酔いどれ小藤次留書 旧主再会(16)
平成23年8月15日~22日
著者 佐伯 泰英
幻冬舎文庫
【内容】半年余り前、かつての上役、豊後森藩下屋敷の高堂用人から呼び出しの書状を受け取っていた小籐次は、今更ながら高堂を訪ねたところ、いきなり上屋敷への同道を求められる。藩士時代にも滅多に足を踏み入れたことのなかった上屋敷。その意向を小籐次は計りかねるが、やがて面前に現れた人物から思いも寄らぬ望みを託される。感涙必至の第十六弾。
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この第16弾を更に楽しくさせるのは「青春篇」であろう。青春篇は私も既に読んでいるが、その内容は…豊後森藩江戸下屋敷の貧しい厩番の倅、赤目小籐次に、悪童仲間から儲け仕事が舞い込む。天明の改革が頓挫し、世は打毀し流行り。ために、大地主の津之國屋が金蔵の警備を願っているという。小籐次は胡乱な話と思いつつ誘いに乗るが、その判断は仲間の生死に係る大事件の端緒となった。…ということであるが、そこに出てくるのが「品川村腹ッぺらし組(7人組)」。その中に小藤次もそして、今回の本当の依頼人も入っていたのである。二十数年を超えた“友情”が事件を解決させる。そして、小藤次と旧主も更に名を上げることとなる。
平成23年8月15日~22日
著者 佐伯 泰英
幻冬舎文庫
【内容】半年余り前、かつての上役、豊後森藩下屋敷の高堂用人から呼び出しの書状を受け取っていた小籐次は、今更ながら高堂を訪ねたところ、いきなり上屋敷への同道を求められる。藩士時代にも滅多に足を踏み入れたことのなかった上屋敷。その意向を小籐次は計りかねるが、やがて面前に現れた人物から思いも寄らぬ望みを託される。感涙必至の第十六弾。
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この第16弾を更に楽しくさせるのは「青春篇」であろう。青春篇は私も既に読んでいるが、その内容は…豊後森藩江戸下屋敷の貧しい厩番の倅、赤目小籐次に、悪童仲間から儲け仕事が舞い込む。天明の改革が頓挫し、世は打毀し流行り。ために、大地主の津之國屋が金蔵の警備を願っているという。小籐次は胡乱な話と思いつつ誘いに乗るが、その判断は仲間の生死に係る大事件の端緒となった。…ということであるが、そこに出てくるのが「品川村腹ッぺらし組(7人組)」。その中に小藤次もそして、今回の本当の依頼人も入っていたのである。二十数年を超えた“友情”が事件を解決させる。そして、小藤次と旧主も更に名を上げることとなる。