い・ち・に・ち

今更だけどいつも思っていた事

心詩19

2022-11-25 15:11:55 | 心詩(+1)・心色・続く心音
低姿勢の陽射しがのぞき込むから
逃げ場を失い影の中に座り込んだ

本当はカラカラに乾く光で
涙ごと浄化してしまえばいいのに

ほんわりとした空気の匂いに
思い出の面影を重ねてみたけど
反射する光の粒が所々消し去るから
現実の柵を飛び越えてしまった

戻りたいけど眠たくて
見ていたいけど眩しくて
ひねくれた心の隙間に
涙がにじむ
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心詩18

2022-11-24 15:37:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音
間違えて覚えてしまった言葉
書き順なら最後の形は同じだけど
使い方が気持ちを捨てて変化する

そうじゃないと首を振り
言い訳の罠に沈む
ここで口を閉ざせば悪人で
ほとぼりが冷めると善人になる

何で言わなかったのと責められて
飲みこんだ言葉が毒になる
黙り込んでも言葉を選んでも
正解が見つからなければ

心の中に渦を巻く
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心詩17(その2)

2022-11-23 15:41:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音
その言葉で温度が変わり
その笑顔で空も飛べる

頑張って一生懸命の中を生き
へこたれても何度でも前を向き
それで願いが叶うなら
苦しいと言う文字さえ放さない

いつでも自分勝手な欲望が
膨らんだりしぼんだり
夢を見たり悲しんだり
分かっているけど無くならない

何も望まなくなったら
このままを続ける事より難しくて
満足の限界を知ったなら
空の飛び方も忘れてしまう

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心詩17

2022-11-22 15:11:11 | 心詩(+1)・心色・続く心音
物語を書き始める前に
あらすじを考える

リアルな日付で夢を見られるだろうか
知ってる場所で運命の出会いがあるだろうか
過ごした時間を悔やまずに文章に奇跡を託す

虚しい想いがページを埋めて
あり得ない想像が結末を変える
それでも優しい気持ちになれるなら

題名を付けて物語を始める
主人公と登場人物が次をめくる
おとぎ話にも昔ばなしにも属さない

たったひとつの物語が始まる
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心詩16

2022-11-21 15:18:18 | 心詩(+1)・心色・続く心音
可愛い笑顔で許されるなら
その場限りの憑依も辞さない
一番痛くて泣きたいのに
耐えることが特権だなんて

誰が決めたか結界の中
逃げ出す以前の雁字搦め
狭すぎる集中攻撃に
あっけなく両手を挙げた

さぁ今さえ乗り切れば
次なる天使が羽を広げ
可愛い笑顔でほほ笑んでる
輪の中覗けば青空がある
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