🎥 ウェストワールド
1973年製作
WESTWORLD
上映日:1973年12月15日
製作国:アメリカ
上映時間:90分
ジャンル:サスペンス
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
1973年のアメリカ合衆国のSF映画。製作はポール・N・ラザラス三世、監督・脚本は作家でこれが監督第一作のマイクル・クライトン。出演はユル・ブリンナー、リチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ブロリン、ノーマン・バートルド、アラン・オッペンハイマー、ビクトリア・ショーなど。本物の人間そっくりのアンドロイドがいる“デロス”と名づけられた未来のレジャーランド、体験型遊園地で、アンドロイドたちが予期せぬ誤作動を始める様子が描かれる。続編として『未来世界』(1976年)、テレビシリーズ『Beyond Westworld(英語版)』(1980年)が製作された。その後2016年から2022年まで、本作に基づいた同名のドラマシリーズがHBOで放送された。マイクル・クライトンの最近映画化された作品は「アンドロメダ…」「殺しのカルテ」。撮影はジーン・ポリト、音楽はブレッド・カーリン、編集はデビッド・ブレザートンが各々担当。日本語版監修は清水俊二。
砂漠に建設されたハイテクでリアルな大人のための巨大遊園地「デロス」。そこはアメリカ西部開拓時代のガンマン、中世ヨーロッパの騎士、そして帝政ローマの豪傑という3つの体験が可能な夢の世界だった。そこには人間とほとんど見分けがつかないほどリアルなアンドロイドが住んでおり、それぞれが歴史的環境に応じたキャラクターでプログラムされている。1日1,000ドルで、ゲストはパーク内のアンドロイドたちと、性的な出会いや死闘のシミュレーションなど、あらゆるアドベンチャーに興じることができる。デロス社の宣伝文句は、"Boy, have we got a vacation for you!"(さあ、あなたのための休暇を!)である。シカゴで弁護士を営むピーター・マーティンは、以前にもデロスを訪れたことがある友人ジョン・ブレインを伴い、この遊園地へ遊びに来た。ブレインとマーティンの2人は3つあるテーマパークの1つ「ウエストワールド」で憧れの西部劇ヒーローになりきり、楽しむ。アトラクションのひとつ「ガンスリンガー」は、銃撃戦を扇動するようにプログラムされたアンドロイドだ。パークのゲストに支給される銃器には温度センサーがついており、人間のような体温の高いものは撃てないが、冷血なアンドロイドは「殺せる」ようになっている。ガンスリンガーのプログラムにより、ゲストは銃を抜いて殺すことができ、アンドロイドは翌日には次の決闘のために戻ってくる。ローマと中世のアンドロイドに故障やシステム障害が多発し、それがウエストワールドにも波及しているという。それが病気の感染のようだと言われ、監督役のコンピューター科学者が「感染症に例えるなんて」と嘲笑すると、主任監督者は「ここでは普通の機械は扱っていない。これは非常に複雑な装置で、生物と同じぐらい複雑だ。場合によっては、他のコンピューターによって設計されたものもある。その仕組みはよく分からないんだ」と言う。二人のロボットの女性と一夜を過ごした後、ブレインは前日にマーティンが酒場で殺したのと同じガンマンから声をかけられる。 マーティンは部屋に飛び込み、再び銃の使い手を射殺する。マーティンは殺人容疑で牢屋に入れられるが、ブレインは彼を脱獄させ、二人は町を出る。ロボットのガラガラヘビが休んでいたブレインたちを襲い、ブレインが咬まれるという事が起きる。決して客を傷付けないはずのロボットの「故障」である。さらに「メディバルワールド」ではプログラムに反して女性型アンドロイドがゲストの誘いを断ったことから、懸念はより深刻になる。さらに故障はエスカレートし、メディバルワールドの黒騎士アンドロイドは剣でゲストを殺害してしまう。パークの監督者は、電力をシャットダウンすることでコントロールを取り戻そうとするが、ドアが自動的にロックされ、電源を入れ直すことも脱出することもできず、中央制御室に閉じ込められる。3つの世界のアンドロイドたちは、予備電源で動作し、暴走する。