先輩たちのたたかい

東部労組大久保製壜支部出身
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日本海員組合歌―1928年の労働争議

2024年11月26日 07時00分00秒 | 1928年の労働運動

*戦前の日本海員組合の組合歌です。よく右派組合と呼ばれる海員組合ですが、この組合歌、なんという戦闘的、革命的、階級的でしょう。協調会史料1931年(昭和6年)度の日本海員組合大会事業報告書に載っていました。1928年の日本初の産業別最低賃金制を獲得した大海上争議、残酷な差別に怒って決起した全国の社外船員1万8千人、371隻の大ストライキの闘いの歴史を彷彿とさせる組合歌ですね。

日本海員組合歌
―「民衆(赤旗)の旗」の譜―
(1931年度大会事業報告書より)


血に燃ゆる大旗(はた)樹(た)てり
弾圧搾取に抗(こう)し
思えば苦闘の幾星霜(いくせいそう)
血盟の日 偲(しの)ばるゝ
強権は影ひそめ
専制は滅びゆく
 搾取なき社会をば
     建(た)つるは我等(われら)の使命


我等の大旗(はた)の靡(なび)くとき
港湾(みなと)に、海洋(うみ)に、船舶(ふね)に
圧迫虐使はあとを断ち
正義と自由みなぎる
 強権は影ひそめ
 専制は滅びゆく
  搾取なき社会をば
   建(た)つるは我等の使命


精鋭こゝに一(いつ)に集(つど)う
我等の団結成れり
私利追求に暇(いとま)なき
資本の牙城(がじょう)は潰(つい)ゆ
 強権は影ひそめ
 専制は滅びゆく
  搾取なき社会をば
   建(た)つるは我等の使命


見よ闘争に、協約に
進む我等の巨歩を
迎ふる者とは提携し
遮(さえ)ぎるものをばひしぐ
 強権は影ひそめ
 専制は滅びゆく
  搾取なき社会をば
   建(た)つるは我等の使命


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