木の上で小鳥がピーチクピーチク鳴いてました。
人間的に見ると、井戸端会議で盛り上がってるようでさ。
盛り上がってるところにこっちも混ぜて欲しくなって、小鳥の鳴き声を真似たりしてね。
近づいたらみんな逃げちゃった。
この逆の事を考えてみたんですよ。
たとえばカルトや侵略者と命がけで戦ってるところに、好奇心の旺盛な鳥が飛んできてさ。
その鳥がたまたま覚えていた人間の言葉が「どっちもどっち」。
木の上から「どっちもうどっち、どっちもどっち」と鳴いて様子をみてるんだな。
なんにも分かってないけど、覚えた言葉が「どっちもどっち」
迷惑な鳥ということで追っ払われてさ。
分からないというのは苦々しい。