母が入院した
施設から救急搬送された
誤嚥性肺炎と診断される
耳にしたくなかった病名に息を飲み込む
入院患者とは面会禁止とのこと
私にとっては
鉄の扉を閉められたような気分だ
入院の必要な物や書類等は
1Fのエレベーター前で
下りてきてくれた看護師さんに渡す
その時に母の状態を聞くことができる
入院時よりは良くなっていると聞き
一安心し自分を落ち着かせる
施設でのオンライン面会は
有り難いものだったんだなあと
今更ながら思う
耳が遠くなってきている母との会話は
スムースにはいかなかったけれど
面会後のなんとも言えず落ち込む気分で
施設を後にしたけれど
映像での母の顔を見ることができたのだ
有難いことだったのだ
母の容態は少し回復し
転院の話が出る
施設に戻れる道をさぐりながらも
今は転院先を探して貰っている状態
私の不安は母の不安だ
今夜は家で母が使用していた
タオルケットを掛けて
眠りにつこう