棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

デフォルメ-2

2011-11-01 08:28:03 | 山郷の暮し
いやーー11月ですねーー。
天気予報によれば「暑い所がある」と・・。
我が花の谷から見えるアルプスに、ほんのりと雪がついています。先日の雨降りは、山では冬山となっていたのでした。犬の塑彫刻のつづきです。
最後の仕事は彩色である。
これが難しい。技術的よりもどんな色にしたらいいのか。
通常は石膏の白色や、ブロンズ像の色などを塗るが、どうもアタリマエすぎて面白みがない。
かといって奇をてらうつもりはないが、自分自身の中で冒険的な製作にしてみたい。
なによりも、あえて残してあるコテ跡などの製作時の手の動きなどが生きてくる色彩でなくてはならない。
フラスチック製のつるりとした人形もいいのだが、作者の吐息も表しておきたいもの。
つまり、なにかやりかけのように見える所があったり、指紋や指跡などをあえて残してあるのです。そのかげんが作者の個性の一つでもある。
「そこが芸術作品と量産品との違いだ」と、鼻の穴をおっぴろげているのでゴンス。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本