私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

鬱の時代

2009-02-23 | 15雑観
昨日、NHKスペシャルを見た。
鬱で苦しむ人100万人時代だそうである。

びっくりしたのだが、精神科の専門的臨床研究をしなくても、医師であればメンタルクリニックの開業ができるのだそうだ。

…という訳で、外科や整形外科、内科などと違い、机と免許があれば少ない資本金で開業できるメンタルクリニックを始めるDr.が増えているとか。

結果が明確に現れにくい分野だけに、適切な対応をされないDr.にあたってしまうと、人生狂ってしまう可能性さえあるわけだ。
怖いなぁ。
医療の世界はミスの許されない世界であるからして、Dr.は高い見識の人々であって欲しいと願うが、ますます人間に対する愛情なくして、損得勘定では渡れない時代になっているのかもしれない。

自殺大国ニッポンの大量鬱時代の到来が、メンタルクリニックの開院ラッシュを後押しをしているのは事実。

しかし、社会を挙げて、我が国は鬱状態に陥っているような気がする。

ニュースを見れば、目を覆いたくなるような無残な政界、財界。
庶民は総じて生活を格下げし、ちぢみ志向の国民性で、せっせと節約モードに走る。

自分のお金ではない税金を差配する国は、相変わらず上手い使い方をしているとも感じられない。

政策のありかたも、お金の使い方も、あらまほしき姿は「繊細かつ大胆に!」だと思うのだが、そう考えるのは決して私だけではあるまい。
コメント
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