ペリカンから特別生産品‘クラシック M205 デモンストレーター’が発売されます。
万年筆のボディやキャップに透明な素材を使って、内部の構造を見ることができる、スケルトンタイプの万年筆を、ペリカンでは「デモンストレーター」と呼んでいます。
もともとは、ペリカンが誇る吸入式のピストン機構をデモンストレーションするために作られたそうですが、2000年に‘M200 デモンストレーター’として製品化して発売、内部の機構が観察できる面白さが話題となり大ヒット…
それ以来、クリップやリングがシルバータイプのM205やブルーやグリーンのスケルトンタイプ、M800シリーズやM1005…最近では、エーデルシュタインの年度限定インクに合わせた色のM200/205が発売されるなど、様々なタイプのデモンストレーターが、発売されています。
無色のクリアータイプのデモンストレーターになると、2015年にM805でパーツ名刻印入りと無地のモノが…6年前の2012年にはM200が…7年前の2011年にはM1005…そして10年前の2008年にはM800…と、わりと定期的に発売されてますね。
シルバータイプのM205デモンストレーター自体は、2006年に発売されて以来の12年ぶりの発売になります。
自分の場合、クリアータイプのデモンストレーターは、2012年に発売されたM200のEFニブとFニブの2本を所有してますが、
EFニブの方には、ペリカンのエーデルシュタイン ‘ジェード’を、Fニブの方には、同じくエーデルシュタインの‘マンダリン’を入れて、仕事で使う書類にアンダーラインを引いたり、注意点の書き出しや修正などに使ってて、
もう4年以上職場のデスクに常駐となっています。
今回発売になる‘M205 デモンストレーター’、ペリカン 提供の画像を見た感じは、リングやクリップがM200のゴールドからシルバーに変わり、なんとなく上品な感じが増したような気が…
国内販売予定数が、5,000本と多めなので、いちど現物を見てから購入するのもアリかもしれません。
スケルトンタイプの万年筆は、ペリカン以外のメーカーでも数多く発売されてて、、、得てしてちゃちく…安っぽく見えてしまう残念なモノも多いのですが…
ペリカン のスケルトンタイプは、ゴールドにしてもシルバーにしても、アクセントとなるリングやクリップの色使いが絶妙で、上品な仕上がりになってると感じます。
また、M200/ 205シリーズに使われているスチールのペン先は、程良い柔らかさが魅力的なスチールとは思えない書き心地…
これに他のペリカンの万年筆と同様のピストン吸入式ですから…ペリカン製品の中でも価格を抑えた普及版になりますが、手は抜いてない!おススメの万年筆です。
…ってコトで、このシリーズで、ちょいちょい限定品が発売される度に、ついつい購入してしまうペリカンファンの方も多いのではないでしょうか。
発売は、今月末…もうそろそろ?…6月中頃かな⁇
これからの季節にピッタリの1本になりそうです。