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14.6℃(-1.0℃)
○今日は、絶好の行楽日和。じゃなかった、絶好の視察日和。ちなみにセントレアでは最高気温は豊田と変わらず、最低気温は4℃ということで、5℃違うわけですか。風もなくて本当にいい天候でした。朝8:30に集合して、新エネルギーセンターへ。ここは愛知県の施設のようです。実証研究エリアということで、いろいろな新エネルギーを実際に使ってみてデータを取っているところです。昼食後、火力発電所に行きましたが、そこの所長さんがユニークな人で、“しゃべり”がうまくて、それでいて“発電者”としての誇りを持って仕事に取り組む姿勢がみえました。特に「この2号機がなかったら、停電です」「ですから、みなさんも発電、電気のことを考えてみてください。この中部地域(電力)は、原発依存率がたまたま15%だったので、政府からの原発停止命令もくるだろうと予想できたし、対応もできましたが、そうではない関西では、この夏は大変だろうと思われます。(関西電力の原発依存率は40%強なのだそうな)しかし、中部電力でも安心はできません。」という話でした。政府からの原発停止命令がくることを5月の時点で予想していたとは。それでも、もうすぐにも解体寸前の「2号機」を再始動させるのは、大変だし、動かせば動かすほど赤字になり、かといって「新エネルギー」ではとても追いつかない。例えば、ここのメガソーラーは「1年で730万KWh」火力発電(5号機)は「8時間で800万KWh」。浜岡原発(5号機)は「6時間で828万KWh」。これだけの差があるというわけです。単純にこのメガソーラーの365×4倍必要と言うことです。日本ってそんなに土地がありましたっけ???新エネルギーは大切で必要ですが、今の生活を支えるためには、全然足りないわけです。中部電力圏内では、なんとかこの夏も乗り切ってほしいところですが、関西電力、九州電力、四国電力いずれもこの夏、???マークが付くようです。中部電力もギリギリのところで発電していますから、他に融通するだけの余力があるかどうか、その時にならないとわからないようです。「原発反対!」と言うのは簡単です。しかし、この今の生活を維持したいのであれば、そうも言ってられないのが実情なのです。えっ!?ドイツは全停止してるじゃないか、ですって!?ドイツは、隣のフランス(原発立国)から電力を買っているんです。しかも、自国の下には「石炭」が眠っているそうです。資源があるのです。かたや日本は、ご存じのとおり自給率は4%しかありません。島国で、他の国からの送電もありません。自国で賄わなければならないのです。自給率が低いということは、火力発電の燃料である石油やLNGは輸入しています。もしも、その「輸入」さえできなくなったら?考えるまでもありません。電気は作れなくなって停電します。この生活すべてが止まります。今から、江戸時代にまでさかのぼって生活してみましょうか?さあ、原子力発電は「悪」でしょうか?
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今日の記念日
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「仏壇の日」。日本書紀の中に、686年のこの日「仏舎をつくり、仏像及び経を置き、礼拝供養せよ」と天武天皇の詔があったと記されてある。以降、仏壇を拝むようになったため、これにちなんで全日本宗教用具協同組合が設けた日。
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「さくらの日」。日本を代表する花「桜」への関心を高め、花とみどり豊かな国土をつくろうと日本さくらの会が1992年(平成4年)に制定した日。七十二候の中にはこの時期に桜始開(さくらはじめてひらく)とある。