‘ペリカンのM800グランプラス’…2月に発売された、国内販売予定数600本の限定品です。
10年ほど前に同名の限定品がM600サイズで発売されたらしいですが、今回は、M800サイズでの復活バージョン…茶色と黄色のマーブル模様に混じって、アクセントとなっているブルー(Pen&Messageさんの久保さん曰くサファイアブルー)がなんとも上品で大人な雰囲気を醸し出しています。
実はここんとこ少し万年筆を購入する頻度が高めなので、溢れる物欲を少しセーブしようと思ってて…今回は、我慢してスルーだなと心に誓ってたのですが…そんな時、別件でPen&Messageさんに問い合わせをしたんですが、対応してくださった、店員の久保さんに試しに‘グランプラス’の話を…久保さんは凄いです!一流のセールス‼︎勉強になりました…気がつくと、まだ在庫は有りますかと尋ねちゃったりしてて、、、最後の方は、ニヴをEFにするかFににするかの相談をしてました。
ちょうど大阪に出張の予定がありましたので、その気になれば日帰り可能なところを無理矢理泊りにして一泊二日の日程に…初日に仕事を全て片付け、2日目に神戸元町へ…11時の開店に間に合わせてPen&Messageさんに…既に先客がいらしたので、店内を物色してたら、久保さんが店内にあるだけの‘グランプラス’5本を持ってきてくださり…お目当のFニヴは、1本しか有りませんでしたが、ニヴ交換が出来るとの事で、この5本の中から好みの軸を選ばせていただきました。
マーブル模様なので、それぞれの軸色が様々…個体差があるので、5本並べてみたり、1本1本キャップを軸尻に差してみたりと、じっくり念入りに時間をかけて選ばせてもらいました。
選定したのは、茶色の色合いが濃くて、その上にブルーが全体的に多く入っている物にしました。
ペン軸をこれにしようと決めた頃にちょうど先客のペン先調整が終わったので、次はいよいよ、店長の吉宗さんに‘グランプラス’の調整をお願い…こちらも念入りに…もう少しフローを良くしてくれとか、まだ少し書き出しに引っ掛かりが…とか、何度もやり直してもらいましたが、吉宗さんは、快く引き受けてくれました…チト無理して神戸まで来た甲斐があったと心から思いました…多少お金を出しても気持ち良く買い物ができるのは快感ですねぇ…。
そしてPen&Message 吉宗仕様の‘グランプラス’の書き味ですが…Fニヴとは思えない程の滑らかな書き味!
インクフローもFニヴの範囲内で、充分満足のいく多めのフロー…至福の時です。
インクは、軸色のマーブルに入っているブルーに合わせて、Pelikan4001ロイヤルブルーを入れてみました…定番中の定番の色ですが、なかなか良い組み合わせではないかと…ベストセレクション!…自己満足でございます。
…しかし、改めて見ても、綺麗で魅惑的な万年筆です。
買う決心をして良かったと改めて感謝…ありがとうPen&Message…ありがとう吉宗さん…ありがとう久保さんです。