私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

ちぢみほうれんそう

2009-02-08 | 1食べる
季節感がほとんどなくなってしまっている現代日本の食材だが、時折とびきり美味しい、季節感のある食材に出会うことがある。

時期の限られるものであって、一年のうち、手にすることのできるのはわずかな期間。
スーパーで見かけると購入せずにはいられない。

このちぢみほうれん草、大寒の頃、おっかなびっくり購入したのだが、驚くほどに甘いほうれんそうである。

葉はちぢみ、ボコボコで不揃い。
泥が根元ばかりでなく、茎にも葉にもついている。
しかし、力のある緑をしている。

おひたしにするのに、一度茹でて調理するが、茹で汁からも甘い香りが漂う。

葉はしっかりと肉厚で、茎ものぶとい。
でも、このほうれん草を用いると、実に美味しいおひたしが出来るのだ。

季節限定と思われる。
姿はこの上なく無骨なのだが、試してみて損はない。
おひたしを度々作りたくなるほどの、魅力を持っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする