それからさらに大勢の人々に広まり始めました。私は一日に18時間も働くようになりました。私がロスのサウス・セントラルを2度目に訪問した時に、何が起きたかをお話しましょう。その荒廃した街に私が到着してから2週間もたったころには、その地域の殆どの人が私について噂話をするようになっていました。
「小さな男の子がインドから来ている。彼が親指をサードアイに置くと、それだけで鼻から蜂蜜が出てくる。」指をすり合わせると、灰が大量に出てくる」「ある花を別の花に変えた」「花びらを宝石に変えた」など、いろいろな事を彼らは噂しました。
麻薬をやっているギャングの一味がその噂を耳にし、私を誘拐して宝くじの当選番号を聞き出そうと考えました。深夜、私はいつものオレンジ色のローブを着て、火の前で祈りを捧げていました。
彼らがオートバイを止めた時、私に用事があり、欲しいものがあって来たのだということがすぐに分かりました。私は自分のエネルギーを変えました。そこへ彼らが来ました。私はただ彼らの顔を見つめました。
「あんたがインドから来たっていうスワミかい?」私はうなずきました。「ああ」と、それだけです。「あんたの事を聞いたぞ。すごい奇跡だってな。あんた、奇跡を起こすんだろう。あんたに話があるんだよ」