安政のコレラ流行の時の句
「コレラコレラ とばかりに 死人焼き場まち」の焼き直しです。
もちろん、本歌は安原貞室の
「これはこれはと ばかり 花の吉野山」です。
不謹慎な句のようにも見えますが、句の作者もいつコレラにかかるか
不安な一人だったのだと思います。
土佐の真覚寺日記の作者は、コレラの恐怖を
「病か世界を廻りて人を殺して通る様に思ひ」と書いています。
しかし、つらい現実を笑い飛ばして図太く生きようとする、したたかさが
感じられます。
いざ、当事者になった時には、蜀山人の句があります。
「今までは 人のことだと 思ふたに 俺が死ぬとは こいつはたまらん」
江戸の文化人は中々骨太の方が多いですね。
さて、マスクと手洗いを忘れずに。
「コレラコレラ とばかりに 死人焼き場まち」の焼き直しです。
もちろん、本歌は安原貞室の
「これはこれはと ばかり 花の吉野山」です。
不謹慎な句のようにも見えますが、句の作者もいつコレラにかかるか
不安な一人だったのだと思います。
土佐の真覚寺日記の作者は、コレラの恐怖を
「病か世界を廻りて人を殺して通る様に思ひ」と書いています。
しかし、つらい現実を笑い飛ばして図太く生きようとする、したたかさが
感じられます。
いざ、当事者になった時には、蜀山人の句があります。
「今までは 人のことだと 思ふたに 俺が死ぬとは こいつはたまらん」
江戸の文化人は中々骨太の方が多いですね。
さて、マスクと手洗いを忘れずに。
