私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

悔しかった記憶

2009-04-22 | 12怒る
昼下がり話していて、もう10年近く前の、とても悔しかったエピソードを思い出した。

ワードプロセッサーを打ちやり、初めて購入したPCは、IBM製の重厚なPCであったが、それを二度ばかり引っ越しにつきあわせ、ドメインも変更すること3回目…というインターネット設定の時のこと。

もともと機械にはあまり強くないのだが、一日徹夜すれば、自分でネット接続の設定はできていた。ところが、その時にはどうしても設定が完了しなかった。

ケーブル会社系のネットに接続していたので、サポート体制がいま一つで、設定ができないときには、いくつかある情報系の会社から個別に選んで依頼して下さいという不親切な対応。

リストの中から、最も規模の大きいR社に依頼をかけ、設定に来ていただくことになった。

仕事を休むことも出来なかったので、夕方からの来訪を依頼し、18時過ぎに背広姿のエンジニアが現れた。

ところが、1時間経っても、2時間経っても接続が完了しない。
日はとっぷりと暮れ、21時を過ぎようとするころ、流石に我慢できなくなり
「もう結構です。お帰り下さい。」と退散を促した。

それでもエンジニアはしばらく格闘していたが、結局接続はできないまま、確か料金の10,000円と消費税を受領して引き上げていった。

今の私であれば「設定ができていないのに料金は払いたくない」と言えただろうか。
エンジニアは(本当にエンジニアだったのだろうか?)請求をしないと、領収を切ることもしなかった。

その時以来、R社の製品は決して購入しないのであるが、更に悔しかったのは、設定の試行錯誤の過程で、勝手に電話回線を使われていて、翌月のNTTの請求書にデータ通信の費用が3,000円余り加算されていたこと。

ケーブル会社の回線を契約していて、電話のデータ通信料なんてかかりようがないのに…。

上場企業やそのグループ子会社のお粗末なデータ改ざんや不正が明らかになる度、その時の「大手であれば大丈夫だろう」と信じて依頼をかけた自分の不明を思い出す。
コメント
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