子供詐欺師！

世の中色々様々な詐欺が御座いますが
宗教詐欺に騙された屈辱は
ソレガシにも御座い候…
口にするも耐え難き少年時代の悪夢
どうか神の御名の御元に裁きの天誅を…


幼少期のソレガシの家には
賽銭箱の形をした貯金箱がありまして
ある日ある時年の近い兄が
その貯金箱に神社のような装飾を施し
白い紙垂まで下げ奉り
それはまるで神域を祀るかの様な如く…
そして兄はソレガシと弟に
神妙なる眼差しでこんな話をしました…

賽銭箱に銭を投げ手を合わせ祈るなら
きっとその願いは叶うだろう云々…

今思えば、我等は信心深き子供でした…
言葉の通りなけなしの小銭を放り込み
一心不乱に両手を合わせる…
そんな事を幾度かした記憶が御座い候…
しかしそれが
宗教詐欺だと気付くことになったのは
それからずっと後の事…
兄は昔から恐ろしい男で
悪知恵にかけては策謀に溢れる所あり…

騙す方も悪いが騙される方だって悪い
教祖にだって誰でもなれる
そしてそれは家族の中にも起こり得る…
皆さん…
神仏との間に誰かを介してはいけない…

そんな事を考えた
少年時代の思い出でした…



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