酔ってバーで乱闘した後、回復したマーティンとブレーンは、パークの故障に気づかず、ウエストワールドの売春宿で目を覚ます。すると再三倒したはずのガンスリンガーが2人の前に現れ、決闘を申し込んでくる。絶対に勝てる勝負のため、ブレインたちは受けて立つが、ブレインは撃たれて死んでしまう。身の危険を感じたマーティンは、その場から逃走し、アンドロイドは無情にも後を追う。マーティンはパークの他のエリアに逃げ込むが、そこには死んだ客、破損したアンドロイド、そしてデロスから逃げ出そうとするパニック状態の技術者しかおらず、その技術者はすぐにガンスリンガーに撃たれて死んでしまう。マーティンは「ローマンワールド」のマンホールから地下の制御フロアに降り立ち、パークのコンピューター技術者たちが制御室で窒息死しているのを発見する。ガンスリンガーが地下の廊下まで追ってきたため、マーティンは彼の顔に酸を投げつけ、メディバルワールドの城の中に逃げる。酸によって視力が損傷したガンスリンガーは、赤外線スキャナを使ってマーティンを見つけようとする。マーティンは大広間の松明の下に立ち、アンドロイドから自分の存在を隠し、松明の一つで火を放つ。マーティンは地下牢で助けを求める声を聞き、鎖につながれた女性を見つける。彼は彼女に水を与えるが、これが原因で彼女はショートしてシャットダウンしてしまう。彼女がアンドロイドだとは知らなかったので、マーティンはショックを受ける。ガンスリンガーは黒焦げになりながらも、再度マーティンに迫るが、ついには停止する。映画は、デロスのマーケティングスローガンの記憶が共鳴する中、彼がほぼ疲労とショック状態で地下牢の階段に座っているところで終わる。

★★★☆☆
●これは何といっても、アンドロイドのガスリンガーが、撃たれても、焼かれても立ち上がって襲って来るところ。
まるで、ターミネーターですね。ターミネーターは、これを見て作ったんじゃないかと思ってしまうほど。ユル
ブリンナーも荒野の七人張りに面白かったですよね。あの管理者たちが、酸欠であっけなく死んでしまうのは、ご
愛嬌でしょうか。もうちょっとあたふたしたところが見たかったですね。いやあ、現在では、AIでとか言ってます
けど、この世界が近づいてる感じがします。
1973年製作
WESTWORLD
上映日:1973年12月15日
製作国:アメリカ
上映時間:90分
ジャンル:サスペンス
配給:ワーナー・ブラザース映画
≪解説 あらすじ≫
1973年のアメリカ合衆国のSF映画。製作はポール・N・ラザラス三世、監督・脚本は作家でこれが監督第一作のマイクル・クライトン。出演はユル・ブリンナー、リチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ブロリン、ノーマン・バートルド、アラン・オッペンハイマー、ビクトリア・ショーなど。本物の人間そっくりのアンドロイドがいる“デロス”と名づけられた未来のレジャーランド、体験型遊園地で、アンドロイドたちが予期せぬ誤作動を始める様子が描かれる。続編として『未来世界』(1976年)、テレビシリーズ『Beyond Westworld(英語版)』(1980年)が製作された。その後2016年から2022年まで、本作に基づいた同名のドラマシリーズがHBOで放送された。マイクル・クライトンの最近映画化された作品は「アンドロメダ…」「殺しのカルテ」。撮影はジーン・ポリト、音楽はブレッド・カーリン、編集はデビッド・ブレザートンが各々担当。日本語版監修は清水俊二。
砂漠に建設されたハイテクでリアルな大人のための巨大遊園地「デロス」。そこはアメリカ西部開拓時代のガンマン、中世ヨーロッパの騎士、そして帝政ローマの豪傑という3つの体験が可能な夢の世界だった。そこには人間とほとんど見分けがつかないほどリアルなアンドロイドが住んでおり、それぞれが歴史的環境に応じたキャラクターでプログラムされている。1日1,000ドルで、ゲストはパーク内のアンドロイドたちと、性的な出会いや死闘のシミュレーションなど、あらゆるアドベンチャーに興じることができる。デロス社の宣伝文句は、"Boy, have we got a vacation for you!"(さあ、あなたのための休暇を!)である。シカゴで弁護士を営むピーター・マーティンは、以前にもデロスを訪れたことがある友人ジョン・ブレインを伴い、この遊園地へ遊びに来た。