東京都は14日、都内で新型コロナウイルスの感染者が2日連続で5000人を上回り、新たに5094人確認されたと発表した。
都の基準で集計した重症者は前日から18人増えて245人となり、5日連続で過去最多を更新し、すでに医療崩壊が始まっている。
静岡県も沼津市、熱海市、三島市、富士宮市、伊東市、富士市、御殿場市、下田市、裾野市、伊豆市、伊豆の国市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、函南町、清水町、長泉町、小山町、静岡市、浜松市に8月8日から蔓延防止条例がでている。
さらに今日からは焼津市、磐田市、藤枝市と、私たちの市も追加された。
実施する措置の内容は「デルタ株による感染拡大が顕著で、医療提供体制が逼迫している地域の市町において、人流を抑制し、人と人との接触機会を減らすために、法第31条の6第1項に基づく『飲食店に対する営業時間の短縮要請』を実施するとともに、法第24条第9項に基づく『大規模集客施設への営業時間の短縮要請』を以下のとおり実施する。」である。
去年の今日、こんなブログを書いていた。
“誰も自分の周りに利害関係がからまないでウマが合う人、不思議と一緒にいるとほっとする人、同性、異性に限らずいると思う。
幾つになっても、人との出会いは大切にしたいものだと思っていたのが、半年ぐらいで覆されてしまった。
今は人が人に会ってはいけない世の中。
スポーツを観戦したり、コンサートに行ったり、観光地に出向いたりという、今まであたりまえだと思ってた事があたりまえでなくなった。
「おしゃべりしながらだからその雰囲気が楽しめる食事の席」これも我慢しなければならない。
今までなら人間関係では協調性が大切といわれたのに、人との接触を避けなければこの難局を乗り越えることはできない時代。
この我慢はいつまで続かなければならないのだろう。
今のところ誰にもわからず、先が見えないのが辛い。
矛盾しているけれど、「前向きな気持ちで新しい生活様式に適応しながら動くしかない」と思いながら、「後ろ向きな気持ち」も同時に存在してしまう。
私の心は揺れている。”
人類が初めて直面した新型コロナウイルス感染症は今年も半年が過ぎたのに、次の波、次の波がやってくることで落ち着く気配がない。
今は南米ペルーを中心に流行している新型コロナの変異株の「ラムダ株」の感染者が日本でも見つかっているし、終息どころか若い人たちの感染と重症化、高齢者施設などでの死亡やコロナ在宅死と、増加している。
昨年はいわゆる「3密」の場面で感染が広がりやすいとされていたが、今年は3密の条件がそろわなくてもさらに広がるおそれが指摘されているのだから・・・。
さらに経済の環境は劇的に変わり、社会全体の仕組みが変わり、交友関係の変化など、様変わりした生活様式に戸惑っている。
新しく開発される薬に期待するしかないだろうが、ワクチンの開発は時間がかかるだけでなく、病原体によってはワクチンができないこともあるようだ。今年中の終息も期待薄なのだろうか?
自粛生活が長引く事で、常識が変わってしまうのが怖い。
この生活がそのまま当たり前にならないことを祈りたい。