詩「落ちぬ血痕」 根岸正吉―プロレタリア詩集 2025年01月01日 00時00分01秒 | プロレタリア詩集 2025年1月1日今でもはっきり目に浮かぶ。製壜課3号機ペケコンベアーの中にどうしてこんな大きな赤い布があるのかと思った。すぐにそれがつぶされた仲間の血だとわかったあの瞬間、あの時の驚愕。 全国の労働現場で殺される労働者はあとを絶たない。過労で死に追いやられる仲間も多い。うつ病で悶え苦しむ仲間たち。みな苦しかったろうな、痛かったろうな。家族や友人は悲しかったろうな。1916年11月の根岸正吉の詩 . . . 本文を読む