🎥アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド
2021年製作
Ich bin dein Mensch/I'm Your Man
上映日:2022年01月14日
製作国:ドイツ
上映時間:107分
ジャンル:コメディ 恋愛 SF
配給:アルバトロス・フィルム
≪解説 あらすじ≫
恋愛から距離を置く女性学者に、彼女の理想のパートナーとなるよう設計されたアンドロイドが恋を仕掛けるラブロマンス。アンドロイドを『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』などのダン・スティーヴンス、ある実験で彼と出会う学者を『まともな男』などのマレン・エッゲルト、二人の実験を見守る相談員を『ありがとう、トニ・エルドマン』などのザンドラ・ヒュラーが演じる。『ショコラーデ』などで女優としても活動するマリア・シュラーダーが監督を務めた。
ドイツ・ベルリンのペルガモン博物館で働く学者アルマ(マレン・エッゲルト)は研究資金を得るため、とある企業の極秘実験に参加する。彼女の前に現れた美青年のトム(ダン・スティーヴンス)は、全ドイツ女性の恋愛データだけでなく、アルマの性格や好みに完璧に合うよう設計された高性能AIアンドロイドだった。トムはAIがはじき出すデータを駆使し、つらい過去から恋愛を遠ざけてきたアルマにアプローチを仕掛けていく。

★★★☆☆
●アンドロイドが恋人。男性が女性型ロボットを、ではなく、今回は女性が男性型ロボットを、という設定。
研究費の足しにと実験に参加する、アルマ。初めは、何にもしなくていいし、触られたくもない、という感じ
であったが、次第にトムの人間性に惹かれていく。まあ、アルマに気にいるように設計されているから、そう
なるんだとは思うが。あたかも人のような行動をとるトムに過去のつらい経験を話すうち人としてトムをみる
ようになる。期限の3週間が迫る中、二人は結ばれるが、そのためにもう離れられなくなるのが怖くなったのか
アルマはトムに出ていってほしいと頼む。どこへ行くともなく去っていくトム。数日がたち、工場からカウン
セラーロボットがやってきて、面談をするという。トムはいない、と伝えると、工場にも来ていない、と返事が。
アルマは、昔語りをした場所へ行ってみることに。すると、トムがその場所で待っていた。どうするつもりだっ
たのか、と問うアルマに、トムは、君が来るまで待つ、と答えるのだった。古びた卓球台の上に寝そべり、目を
閉じて何か(キス?)を待つ、アルマ…。そんなロボットが作られて普及し始めたら人は人と接しなくなって
しまうのではないか、ロボットに依存しきってしまうのではないか、だから、劇中のアルマは、反対する、と
言っている。自動運転の自動車が出てくると、また社会構造が変わってくるんだろうから、一つの警鐘ではある。