ブレインとマーティンの2人は3つあるテーマパークの1つ「ウエストワールド」で憧れの西部劇ヒーローになりきり、楽しむ。アトラクションのひとつ「ガンスリンガー」は、銃撃戦を扇動するようにプログラムされたアンドロイドだ。パークのゲストに支給される銃器には温度センサーがついており、人間のような体温の高いものは撃てないが、冷血なアンドロイドは「殺せる」ようになっている。ガンスリンガーのプログラムにより、ゲストは銃を抜いて殺すことができ、アンドロイドは翌日には次の決闘のために戻ってくる。ローマと中世のアンドロイドに故障やシステム障害が多発し、それがウエストワールドにも波及しているという。それが病気の感染のようだと言われ、監督役のコンピューター科学者が「感染症に例えるなんて」と嘲笑すると、主任監督者は「ここでは普通の機械は扱っていない。これは非常に複雑な装置で、生物と同じぐらい複雑だ。場合によっては、他のコンピューターによって設計されたものもある。その仕組みはよく分からないんだ」と言う。二人のロボットの女性と一夜を過ごした後、ブレインは前日にマーティンが酒場で殺したのと同じガンマンから声をかけられる。 マーティンは部屋に飛び込み、再び銃の使い手を射殺する。マーティンは殺人容疑で牢屋に入れられるが、ブレインは彼を脱獄させ、二人は町を出る。ロボットのガラガラヘビが休んでいたブレインたちを襲い、ブレインが咬まれるという事が起きる。決して客を傷付けないはずのロボットの「故障」である。さらに「メディバルワールド」ではプログラムに反して女性型アンドロイドがゲストの誘いを断ったことから、懸念はより深刻になる。さらに故障はエスカレートし、メディバルワールドの黒騎士アンドロイドは剣でゲストを殺害してしまう。パークの監督者は、電力をシャットダウンすることでコントロールを取り戻そうとするが、ドアが自動的にロックされ、電源を入れ直すことも脱出することもできず、中央制御室に閉じ込められる。3つの世界のアンドロイドたちは、予備電源で動作し、暴走する。酔ってバーで乱闘した後、回復したマーティンとブレーンは、パークの故障に気づかず、ウエストワールドの売春宿で目を覚ます。すると再三倒したはずのガンスリンガーが2人の前に現れ、決闘を申し込んでくる。絶対に勝てる勝負のため、ブレインたちは受けて立つが、ブレインは撃たれて死んでしまう。身の危険を感じたマーティンは、その場から逃走し、アンドロイドは無情にも後を追う。マーティンはパークの他のエリアに逃げ込むが、そこには死んだ客、破損したアンドロイド、そしてデロスから逃げ出そうとするパニック状態の技術者しかおらず、その技術者はすぐにガンスリンガーに撃たれて死んでしまう。マーティンは「ローマンワールド」のマンホールから地下の制御フロアに降り立ち、パークのコンピューター技術者たちが制御室で窒息死しているのを発見する。ガンスリンガーが地下の廊下まで追ってきたため、マーティンは彼の顔に酸を投げつけ、メディバルワールドの城の中に逃げる。酸によって視力が損傷したガンスリンガーは、赤外線スキャナを使ってマーティンを見つけようとする。マーティンは大広間の松明の下に立ち、アンドロイドから自分の存在を隠し、松明の一つで火を放つ。マーティンは地下牢で助けを求める声を聞き、鎖につながれた女性を見つける。彼は彼女に水を与えるが、これが原因で彼女はショートしてシャットダウンしてしまう。彼女がアンドロイドだとは知らなかったので、マーティンはショックを受ける。ガンスリンガーは黒焦げになりながらも、再度マーティンに迫るが、ついには停止する。映画は、デロスのマーケティングスローガンの記憶が共鳴する中、彼がほぼ疲労とショック状態で地下牢の階段に座っているところで終わる。

★★★☆☆
●これは何といっても、アンドロイドのガスリンガーが、撃たれても、焼かれても立ち上がって襲って来るところ。
まるで、ターミネーターですね。ターミネーターは、これを見て作ったんじゃないかと思ってしまうほど。ユル
ブリンナーも荒野の七人張りに面白かったですよね。あの管理者たちが、酸欠であっけなく死んでしまうのは、ご
愛嬌でしょうか。もうちょっとあたふたしたところが見たかったですね。いやあ、現在では、AIでとか言ってます
けど、この世界が近づいてる感じがします。