フェイスブックには投稿したんだが、TV会議が終わった頃、時計の針は優に23時を回っている。
重要な話も途切れ途切れであまり内容が伝わらないと云う、我が家でも早急に採用したいと切に願うシステムが時間をむさぼり喰う。
やっとの思いで会社を後にするんだが、愛妻家にして恐妻家でもあり、虚言癖と妄想癖を持ち合わせている私、いまでもそう呼ぶかどうかは知らないが『帰るコール』は欠かせない。私はそれを恐怖の儀式と呼んでいるんだが・・・。
配偶者の携帯番号を呼び出す指は恐怖に慄き・・・・が、今逃げ出せば更に戦慄の・・・いや、予想するのはよそう。と、これくらい情緒不安定に陥れる配偶者の魅力は皆さんの想像力では遠く及ばないのだ。
「理想の夫婦ですよね~」なんて事情も知らず能天気なコトを言われる御仁もいらっしゃるが・・・・。
つながった携帯からこぼれる彼女の第一声は・・・「寝てたのに起こさないでよ。ごはん、もぅないわよぉぅ」
なぜ彼女の機嫌が悪いのか知らないが、彼女が怒ってるなら私が悪いんだろう、すぐさま「あっ、起こしてゴメンね。うん、大丈夫だから・・・・ゴメン、ゴメン」
何が大丈夫なのか、何がゴメンなのか解らない。が、解らないなりに少しダケ理解出来たことは・・・・『夜のコンビニは切なさを急加速させる』である。
最近気が付いた。恐らく・・・いや・・・間違いないだろう、ウチの夫婦は完全に私の片想いであった。
だが、片想いほどステキな恋はない。私はそれほど妻を愛してるのである。
そう思い込むしか私には逃げ道がない。
寝よう。とにかく寝よう。
・・・・・・早く夜が明けて欲しい。。。。