母の入院

今朝早く、電話が鳴り、イヤな予感がした。

・・・・・

携帯を耳に当てると、

すぐさま電話の向こうから緊迫した空気を感じた。




老人ホームで母が痙攣を起こし、

救急車で搬送されたとのこと。

頭の中で様々な悪い予想が交錯する。

着の身着のまま、病院の救急処置室へ駆けつけると、

母は酸素マスクやチューブにつながれていた。

すぐに待合室で待っているように言われ、恐怖で胸がドキドキ・・・。

しばらくして、先生から呼ばれ、ようやく意識を取り戻した母の顔を見たら、ホッとして涙が止まらなくなってしまった。

そして、心筋梗塞の疑いがあるとのことで、脳のＣＴなどの検査があり、

その結果、脳は認知症のため萎縮しているものの、異常は見あたらなかった。

しかし、血液検査や、酸素の低下など、肺塞栓症ではないかということで、2週間の入院となってしまった。

ということで、今も私は、母の病室にいます。


今週は、月曜日から3日間、学会の仕事で朝から晩まで国際会議場に缶詰状態でクタクタ～。

昨日と今日はしっかり身体をお休みさせる予定だったのに、またもや、こんなことに・・・

私には、色々なことが降りかかるように神様がいたずらしてるんじゃないかと思うほどです～。

人生とは誠に大変でごザル


皮肉にも、本日、ある雑誌の〝人生の醍醐味〟という特集で【闘病で見つけた人生の目的】というタイトルで私のインタビューの様子が掲載されているみたいです・・

新聞の中吊りに、名前が出ていたらしく、朝それを目にした癌友からメールを頂きました（ありがとうございます）

先月、取材を受けて、何を語ったのか忘れてしまったけれど（笑）、こんな日は、何だかそんな記事が少し励みになりました。


生きていれば、毎日必ず色々なことが起きていて、必ず何かを感じているわけで・・・、

つまり確実に言えることは、新しい毎日と出会い、少なくとも新しい何かを発見して、誰もが前に進んでいる。

日々、人生のレッスンなのだ。


特に最近の私は、

何かが起きる度に、

誰かに感謝、

誰かを思いやる気持ちが深くなっていく。


辛い思いをする分、

この世に生まれた本当の面白さが、

ますます深く味わえるようになってくるようだ。


今日、また私の人生の階段をワンステップ駆け上がったような気さえするのだもの。

しばらく、病院での母の介護が続くけれど、母と一緒にいる時間を楽しもうと思う。

母の笑顔が戻るように、私の笑顔を磨かないとネ。


しかし、疲れた。

今夜はマッサージへ行きたいぜよ・・・