韓国軍「日本の竹島侵攻反撃シナリオ」をどうみる 文政権の反日感情利用か 「意図的な姿勢に外交感覚の幼稚さ」世良氏
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文大統領の意向は?
「自衛隊による軍事的脅威からの防御のため、新たな戦略資産が必要だ」
内部文書には、こうした記述もあったという。文書では、自衛隊が竹島に先遣隊を浸透させた後、艦船や戦闘機を動員して制空権を確保し、上陸作戦を展開する-という3段階のシナリオが記載されているとされる。
韓国軍は、野党議員の照会に、実際の作戦とは無関係の参考資料で、日本の兵器研究家が発表した仮想の侵攻シナリオを参考にして作成したと説明したという。
これを、どう見るか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「自衛隊でも、(有事に備えて)長崎県・対馬や、沖縄県・尖閣諸島などの奪還シナリオはひそかに想定しているはずだ。ただ、公表すれば国益を損ねる情報であり、報道されても(政府や軍が)否定しない状況は意図的ともとれる。外交感覚が幼稚ではないか」と指摘する。
このタイミングで報道された背景は何か。
朝鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「韓国では『北朝鮮より日本の方が脅威』という世論も強い。軍にも文政権に忠誠を誓う人もいるなか、政権の気持ちをくんだ可能性もある。(支持率が30%台と下落するなか)日本と摩擦を起こす『反日』カードは政権浮揚につながり、米国にも『日米韓協力に慎重』という発信になる。国内世論と対米双方への、軍を利用した『一石二鳥の策』だったのではないか」と語った。