Bacchusの欲望日記

グータラだけど物欲、食欲、睡眠欲…欲望だらけの私、Bacchusの日記です。

Pelikan M400 EF 細字研ぎ出し / ペリカン M400 EF 細字研ぎ出し

2017年10月29日 11時50分00秒 | 万年筆


万年筆の好みの書き味は、人それぞれ…10人10色の好き嫌いがあると思いますが…
自分の好みは、紙の上を滑るような書き味…
インクフロー多めで、筆圧を掛けずに書いても、紙の抵抗を感じない滑らかな書き味…ヌラヌラスベスベ…想像するだけで、ゾクゾクします。
…なので、ペン先も中字〜太字が好みなんですが、使っているノートの罫の幅とのバランスもあるので、FニヴやMニヴがメイン…どちらかと言うとMニヴが多いかな…。
EFニヴは、そんなに使うコトが無いのですが、ペリカンのEFニヴは、EFとは言え結構太め…国産萬年筆のMニヴ程度かな⁉︎…インクフローも多めで、EFでもけっこう滑らか書き味を楽しめるペン先なので、ペリカンだけは、EFニヴを何本か所有してます。

でも、他の万年筆はねぇ…どうしても細字になるとペン先のカリカリ感が気になって…
「どうせ万年筆を使うならヌラスベ感が高くなるFやMニヴ以上で!」っと、EFニヴにはなかなか手が出ないのが常です。



趣味で使う分には、太めの字幅で大らかに文字を書いて楽しめば良いのですが、
今年から…今までスケジュール管理をGoogleカレンダーと携帯アプリのデジタルで行ってたのを、ダイアリーノートや手帳を使った紙媒体のアナログ管理に変更する事にしました!
えっ⁉︎なぜって?…もちろん万年筆使う為!
1文字でも多くの文字を万年筆で書きたいからです‼︎

万年筆との相性が最高に良いグラフィーロ紙を使った‘Pen&Message’のオリジナル正方形ダイアリーを購入し、勢い勇んで万年筆で書き込むと…
ペリカンのEFニヴでは、その小さな枠の中に文字が収まらず…無理やり小さな文字で書くと文字が潰れてしまい、書いた本人でも解読不可能な状態に…。

元々、仕事でも万年筆を使ってるので、どーせならスケジュール管理も上質な紙とお気に入りの万年筆を使って楽しんでやろうと思ったのですが…。
仕方なく国産万年筆のEFニヴを購入しようかと思いましたが…なんか違うんですよねぇ…
仕事に使うとは言え、万年筆を使うのであれば、やっぱりお気に入りの万年筆を使いたい…でも、残念ながら‘ペリカン’や‘ラミー’などの外国製品のEFニヴは、太すぎて…完全に作戦失敗です。
結局、国産の細字万年筆を購入する踏ん切りもつかず…ボールペンの中でも格段に書き味の良い…って言っても万年筆の書き味には、及びませんが…‘カランダッシュ’の849を使って、しばらくは、スケジュール管理をしてました。



そんな時に目に留まったのが、‘Pen&Message’の「細字研ぎ出し」
ペリカンM400EFを国産万年筆の細字ぐらいまで細く書けるようにした万年筆です。
ちょうど良いタイミングで、Pen&Messageで、予約段階で売切れになってた‘M400トータスシェルブラウン 茶縞’が再入荷したトコでしたので、早速、店長の吉宗さんに問い合わせ…
茶縞も細字研ぎ出しに調整可能との返信をいただいたので、即決めで注文を…もうそこに迷いはありませんでした。

年の瀬も押し迫った忙しい時期の注文だったのですが、年内ギリギリには、細字研ぎ出しに調整されたM400トータスシェルブラウン茶縞が、手元に届きました。
吉宗さんにはかなり無理をしてもらったかなと…同封された吉宗さん手書きのお手紙と合わせて、感謝感激でした。



早速ノートに試し書き…
おぉー細字!




通常のM400EFニヴのペン先と比べてみました。
同じくEFニヴですが、ペンポイントの大きさが全然違いますねぇ…。
字幅も驚きの違いです。

気になる書き味は…
細字独特のカリカリ感も無く、滑らかな書き味…想像してたのとの違いに驚きです。
お好みの「紙の上を滑るような書き心地」とは違いますが、程良い紙の抵抗感が…氷上を切り裂きながら滑るスケートのような…なんか快感…こんな書き味も良いかも!
細字の新たな魅力を教えてもらいました。



お好みの軸柄に快感書き味の細字万年筆。
正方形ダイアリーとMicro5 のシステム手帳のお供に大活躍の毎日です。