一膳めし 黒ねこ亭

酒市魚行是梵宮
食べることは生きること
日々の拙い食記録

第六回 佳糧会東京学会報告 vol.2 『焼肉 明月館』

2015-12-05 16:12:13 | 佳糧会
キムチとナムルでビールを飲みながら、学生時代ここでタンとハラミ、そしてハツを食べていた記憶があったので、注文。
それとレバーもお願いする。




タン塩
サシが入っていない綺麗な赤身のタン。
こういうタンは固く、噛みきれなかったりするものだが、こちらのタンは柔らかく、肉汁もたっぷり。




上ハラミ
柔らかで、噛むほどにジュワジュワ~っと溢れ出る肉汁の素晴らしさ。
肉汁注意報発令!





ハツ
サクサクとした歯応え。
そしてやはりジューシーな肉汁が出てくる。




レバー
香ばしく、コクと甘みのあるレバー。




自家製のタレで念入りに揉み込まれて、柔らかく味の乗った肉を佳い加減に焼きあげ、頬張る。
口のなかに美味しい肉汁が広がる口福なひととき。
この店は、建物も内装も、そして肝心の味も昔から変わっていない。
無煙ロースターや、大排気の換気扇などは無い。
換気扇は昔の家庭によくあったプロペラのものだ。当然排気は追いつかず煙をモクモクあげながら肉を焼くと、店内は靄がかかったようになる。
そんな、時代に取り残されたような店だが、いつもお客で賑わっている。
何年経とうが変わらない旨さ。
正直で丁寧な仕事に裏打ちされた味が地元の人に愛されているのだろう。

満足して店を出る。



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