一膳めし 黒ねこ亭

酒市魚行是梵宮
食べることは生きること
日々の拙い食記録

『斉とう』活魚料理/ 登戸 2014/09

2015-02-08 20:25:09 | 食日記
登戸駅前にある鮮魚割烹。
今回は写真無。


まずお通し。
具沢山な赤出汁、塩辛。ともにとても旨い。
冷酒を頼むと小振りの木の組み樽に酒が入って出てきた。樽香がついていて旨い。


注文したもの。
岩牡蠣
鯒刺し
〆鯖
鯨刺し
お新香


岩牡蠣:かなり巨大な岩牡蠣。殻は両手のひらぐらいあった。中の身も大きく濃厚な味わい。
鯒刺し:歯触りはよい。しかし旨みが薄かった。
〆鯖:脂の乗った〆鯖。味は厚く、旨みが濃い。惜しむらくは生臭さが少しあった。
鯨:稀少なイワシ鯨の尾の身とのことで注文。
分厚い切り身が5、6枚凍った状態で供された。
凍ったままと、少し置いて解凍されてきた状態で食べてみたが、旨味、香り、甘みともに乏しく、若干水っぽさを感じた。
ちょいと期待外れ。



御主人の旨いものを探求する姿勢は素晴らしく、静かで凛としたお店の雰囲気もよい。
旨い料理もある。
が、天然に拘るが故なのか、料理によりコンペティティブでないものもあるように思える。
今回は、味にムラを感じてしまい、私にはピンとこなかった。




此度もいろいろ勉強になった。
いい店なのは間違いないので、また機会があれば伺ってみようと思う。