徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

一寸先の灯り…

2012年04月23日 | 日記
生きていれば、その一寸先にいづれ闇が訪れる事もあるのかも知れない…

でも、その闇の更に一寸先には、優しく灯る明かりが必ずあるのだと信じている…

終わらない夜なんて、無いのだから…

戸建の人…

2012年04月23日 | 日記
辺りにはもう人の姿は無く、ここに街があったという痕跡すら殆ど残っていない…

かすかに残るアスファルトの上に、ダンプが忙しく土煙を立て、すれ違う度にクラクションの挨拶を鳴らしてくれる…

その車には、いつも「戸建」と書いてあった…

最後にすれ違った日、その人と少し話をした…
陸前高田市高田町、地元の会社だった…

瓦礫となった自分の街を、どんな思いで運んでいるのか…
その心の中に一歩も踏み込めずにいる僕に、その人は名刺を一枚くれた…

「困った時は連絡をくれ」

言われたその言葉はとても温かく、そして、とても苦しかった…

丘の小舟…

2012年04月23日 | 日記
その小舟は、未だ海に帰れずにいた…

主はいつか迎えに来てくれるのだろうか…
それとも、もう来ないのだろうか…

この街の景色のひとつひとつが、どれもこれも悲し過ぎる…

あの日の記憶…

2012年04月23日 | 日記
陸前高田…
その建物が物語る津波の高さに、声が出なかった…

止まらない破壊は、平野の広がるこの街を、どこまでもどこまでも押し潰したという…

そして、未だに残るその爪痕が、悲しい過去を何度も何度も思い出させるのだろう…

忘れたくても忘れられないあの日の記憶が、今日も人々の心を苦しめている…