感じられたからだとわたしは見ています。コミュニケーションテレビという発想はあっても具体的に「見える化」していませんでした。わたしたちは15年間ずっとお見せしてきましたが当事者同士でもまだまだ見せ方がうまくできなかったのです。コミュニケーションだけなら「テレビ」にこだわらなくていいのですが、「テレビ」があることで公共化する、ここが大事です。だからテレビ「場」です。